KRPについて
KRP(Kogakuin Robot Projectの略)とは、2000年に始動した、ロボット制作を軸とした工学院大学の学生プロジェクトです。
KRPでは、ロボットのアイディアを出す段階から実際に制作するまで、全ての工程を学生が行い、
ロボットの回路・機構・制御などのロボット製作に関する技術を基礎から学ぶことができます。
さらに、ロボット制作に必要な創造性や技術を磨くとともに、チームでロボットを制作することでコミュニケーション力をつけ、さらに制作の難しさや楽しさを経験することができます。
KRPは、基本的に毎年6月に開催される「NHKロボットコンテスト」、さらにその優勝者だけが出場できる世界大会「ABUロボットコンテスト」への出場を目標に活動しています。
大会がない期間は、自分が作りたいものを作ったり、先輩や後輩の設計切削の手伝いなどをします。
学生プロジェクトについて
工学院大学で活動している団体の中で、大学の審査を通過した団体は「学生プロジェクト」と認定され、
大学から施設・設備・活動費などを援助してもらえます。
→大学HP「学生プロジェクト」
入部したい人へ
毎年4月に入プロ希望者向けの説明会を行っていますので、そちらにお越しください。 説明会に出なくても入プロは可能ですが、詳しい活動内容やKRPの雰囲気などもわかるので、参加することをお勧めします。
プロジェクト概要
<活動内容>
KRPでは主に、機構・プログラミング・回路の3つの班に分かれ互いに連携を取りながら活動しています。 1年生は道具やソフトの使い方や設計のやり方、製作方法を先輩から教わりながら技術を習得し、 9月に大会のあるF^3CRに向けて活動します。そして2年生の夏には本番であるNHK・ABU大会で優勝するためのロボットを制作します。 また、個人では技術力の向上を目的とした技術開発にも取り組んでいます。
<機構班>
機構班はロボット製作の中でメカニックな部分を作成している部門です。
目で見える動いている部分は機構班が作成しています。
主に設計、加工、組立という工程があります。1年生はねじや歯車、軸受といった機械部品の使い方や設計のやり方、設計ソフトの使い方から加工機材の使い方を先輩に教えてもらいます。
また、大会以外の期間は大会で使いそうな機構を設計してみたり製作してみたり…といった開発を行ったりしています。
変な加工を行ったりする人もいます。ロボコンではやはり見えやすい機構が注目されます。
かっこいい機構を一緒に作りませんか?


<プログラミング班>
ロボットの体を作り上げる機構班に対し、ロボットの中身である“プログラム”の作成を行うのがプログラミング班です。
プログラミング班では、ロボットをどのようにどれだけ動かすかを逆算して考え、それをソフトウェア開発ツールを用いて書き起こし試行錯誤して、ロボットの制御をおこないます。
プログラミング言語はC言語やC++、Arduino等でプログラムを書いています。
最初はC言語や逆運動学、アルゴリズムなどを勉強し、最終的には自分たちで制御ができるようにすることを目標にしています。
プログラミングに興味がある人は是非!


<回路班>
回路班は文字通りロボットの回路を担当し、回路設計及びはんだ付けを行い回路部品を基板に着けていく基板実装を行っています。
ロボットを生き物で例えるなら、機構は“骨・臓器・筋肉”、プログラムは“思考”、
そして回路はそれらを橋渡しである“脳・神経・血管”といった役割を持っています。ちなみに、心臓はバッテリーです。
最後に回路班のメリットは、一生楽しめる趣味が手に入ることです。
娯楽の幅を広げて刺激的な日々を過ごしたい人は回路班に是非来てください!


FAQ
Q. KRPに加入するにはどうすればよいですか?
ここをクリック!
Q. パソコン初心者でも大丈夫でしょうか?
パソコン初心者だった情報学部の学生もいるので大丈夫です。
Q. 今までロボットを作ったことがありませんが、入れますか?
ロボット製作の基礎から教えるので大丈夫です。(現在所属している部員のほとんどが初心者でした)
Q. 活動時間はどれくらいですか?
5限終わりの17時30分から大体9時までの週3~5日活動しています。
大会前の状況によっては、週7で活動する場合もあります。
テスト期間は休みですが、活動している人もいます。
Q. 学業との両立は出来ますか?
活動はかなり忙しいですが、きちんと予定を立てれば両立は難しくないです。
Q. 他のサークルと掛け持ちは出来ますか?
出来ないことはありませんが、お勧めできません。
Q. 部費はどれくらいですか?
部費は半期5000円です。
しかし、1年生は後期から取ります。
Q. 活動場所はどこですか?
八王子キャンパス:17号館 1階 夢づくり工房
八王子キャンパス:17号館 B1階 ラウンジ
で活動しています。
Q. プロジェクト内の上下関係はどんな感じですか?
上下関係は緩いです。高圧的なメンバーはいません。
Q. 途中から参加しても大丈夫ですか?
A. はい、歓迎します。
Q. 推薦合格者ですが大丈夫ですか?
大丈夫です。数名います。
Q. 通学時間はどれくらいですか?
片道2時間の人もいれば10分くらいの人もいます。
Q. PCはどのようなものが必要ですか?
生協パソコンは推奨しません。
また、それぞれの分野で必要になるスペックが変わってきます。
共通点…Windowsを推奨します、Macでは動かないアプリケーションが多くあります。
制御班(プログラミング班、回路班)…そこまでスペックが必要ではありません。
作業性のよい大きさ・重さ(人それぞれ)、キー配置のものを選んだほうがいいです。
機構班…設計をする場合、PCのスペックが必要になります。
・CPU…最低限Intel i5(第13世代以降)であれば十分に動作しますが重く感じるかもしれません。i7推奨
・RAM…16GB以上推奨。拡張できるPCを購入したほうがいいかもしれません。
・ストレージ…SSD推奨。RAMが小さい場合にはHDDだと動作が非常に重くなります。
・GPU…なくても問題ありません。より快適かつ大きな機構を設計する場合にはOpenGL対応GPUが必要となりますが、
NVIDIA GeForceはOpenGLに最適化されていないので、NVIDIA Quadro(or Tesra)が必要になります。
ただし、これらは非常に高いので、推奨しません。これが必要になるほど高度な機構は…