NOBE Laboratory
My Opinion
2002 ACsystem


2002年度 「空気調和システム」講評
(これは受講生向けのメッセージです)

2002年1月22日に実施された1部建築学科3年「空気調和システム」の試験について講評する。

概評
本年度は少々試験問題のスタイルを変えたために、面食らった受講生も若干あったのではなかろうか。採点の手間が掛かるのを承知で、すべて論述式の回答を求める問題とした。講義では空気調和システムの技術的な解説を建築に関連づけながら論を進めたが、前者の断片的な知識を後者の見地で如何に関連づけるかが重要な点であった。本年度の諸君の答案からもその端々に小生が伝えたかったことへの反応が見出され、意を強くした。但し、誤字脱字あるいは漢字で表記すべきところをひらがなで記す、といった間の抜けた答案も散見され、読書量の不足が明白である。


問1
定められた字数で語句の説明をするという設問に対して、要領よく過不足のない回答を記入した者もいれば、かなりデタラメな内容でマス目を埋めた答案も見受けられた。しかし、試験という状況においては何らかの文字が書き入れられていなくては採点のしようもない。中には想像力を駆使して奇想天外な説明を試みた回答もあったが、この努力は白紙答案よりも評価できる。14の語句から7つを選んで回答する形式としたが、2〜3の欄が空白の答案も少数ながら見受けられた。正答率70%程度か。

問2
比較的自由な記述を求める出題であったが、回答欄には各人の個性が発揮された。講義の内容から幾つかの解答パターンが想定されたが、それ以外にも多少我田引水ではあるが読み手を引き付ける答案がいくつか見出されたのは、僥倖であった。これも正答率70%程度か。


高得点者
大森裕之 岡本大樹 尾崎裕 北山恵里奈 坂井達也 佐々木裕司 佐藤智 鈴木克郎 鈴木康平 高岡直人 堀田晃 益田悠輔 山口慎司