NOBE Laboratory
Project
2002 Tsukuba


古民家の環境改善と省エネルギー

雨が雪になりそうな寒い一日、茨城県の筑波山神社付近にある古民家の環境調査に向かった。今回は建築都市デザイン学科後藤研究室とのコラボレーションということで、明治初期に建てられた民家における冬季の環境改善がテーマであった。古民家の持つ味わいや意匠性を損なうことなく温熱環境改善と省エネルギーを達成し、しかも地場の職人さんが腕を振るえる、といった欲張りな案はなかなか見つからなかったが、寒くて暗い室内をじっくりと味わっているうちに妙案(まだ秘密)を思いついた。予め図面を見ていたが、やはり実物に触れてみると具体的なアイデアが湧いてくるものだ。更なる工夫とその効果測定を来年の研究テーマにしたいと思う。


風情のある石段が残る参詣道。


建築都市デザイン学科後藤研究室のメンバーと。