研究概要
都市における地球温暖化問題やヒートアイランド問題の対策として、日射遮蔽膜や高反射率塗装、保水性舗装材といった各種対策技術の効果検証と研究開発を行うとともに、品川区における都市環境モニタリングによって、自治体主体の環境施策ツール作りをサポートしています。
建築分野のソフト面での省エネ手法として、住宅ではエネルギー消費量と設備の使用方法・ライフスタイル調査をもとに、HEMSを用いた家庭内のエネルギーマネジメントや省エネ意識啓発の研究を行っています。
伝統民家やパッシブソーラー建築、環境配慮外装システム、新素材・新工法を生かした建物等の実測調査を行いながら、資源循環性に配慮し建材・工法・住環境性能・自然素材・自然エネルギー利用を考えた建築のあり方を研究し提案しています。
建築躯体は長寿命化や再資源化が進められていますが、内外装については遅れており、将来的に混合廃棄物となる設計がされています。そこで、廃棄物発生要因の把握とリユース・リサイクル促進を図るため、中間処理施設・解体現場の調査をふまえて分離解体容易工法の検討を行っています。
様々な環境対策の為には材料レベルから環境配慮を検討する必要があり、環境建材の研究開発を行っています。保水性ブロックの機能向上研究や保水性セラミックスルーバーの開発、内外装材として熱・空気環境の改善効果が期待される天然水硬性石灰(NHL)の研究開発などを行っています。
近年、建築設計や日常生活における環境配慮は当たり前のように言われていますが、これまで長い間つくられ、使われてきた建材や工夫、設備、そしてライフスタイルを根本的に変えていく事は容易な事ではありません。研究室ではこういった現状の問題点を調査し、把握した上で、広い意味での地球温暖化・ヒートアイランド対策として、自然エネルギーの利用や建材のリユース・リサイクルまでを総合的にとらえた建物・都市の環境設計手法に取り組んでいます。
地球温暖化・ヒートアイランド対策研究
住宅〜地域〜都市 / 材料〜設備〜住まい方
Material 〜環境建材の開発〜
3R Structure 〜分離解体容易工法〜
Ecological Desigh 〜環境設計〜
Energy Management 〜エネルギー管理〜
Urban Environment 〜都市環境改善技術〜