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テーマ: 資源環境の保全をめざした二次副産材を導入するコンクリート材料の発展的利用に関する研究 |
研究概要: 人間はライフサイクルを通じて,大量の資源とエネルギーを消費し,様々な環境問題を生じさせている。固形廃棄物の代表であるコンクリート廃棄物は,2000年には1億t程度が排出され,2055年前後には4億t程度が排出ピークを迎えると予想されている。再生骨材のJIS規格化等による利用促進が期待されるものの,今後の需要構造や最終処分場切迫の問題により,引き続きコンクリート解体材の利用のあり方は緊要な課題となっている。一方,首都圏では骨材採取地の偏在化が進行しており(図1) 1),今後は,輸送負荷の影響を始め,完全リサイクル型の予防的材料選定手法の適用,更には石灰石骨材による乾燥収縮低減効果,副産微粉等の工業規格の影響2-4)など,総合的な観点から骨材利用のあり方を検討する必要がある。 以上を踏まえ,本研究は,産業活動より生じた微粉,再生骨材などを二次副産材と位置づけ,同一産地・種類型(以下,ファミリー型)の材料選定を行ない,骨材微粉使用量を増加させたコンクリートを製造する。そして,基礎的物性の評価ならびに環境影響評価を実施し,環境保全に資するコンクリート材料の発展的利用のあり方を検討する |
研究業績: 田村雅紀,浅見正雄,依田和久,大島正記,齋藤順一,資源環境の保全をめざした二次副産材を導入するコンクリート材料の発展的利用に関する研究,その2 コンクリートの基礎的物性,日本建築学会学術講演梗概集A-1, pp.1135-1136(2009) 田村雅紀,浅見正雄,依田和久,大島正記,齋藤順一,資源環境の保全をめざした二次副産材を導入するコンクリート材料の発展的利用に関する研究,その1 研究概要と環境分析,日本建築学会学術講演梗概集A-1, pp.1133-1134(2009)
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