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テーマ: 市場普及品塩化ビニル壁紙における色差・光沢度及び換算表面粗さの物性分析と3指標の相関性評価 |
研究概要: 塩化ビニルは耐久性、耐摩耗性に優れ様々な建築材料に使用されている。内装仕上げ材である壁紙では内装仕上げ壁紙は良好な施工性、安価なコスト・施工時間の短さに定評がある仕上げ材として住宅・マンション・大規模公共施設など規模や種類に関係なく使用され、最も身近な建築材料であり、室内の壁・天井に使用され多彩な色彩およびテクスチャーにより内装仕上げ材として欠かすことのできない材料となっている。壁紙の材質は紙・繊維・プラスチック・塩化ビニル樹脂等があり、その中で全体の生産量の90%以上を占める塩化ビニル樹脂の調査を実施する。これは、多数のシェアを占める材料を選ぶことで研究結果に汎用性を持たせるためである。 また,実際の壁紙の選定において、サンプル帳は大量の細切れになった塩ビシートが記載され、個々の壁紙の違いが判別しにくくなり、イメージ通りのインテリアを実現することは困難である。生産者においても、多品種・大量生産を余儀なくされ、使用頻度の低いものを生産している可能性がある。 本研究の目的は、塩ビ壁紙の明度・光沢度・表面粗さの相関を調査することで、ユーザーが壁紙を選定する際の判断基準の構築を目指す(図1)これにより,生産者は本研究を通じて、ユーザーがどのような壁紙を好んで使用するかをデータとして知ることができる。研究の流れは,サンプル帳で布目・石目などと記載されている柄を、テクスチャーにより再分類を行い、その色相や光沢度を調べる。これにより、色相と表面粗さの関係をデータ化し相関関係を知ることにより、新築時やリフォーム時にどのような壁紙を選択することが依頼主に採り快適な空間となるかを判断する材料とする |
後輩へのメッセージ: こんな私ですが、皆さんよろしくお願いします。 一緒に楽しい研究室にしましょう。 |