重山のぞみ
テーマ:
表面改質処理木材の色彩特性と熱劣化に関する研究

研究概要:
建築は、時間の経過とともに劣化していく。建築物の使用年数に影響を及ぼす原因はいくつかあり、そのなかでも一番の原因は建築物の劣化である。木造伝統建築は歴史があるだけに長く保たせたい。今回、銀閣寺の耐震改修や名古屋城が復元されることによってこけら葺き(屋根材)が問題となっている。こけら葺きは、古来より傷んだら修理・交換の早期劣化の問題が注目されてきており、早期劣化することによって、葺き替えやメンテナンスをするサイクルが短くなり、維持保全コストが増大することが大きな問題となっている。 本研究は、一般的な木の特性を知り、木材によりどのような熱劣化の違いがでるか、塗料を塗る際に木材による違いでどのような色彩変化が見られるか、また、塗料の違いでどのような紫外線劣化の違いがでるかを調べ、熱や紫外線に強い木に処理することができ、木造伝統建築を長く耐久できるようにさせ、かつ美しい色を保つ材料にすることを目的とする(図1)。

後輩へのメッセージ:
私も入ったばっかで、よくわかりませんが、一緒に材料について語りましょう(笑)