田中良拓
テーマ:
首都圏で実施工された建築構造用コンクリートの色彩特性分析と原材料物性因子との相関分析

研究概要:
コンクリート構造物の表層劣化は、ユーザーの印象に悪影響をあたえるだけでなく、人間の体でいう皮膚が痛む状況と重ねられることから、体の肉となるコンクリート部分の特徴を,色彩非破壊で分析し,その関係性を導き出す研究といえ,今後のコンクリート製造・施工で新たに考慮する物性的因子を抽出する。 又、現在、スラグ系混和材,混合セメント(FB,BBなど),骨材多様化などにより、コア抜き取り時などの構え造体コンクリートの評価に,非破壊試験などによる「迅速性」,「新たな評価手法」が必要とされている。また,ひび割れ周辺のCa溶出を伴うような表層劣化の判断基準に,色彩特性による評価が適用できる可能性がある。  本研究では藤森らのコンクリートの色彩特性の分析方法を参考1)に,首都圏で実施工された建築構造用コンクリートの色彩特性分析を行い、現在あるコンクリートの色彩特性をプロファイリングする。その後に原材料物性因子との相関分析を行い、原材料の色彩特性がコンクリート表面色差へ、どのように影響を与えるかをみる。
後輩へのメッセージ:
たむけんで僕とえんじょいしよう!

関東支部PDF