渡辺恭平
テーマ:
都市建築ストックマネジメントに向けた 首都圏の実施工−鉄筋コンクリート造建築物における 資材利用・輸送時環境負荷評価
研究概要:
現在,温室効果ガスの削減が世界的な動きとなっている。中でも二酸化炭素排出量の影響が重視され,その積極的な削減対策が実施されている。日本では,年間約13億tの二酸化炭素が排出されており,建築分野はその約4割程度を占める主要な排出源となっている1)。 一方,昨今は物資輸送に伴う二酸化炭素排出による環境負荷が問題視されており,農林水産省では「フードマイレージ」2),国土交通省では「モーダルシフト」3)といった輸送時環境負荷量に関わる対策が実施されている。建設分野ではコンクリート用骨材の輸送に関して,採掘地の偏在性を踏まえ,陸路・航路の輸送形態ごとの輸送回数が環境負荷値に大きく影響することが示されている。4)  以上を踏まえ,本研究では,研究1として3月・9月期の首都圏に流入したコンクリート用骨材の年間需給動向を調査し,陸路・航路による採掘地から東京までの輸送に伴う二酸化炭素排出量を試算し,輸送形態と季節変動が二酸化炭素排出による環境負荷量に及ぼす影響を分析する。
後輩へのメッセージ:
楽しい研究室です。
自分の力を十分に発揮できると思います。

研究業績:
Masaki Tamura Watanabe Kyohei,Yoko Naaahi, Environmental Impact Evaluation of In-transit and Usage of Concrete Materials conveyed to Tokyo District for promoting the Building Stock Management, Proceedings of the International Conference on Sustainable Building Asia, pp.267-272, 2010.2

渡辺恭平,田村雅紀,名知洋子,首都圏で実施工された鉄骨造および鉄筋コンクリート造建築物における資材利用・輸送時環境負荷用か,pp.93-96, 2009年度日本建築学会関東支部発表論文集,2010年3月

渡辺恭平,田村雅紀,名知洋子,首都圏で実施工された鉄骨造および鉄筋コンクリート造建築物における資材利用・輸送時環境負荷用, 2010年度工学院大学研究報告


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