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テーマ: コンクリート系材料の炭酸化処理による二酸化炭素固定量の把握と改質粒子の開発 |
研究概要: 現在地球温暖化を背景に世界規模で二酸化炭素排出量の削減が求められている。我が国でも京都議定書より2008〜2012年までに1990年度比で6%の削減が 求められている。しかし、2007年度の調査では二酸化炭素の総排出量が1990年度比で8.7%上昇し、目標達成が危ぶまれている。 一方で高度経済成長期に多く建てられた建築物が更新の時期を向かえ、今後産業廃棄物として解体コンクリートが多く排出されることが危ぶまれている。 本研究ではコンクリートが炭酸ガスと結合し「炭酸カルシウム」を形成するという基本的物性でもある中性化(炭酸化)を定量的に把握し、その量を二酸化 炭素削減量として評価出来るツールを作成すると共に、中性化したコンクリートがどの様な物性に変化したかを確認し、今後解体したコンクリート塊を再 びコンクリートに混入出来ないかを評価することを目的とする。 |
後輩へのメッセージ: 建築材料は、とても重要なジャンルです。 例えば…「あなたは材料(木やコンクリートetc…)を使わないで家を建てられますか!?」と言われたとき、建てられる人はまずいないと思います。 材料と言っても色々ありますが、田村研究室では「〜の材料をやりたい!」という意思さえあれば、ある程度自由に研究出来ます。また「どんな材料があるかよくわからない。」と言う人でも大丈夫。優しい先輩方が色々教えてくれます。 建築系学科は他学科と違い半期早くは入れるので、材料のことはよくわからないけど、おもしろそうだなと思ったらぜひ入ってみてはどうでしょうか? そして、一緒にコンクリート練りましょう!!! |
関東支部PDF |