磯川 光

卒論タイトル:
ペット共生住宅のQOL改善を目的とした内装建材性状の評価

研究概要:
ペットも人も快になるよな健康建材を開発します。

現在の日本では犬猫だけでも約2684万頭がペットとして飼われている。この数字は65歳以上の高齢者の数と大差がなく、15歳未満の子供の総数を上回る程の数字となっている。さらには近年のマンションの増加の影響などにより、室内飼育が急増加している。しかし、現在の住宅ではペットと人が共生していくには困難な点が多々あるのが現状である。そこで本研究はペットのなかでも最も多く飼育されている「犬」に注目し、図1のような問題に対して、研究1ではペット共生住宅のQOL(Quality Of Life:生活の質)改善に関するアンケート調査、研究2では具体的な建材性能実験を行っていく。

1)研究1Aより今後のペット対応建材に要求されているのは「臭い」、「音」、「抜け毛」の3つであり、いずれも人の快につながる項目となった。

2)研究1Bより最も様々な種類のペットが出入りするペット宿にて、物理指標に該当する3つの項目に相関がみられたため、建築という物理的工夫による心理的変化が可能であるということがわかった。

3)研究2Aより犬に必要な湿度調整を行うにあたって、漆喰を用いる場合、本研究内での目安としては、厚さ5~10mm、表面はフラットで施工することにより、吸放湿性能を最も発揮するであろう。

本研究の一部は、日本建築学会材料施工部門ユニバーサルデザイン建材WGの調査活動による。また、本研究において、日本建築学会ユニバーサルデザインWGの皆様、鈴木建塗工業鈴木光氏、富沢建材冨沢英一氏、ジョイントフォー藤野宇一郎氏、オウ ション デ セゾン鈴木清実氏に助力を得た。

研究成果:

松本光,田村,金巻とも子:ペット共生住宅のQOL改善を目的とした内装建材性状の評価,日本建築学会関東支部研究報告集,2011.3

磯川光,田村,金巻とも子:ペット共生住宅のQOL改善を目的とした内装建材性状の評価,日本建築学会関東支部研究報告集,2011.3予定

自己アピール:
趣味:カラオケ ボウリング  バイト 特技:バスケ

誕生日 10月21日てんびん座A型

今は,研究で得られた知見なども活かしながら,リフォーム設計開発の会社につとめています!