|
テーマ: 被災を受けた建築物を対象とした輸送時の環境影響評価 |
研究概要: 都市圏では、巨大震災被害が生じた際に,コンクリー塊をはじめ,廃木材,がれき等の膨大な震災廃棄物が生じるとされている。 阪神淡路大震災では,1500 万dとも云われる大量の被災建設廃棄物が瞬時に発生し,東日本大震災では,宮城県だけで1500万〜1800万トンのがれきが発生している。また環境省などによると,阪神大震災のがれき処理量は約1500万トン,処理費約3200億円を要し,処分完了まで3年以上かかった。 今回は宮城県だけで1500万〜1800万トンになるといい,他県も合わせると阪神を大幅に上回るのは確実である。1)2)首都直下型地震では,阪神淡路大震災の6.4 倍程度(9600万d)という膨大な被災建設廃棄物が発生する予測もされており,そのため適正処理と費用やCO2の排出量の想定が,その後の都市復興に重要な役割を担う。 本研究では,今後起こるであろう首都直下型地震での被災建設廃棄物からでるCO2排出量と処理費用の想定を行う。 そのために図1の流れに従い,まず研究1において東日本大震災の実態調査やヒアリング調査を行う。その後,研究2である被災地の建築物や,がれき処理の現状について評価を行う。がれきモデルのCO2排出量と処理費用の想定を,処理ルートを設定した上で試算し,各ルートを評価する。 1) 10tトラック一台に,がれきを満載にする場合,コンクリートは8.5~9.5t積載できるが,木材は空隙が多くできるため,2.5~2.7tしか積載できない,よって積載方法の改善により,輸送台数を削減可能ある。 2) 災害廃棄物の輸送時CO2排出量は,同じ重量を運搬する場,木材がれきはコンクリートがれきの約3倍もの量を排出しているため,輸送手段の改善により, CO2排出量を改善する必要がある。 |
自己アピール: 趣味…ソフトテニス・バイク・寝ること・・・ 研究成果;
|