有賀 拓矢


a

テーマ:環境配慮型打継ぎ資材の施工システムにおける複合的環境側面の評価

研究概要

建築分野における環境負荷排出量の割合約42%のうち,施工段階の割合は約1.3%と少ないが,施工計画において使用する製品の発注量や単価,搬入経路,公害問題等々,環境負荷の潜在的影響では削減の機会が多い。そのため製品の環境負荷量や環境貢献を定量的に表示し,他製品と比較することによって環境配慮への実効性の程度を示すことが重要であり,経済性のような計画段階に反映することを考慮すると,環境負荷量のみならず環境側面についても明確にすることが重要である1)。 本研究では,災害対応での迅速施工を含む環境負荷量を確認する環境配慮型の施工資材として,空気導入により用いるチューブ型の打継ぎ材(以下チューブ打継ぎ材)を対象とし,従来型の打継ぎ材と比較し,輸送段階を含む施工段階における環境負荷量を算出,作業能率の測定,経済性評価を目的とする。研究1として現場調査を行い,チューブ打継ぎ材の施工性能やリユース性能を調査,研究2として環境配慮型資材を実際に使用することによる環境負荷量や作業能率,経済性を評価する

研究成果
1) 有賀拓矢,田村雅紀:災害対応を含む環境配慮型打継ぎ資材の施工システムにおける複合的環境側面の評価,総合研究所・都市減災研究センター(UDM)研究報告書(平成24年度)
2)有賀拓矢,田村雅紀:環境配慮型打継ぎ資材の施工システムにおける複合的環境側面の評価, 日本建築学会関東支部研究報告集,2013.3  

自己アピール
ワインの山梨にほえる男,参上です。