柴田 圭(けい)



研究テーマ:

屋外暴露した改質こけら葺き屋根の物理的経年劣化とむくり処理の評価

研究概要:
1.研究の目的 
こけら葺き屋根は伝統的木造建築に用いられる。しかし近年、職人や天然材木の減少により維持・保全が困難となっている。そこで、初期状態と劣化状態の強度試験を比較検証し、改修の有用性を数値化する。 銅板の防腐効果を検証し、有用性を確認する。

2.研究の方法 
以下の実験を行う。  密度分析、貫入試験、圧縮試験、曲げ試験、表面粗さ試験。 試料の経年劣化および腐朽等の劣化を検証するため、せん断破壊試験を行う。 銅板の有無で劣化状態の検証を行う。

3.想定される結論とその研究が果たす社会的貢献度
こけら葺き屋根の改修時の目安となる。さらにこけら葺き屋根が用いられる伝統的木造建築のが改修され綺麗になることで、付加価値が上がり地域活性化に繋がる。 コンクリートと木材に関心があるので、未利用材を有効利用した低圧縮型木片コンクリートの基礎物性評価の研究にとても興味があります。自身の研究としては木材の加工で出る"木粉"を使った木質コンクリートの評価や未利用木材の再利用方法の評価をしていきたいと思っています。

特技・趣味:
高校時代の時に中学生や保護者向けに学校説明会をし、学内だけだはなく学外でも活動していきました。大学では生協学生委員会に所属し、多くの人と交流するなど様々な経験をしてきました。趣味特技…水泳、アコースティックギター、探検、ダーツ etc…

研究成果:
柴田圭,田村,
屋外暴露した改質こけら葺き屋根の物理的経年劣化とむくり処理の評価,日本建築学会関東支部,2014
柴田圭,屋外暴露した改質こけら葺き屋根の物理的経年劣化とむくり処理の評価,工学院大学卒業論文,2014