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現在 日本で保存されている歴史的建造物の多くは、土などの自然素材でつくられたものが多く 建材としても多用されており、歴史的街並みの保存に対しても重要な役割を果たしてきたといえる。自然材としての特徴はそのまま残ることが特徴でもあり、利用方法の伝承がなされていくものと考えられる。土壁は解体修理中、時代変遷に伴って多様な保存と修復が重ねられた土壁となっており、維持保全に適した素材であるため、適切な補修・補強が必要といえる。 本研究では土蔵建築物の左官壁に対する劣化・剥落の補修工法と維持保全手法として土への補修・補強材の含浸の程度を評価するとともに硬化した物性をふまえ |
研究成果: |
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