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研究概要: 1.研究の目的 現在、内装材としてクロスが主流として使用されているがホルムアルデヒドによる、ハウスシック症候群などの問題から再び漆喰に注目が寄せられている。漆喰はホルムアルデヒドが発生せず、調質効果、消臭、抗菌効果が期待できる。本研究では主成分をゾノトライトとした廃棄されるものを漆喰にし、VOC、調質、臭い、抗菌を各種試験により数値化をはかる。試験の比較対象として水酸化カルシウムを主成分とした漆喰と珪藻土を使用する。また、マイナスイオンが発生する鉱石を混和させ空気影響を計測する。 2.研究の方法 (実験方法)]使用材料 アルカリ水、CMCアルカリ、バインダー、漆喰ボンド、ゾノトライト(ケイカル)VOC測定方法、臭い測定方法 簡易試験法を用いる 3.想定される結論とその研究が果たす社会的貢献度 従来の漆喰より多孔質なため、調質効果の点では優れているのではないかと予想される。VOC、臭い、抗菌については未知数であるがおそらく同等かそれ以上の効果が期待できるだろう。また、コストダウンも見込めるため、新たな漆喰として、漆喰壁の利用者が増加すると考えられる。 4.既往の研究例(田村研OBOG研究HPを見る) 人とペットが共棲する住環境における内部的な環境要因(臭い・抗菌・VOC)がどのような影響を与えているのかを研究し、定量化することで暮らしに最適な建材の性能を見出し、これからのペットとの共生に活用していくことを目的としています(実験内容が類似) 5.研究成果 1)永田怜央、田村雅紀,建設副産物であるケイ酸カルシウム系粉体を用いた左官仕上げ漆喰の室内空気質改善性の評価,2019年度 日本建築学会関東支部研究報告集,CD-ROM, 2020.3 2)永田怜央、,建設副産物であるケイ酸カルシウム系粉体を用いた左官仕上げ漆喰の室内空気質改善性の評価,2019年度 工学院大学卒業論文,CD-ROM, 2020.3
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特技・趣味: |
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