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研究概要: 文化財建築物のタイル改修における復元技術開発と実施工の検討 1.研究の目的 タイルは、その意匠性・耐久性の高さから優れた建築仕上げ材料として数多く使用されている。日本では、明治以降、欧州からタイル輸入されたことにより、タイル仕上げされた建物が現在も数多く残っている。一方で、経年劣化から文化財で使用されているタイルのひび割れや剥離などが問題となっている。本研究では、歴史的建造物に使われているタイルの化的価値を十分に検討したうえで、復元・実施工していく。 2.研究の方法 (実験方法)]材料:貼り付け・目地用モルタル、タイル、構造体実施方法:タイルの特徴(色や光沢)を調査し、データに基づいて貼り付け方法・復元を検討していく。実験方法:場合に応じてタイルを試作。タイルの劣化状況に合わせて、貼り付け方法を検討。 3.想定される結論とその研究が果たす社会的貢献度 本研究を通して、文化財の仕上げタイルを復元から実施工のプロセスまでを確立できると予想する。また、既存の建築物の補修工事に企業の方と共同で取り組むため、文化財を保護しその歴史的価値を守るという点で社会に貢献できると考えられる。 4.研究成果 1)櫻田華子、田村雅紀、鈴木澄江,近現代歴史的建造物のタイル仕上げ補修・改修工法の選定システムの提案,2019年度 日本建築学会関東支部研究報告集,CD-ROM, 2020.3 2)櫻田華子、近現代歴史的建造物のタイル仕上げ補修・改修工法の選定システムの提案,2019年度 工学院大学卒業論文,CD-ROM, 2020.3
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特技・趣味: |
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