福岡・完全リサイクル住宅(SPRH) (現:北九州市若松区大字塩屋 北九州学術研究都市内)

担当: コンクリート調合設計・実施工
実施: 2000年竣工
体制: 早稲田大学尾島研究室、東京大学友澤・野口研(担当:D1田村)三菱マテリアル、曽根生コンクリート、八洋コンサルタント 
場所: 福岡県北九州市若松区(北九州市立大学ひびきのキャンパス内)
概要:完全リサイクル住宅(SPRH)は, 日本学術振興会の未来開拓学術研究推進事業の低環境負荷・資源循環型居住システムの社会工学的実験研究(代表:早稲田大学尾島俊雄教授)における研究プロジェクトである。SPRHは, その生産コンセプトとして, 住宅建築を都市社会システムの構成原単位として位置づけ, 住宅における構成材料の80%以上をリサイクルすることが可能な設計施工システムを具体化したものである。この独立基礎に, 閉鎖型の資源循環系が予め想定可能な完全リサイクルコンクリートが選定され, 2000年に世界初の実施工がなされた。建物は、鉄骨造地上2階立てで、独立基礎に完全リサイクルコンクリート 計10基(7.4 m3)を設置した。W/C=0.56(N/mm2)、スランプ19.0(cm)、空気量6.0(%)、圧縮強度22.3(N/mm2)、ヤング係数24400(N/mm2)のコンクリートであり、現場シート養生(散水による湿潤条件)にて製造を行っている。
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