台湾・高雄市歴史建築逍遥園

担当:鉄筋コンクリート造左官仕上げ壁・柱モルタルの色彩復元工事
実施: 2020年外壁改修(竣工:1940年)
体制:趙崇欽建築師事務所、浩建築師事務所、国??雄?学、あじま左官工芸、工学院大学田村研(担当:M1岡崎灌涵、M1半座三紗子、B4石澤玲美)
場所:台湾?雄市市街地
概要:
逍遥園は1940年に、京都浄?真宗?本願寺派の??光瑞が、仏教の普及のために台湾に建てた和洋折衷の「日式建築」である。1895 年からの50年近くに及ぶ?本統治時代に建てられた「?式建築」と呼ばれる和?建築に対する保護意識は強く、?化財への登録件数は全体の半数を占めるようになった。国内外より注?されている逍遥園は、台湾の文化財等級である「歴史建築」であり、日本建築の真正性(オーセンティシティ)を踏まえた復原に向けて、台湾国??雄?学の陳啓仁教授からの技術協?依頼により、2017年より保存復元工事が始まった。研究室では、?学院?学客員研究員の菅澤茂氏より歴史性に関する知見を頂きながら、鉄筋コンクリート造やレンガ造の外装仕上げ左官モルタルの復原工事を行うために、既存モルタルの成分分析により、基本材料の種類を決定し、それらの配合による色調変化を実試料による検量線法により確認し、最終的な特徴色である酸化クロム(Cr2O3)による緑色仕上げの配合を、既存仕上げ壁と同様になるように特定し、実施工に供する基礎的情報とした。
関連Web:
https://ajimaart.co.jp/wp/images/report0219.pdf
www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt40009/tamura/member/obog2018/hanza/hanza.htm
www.ns.kogakuin.ac.jp/~dt40009/tamura/member/obog2020/ishizawa/ishizawa.htm