私の見果てぬ夢
私たちの住む宇宙はその開闢より137億年が過ぎたとされています。 その間、宇宙は光速度で拡大しており、 その大きさはまさに無限と比喩されるほどです。
大きな数字、 それも思いもよらぬほどの大きさの場合「天文学的な」といった言われ方をするのも頷ける訳です。 そんな「天文学的な」広がりを持つ宇宙空間ですから、 知的生命体が存在する天体が地球だけであるとは、私には思えません。 つまり、私は宇宙人(?)がいてもおかしくないと考えています。
私の果たせぬ夢とは、このあるかどうかわからないどこかの知的生命体が、
- 全く同じではなくてもいいので、 物理学とカテゴライズされる学問(のよなもの)を行っていて欲しい、
- その学問がテキスト化されていて欲しい、
- その中に書かれているであろう万有引力定数を確認したい、
それよりも、 それだけ何の繋がりもない宇宙のどこかで「物理学」が学問(?)として成立していたら、面白いと思いませんか? そのときはきっとこう言えるはずです。
専門分野
高校生の頃、当時は医学部を目指して受験勉強に勤しんでいました。 そんな中、冬期講習か何かで東北大の物理学の先生の話(講義の合間の与太話)を聞いて物質の階層構造に興味を持ちました。 というか、かなり衝撃的な出会いであったようで(今となっては客観的な振り返りしかできない)、医学部進学をやめ、その先生のご専門であった原子核物理を目指して方向転換をしたほどでした。
大学入学後、自分なりに勉強し調べていくうちに、物質の階層構造を追うためには原子核物理よりも素粒子物理学を専攻すべきだと悟り、素粒子実験研究室の門を叩いたというわけです。
当時は、とにかく「階層構造」というものに拘ってはいたのですが、まさかそれを職業にするとは露にも思ってはおらず、大学院進学はしても修士課程修了後には就職するつもりではおりました。
人生というのはわからないもので、今では抜けるに抜けられないところまで来てしまったのですが、それは、大学で師事することになった先生の影響なのかもしれません。