心アミロイドーシス早期発見支援のための取り組み

情報学専攻 修士課程2年 椎名隆太

心アミロイドーシス(CA)は心臓に異常なタンパク質が沈着し、進行すると命に関わる病気です。早期に見つければ治療につながりますが、発見が難しく、特に心電図から診断できる症例は限られています。 本研究では12誘導心電図データを使用し、波形の特徴を抽出してAIでCAを判別する研究を進めています。心電図のデータ不足を補うため、波形を伸縮させる形でデータ拡張を実施しました。 その結果、データ拡張の導入により、判別精度の向上が示されました。

これらの研究成果は学会でも発表しています。今後はより多様なデータ拡張手法を取り入れ、さらなる判別精度の向上を目指します。

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心臓と心電図の対応図

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12誘導心電図の肢誘導と胸部誘導