理論について(熱力学)
内燃機関が熱から仕事を取り出すには,熱サイクルが必要となります.
では,熱サイクルとは何でしょう.
シリンダに気体が封入されているとします.この気体を高温熱源で暖めると,
気体が膨張しピストンは右に移動します(このとき気体は正の仕事をしています).
次に低温熱源で気体を冷やします.すると,ピストンは元の位置に戻っていきます
(このとき気体は負の仕事をしています).この一連の動作を1サイクルとして,
何度も繰り返し行うことで仕事を永続的に取り出します.これを熱サイクルといいます.
熱サイクルの原理には,熱力学第一法則と気体の状態方程式を用いて解くことができます
(高校の物理でも習いますね).
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