濱根研 armrobot

AuToMaTiC CoNtRoL LAB. (Hamane Lab Homepage)
自動制御研究室 (濱根研)

BRIGHT IDEAS.
Robotics, Electric Vehicle, Industrial Control Applications.

| HOME | RobotProject | 移動型アームロボット |

更新日 2007-10-08 | 作成日 2007-09-15

移動型アームロボットの研究

人間の環境と協調するロボット (ハードウェア製作編)


sun.jpg周辺の人やモノを検知して、周辺環境と融合しながら同一作業を繰り返すロボット。ロボットが邪魔することなく、ロボットと周囲環境の両者のタクトタイム向上を図ることを目的としています。周囲の人にぶつかる、周囲の人がアームに触るといった事例を想定して、アーム自身の力制御を行うことによってロボットの安全を考慮します。本研究は、全方向移動の目標値軌道生成に加えて上部のアーム制御を行うため、系のエネルギーを考慮した高度な制御理論を開発する目的もあわせてもっています。

CPLDを用いて1台のCPUで省スペース化

arm-proe1.jpg3DCADによる設計ロボットは水平2軸アームを持つ上部と3軸全方向移動ホイールを持つ下部からなります。アーム部および移動部には多数のモータとセンサ群からなります。一般には、それらすべてを制御するためには複数のマイコンが必要となります。しかし、ロボットの長時間駆動や省スペース化が図れれば、家庭などのロボットの使用環境が広がります。そこで、我々は設計段階において、多数のモータと多数のセンサをプログラム可能な論理デバイスであるCPLD(Complex Programmable Logic Device)を利用して1つのマイコンで統合制御する省スペース化を図りました。

ロボットには、アーム駆動およびオムニホイルのために5台のモータとしてマクソン製DCコアレスモータを実装しています。それぞれのモータのために5台のエンコーダでモータ回転を検知し、5つの電流センサとアームの角速度を検知するためにジャイロセンサ×3個を搭載しています。これらにより、モータの電力一定制御による力制御及びアームに対する外力検知を行います。そのほか、移動部には障害物回避などを目的として、各種センサが搭載されています。以上のように、本ロボットは多数のセンサとモータからなり、1台のマイコンで統合制御する構成になっています。

CPLD + マイクロプロセッサ1つで実現する構成

 マクソン製コアレスモータ 5台
 エンコーダー5台
 ジャイロセンサ3台
 電流センサ5台
 12ビットADコンバータ1台
 近接センサ3台
 初期位置設定用センサ2台
 触覚センサ1台
 そのほかセンサなど

マイコン+CPLDの基板は回路CAD設計で発注する

CPLDには、パルス弁別回路、カウント回路、データセレクタ回路などを実装しています。さらなる省スペース化のために、我々はマイコンとCPLDを含む電子基板のガーバデータを作成して、オリジナル基板として実装します。
armtopview.JPG

ロボット機体は小さな部品の加工から

arm_photo1.jpg2007年度製作の機体部


armparts.jpg部品の加工(上部アーム・下部オム二ホイル)

armCPU構成.bmp


CPLDを利用した構成

ロボット機体と部品は、3DCADで設計した図面から、ひとつひとつ金属加工を行っています。

armtop.jpgロボットアーム上部
armunder.JPG全方向移動のロボット下部


arm.gif2007年 最終デザイン
arm_manga.JPG2007年 初回デザイン案

CPLD(Complex Programmable Logic Device)とはプログラム可能な複合論理デバイスのことを言います。ASIC(Application Specific Integrated Circuit)に分類されます。このほか、FPGA(Field Programmable Gate Alley)があります。

関連リンクLinkIcon

Topics


CPLDは、産業コントローラのアプリケーションなどにも利用されます。たとえば、複数のチャンネルを計測する装置の場合、CPLDを利用して、少ないマイコンのチャンネルを仮想的に増やして計測センサの入力を行います。