移動型アームロボットの研究
人間の環境と協調するロボット (ハードウェア製作編)
周辺の人やモノを検知して、周辺環境と融合しながら同一作業を繰り返すロボット。ロボットが邪魔することなく、ロボットと周囲環境の両者のタクトタイム向上を図ることを目的としています。周囲の人にぶつかる、周囲の人がアームに触るといった事例を想定して、アーム自身の力制御を行うことによってロボットの安全を考慮します。本研究は、全方向移動の目標値軌道生成に加えて上部のアーム制御を行うため、系のエネルギーを考慮した高度な制御理論を開発する目的もあわせてもっています。
CPLDを用いて1台のCPUで省スペース化
3DCADによる設計ロボットは水平2軸アームを持つ上部と3軸全方向移動ホイールを持つ下部からなります。アーム部および移動部には多数のモータとセンサ群からなります。一般には、それらすべてを制御するためには複数のマイコンが必要となります。しかし、ロボットの長時間駆動や省スペース化が図れれば、家庭などのロボットの使用環境が広がります。そこで、我々は設計段階において、多数のモータと多数のセンサをプログラム可能な論理デバイスであるCPLD(Complex Programmable Logic Device)を利用して1つのマイコンで統合制御する省スペース化を図りました。
ロボットには、アーム駆動およびオムニホイルのために5台のモータとしてマクソン製DCコアレスモータを実装しています。それぞれのモータのために5台のエンコーダでモータ回転を検知し、5つの電流センサとアームの角速度を検知するためにジャイロセンサ×3個を搭載しています。これらにより、モータの電力一定制御による力制御及びアームに対する外力検知を行います。そのほか、移動部には障害物回避などを目的として、各種センサが搭載されています。以上のように、本ロボットは多数のセンサとモータからなり、1台のマイコンで統合制御する構成になっています。
CPLD + マイクロプロセッサ1つで実現する構成
マクソン製コアレスモータ 5台
エンコーダー5台
ジャイロセンサ3台
電流センサ5台
12ビットADコンバータ1台
近接センサ3台
初期位置設定用センサ2台
触覚センサ1台
そのほかセンサなど
マイコン+CPLDの基板は回路CAD設計で発注する
CPLDには、パルス弁別回路、カウント回路、データセレクタ回路などを実装しています。さらなる省スペース化のために、我々はマイコンとCPLDを含む電子基板のガーバデータを作成して、オリジナル基板として実装します。





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