Micro_System Lab




研究背景



 











昆虫は片方の脚が上がっているとき,隣り合う脚に抑制性の信号を送ることで,隣り合う脚が同時に上がらないようにしている.
この単純なルールを用いた6脚歩行ロボットを製作した.

回路の説明














隣り合う脚を制御するための回路.興奮性の信号が入ると脚を上げ(ONになり),抑制性の信号が入るとどのような状態でも脚を下げる(OFFになる).抑制性の信号の方が優先される.
自分の脚を上げているとき,隣り合う脚に抑制性の信号を送ることで,隣り合う脚が同時に上がることがない.

6脚ロボット


アクチュエータ:BMF


脚1本の動き

歩行の様子1





実際に制作したロボット.
BMFという電気を流すと発熱し,その熱によって収縮し,電気を流すのを止め,冷却されると,もとの長さに戻るという性質をもつアクチュエータを用いている.
機構的な不具合により動かない脚があり,6脚での歩行はできなかったが,残りの5脚での歩行には成功.







隣り合う脚は同時にあがらない

歩行の様子2