大府市は、愛知県の西部、知多半島の付け根部分に位置し南部には健康・医療・福祉・介護関連の機関が集中するウェルネスバレーを擁する名古屋圏のバックアップ的立ち位置の自治体である。

遠藤新研究室では、工場誘致による急激な景観の変化をコントロールし、ウェルネスバレーにふさわしい景観の形成は、大府駅前の活性化などを目的として2015年度から調査・研究を開始した。

初年度であるため、主要施設や田畑等の古地図を元にまちの都市構造の変化や歴史を調査し、本来のあるべき景観や町の骨格についての考察など、今後作成していくマスタープランや提案の基礎となるデータ収集を行い、多角的な視点でまちの可能性を探る活動を行っている。