２０１7年度

小田原市は、今後少子高齢化による厳しい財政状況が見込まれる中、老朽化が進む公共施設を全て更新・維持
していくことは極めて困難です。
施設の安全な利用、維持可能な行政サービスを実現するため、施設の適正化を測る再編計画を策定しています。
そのために、市民とのワークショップを通じて、市民が地域の将来像を議論し、地域にとっての公共施設のあ
り方を考え、「施設の再生案を作成する」ことが作成することが目的です。

対象地について（鴨宮地区）

研究の対象地は神奈川県小田原市にある鴨宮中学校の学校区です。対象とする公共施設数は13。その内、築40
年を超す建物数は７と多く公共施設の老朽化が進行しています。
この町への入り口として、主要幹線道路や鴨宮駅、小田原東ICがあります。また田畑の景観を守るために、大規
模に市街化調整区域が設定されています。

地域の分析

地区を知るために都市構造の分析やハザードマップからの地区の安全性を調整し分析図を作成しました。
分析図を作成すると施設ごとに課題を発見することができます。
分析図を用いることで、施設周辺までを把握することができ、提案に繋げることができました。