音と音楽の危険性と有用性に関する基礎研究 

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工学研究には、3つの要素があると思います。1つ目は対象が物やシステムである事、2つ目はそれを実際に存在させる事、そして3つ目はそれにより人間社会に利益を提供できる事です。即ち工学とは、「人間社会に有用な物やシステムを創出する学問」であると考えます。要素のどれが欠けてもいけないと思っております。機械工学とは、人間社会に有用な機械を創出する学問ですね。

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人間工学は、人間の特性を知る工学、人間を作る工学、人間の為の物を作る工学、人間に倣った物を作る工学等と捉える事ができると思います。私達はこれらの考え方をすべて睨みながら、人が心地良いと感じられる物またはシステムを創出したいと考えております。即ち本研究室では、視聴覚感性を中心に人間感性について学習しつつ、心地良い機械またはシステムを創出する為の企画作り、素材設計あるいは選択、形状設計、機構設計、加工、評価を研究したいと考えております。研究成果が最終的に皆様の快適で健康な人生の実現に寄与できれば、幸いです。

研究室概要 ←クリックして内容を非表示にできます。

主な研究テーマ

  • 計算力学=医療工学(粒子法による頭部衝撃解析・画像診断医療への人工知能の適用検討)
  • 計算力学=原子力工学(環境問題として/差分法による原子炉炉心燃料棒流力振動解析)
  • 感性工学=音学(例えば:難聴になり難いイヤフォンの開発・音楽療法研究)
  • 感性工学=図学(例えば:安全は3D技術の開発・色や形の有効活用に関する基礎研究)
  • 機械工学=素材から塑性加工までの一貫工程最適化(心地良さの現実)
  • 人体工学=人体の痛み方を材料強度学ベースで議論する為の基礎研究
菱田研究室の学生は、異なる観点により視聴覚感性工学研究を実施してきています。即ち、視聴覚感性の原理を学習し、一方で視聴覚的な心地良さに関わる現実の様々な課題を見出し、それらに対し、原因を追求し、解決手段を導く為の研究手法を検討し、解決手段の提案あるいは未解決の問題を整理する事を試行中です。 下記の様な研究テーマに興味ある若者を待っています。

人間を知る・・・・
視聴覚を中心とした感性原理や動作特性を調査し、心地良さを追求します。音楽療法、足に負担を掛けない靴の設計、危ない視覚情報の摘出と対策の提案、難聴にならないイヤホンの開発など。

人間を作る・・・・
これは少し遠い目的ですが、人工臓器等の組織的なアプローチと、人間型癒しロボットの機能的なアプローチを今後したいと考えています。15年後に一体のロボットが研究室で秘書をしているのが夢です。

人間の為の機械やシステムを作る・・・・
いわゆる医療工学と人体工学です。画像処理による人間内部情報の可視化、その続きとして、粒子法を用いた脳衝撃解析や血管疲労解析、遠隔地での健康診断システムの開発提案、等。また原子力安全設計、形状最適化、塑性加工も広くは心地良さの追求につながるので、数値解析をツールに研究対象としています

人間に倣った機械やシステムを作る・・・・
人工知能や、軽量設計等がこれに当たります。上記を統合化する意味合いもあります。差し当たり、心音を聴診して健康度をチェックするシステムを作りたいと思っています。


↓下記、研究内容からダウンロードできるpdfファイルは引用フリーとなっております。