高分子化学を駆使して“はたらく表面”を創り出す

有機高分子化学研究室
— ポリマー合成と表面改質、材料設計 —
Organic Polymer Synthesis and Chemistry Lab.
— Polymer Synthesis, Surface Modification, and Design of Functionalized Material —


私たちは、有機化学反応を利用した研究を行っています。 さらに詳しく
  • 表面に高分子を生やすことによる材料の表面改質
We study mainly two main themes by applying organic chemical reactions. More information
  • Functionalize material surfaces by grafting polymer

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「汚れない まな板があったら…。」
「部品同士を何度も貼ったり剥したりできたら…。」
このような身近な課題の解決や、根本的な化学・物理現象の探求のため、私たちは<高分子化学>を駆使して多角的に研究を行っています。その主軸のひとつがポリマーブラシです。この表面は、水中での防汚性、フジツボ幼生の付着力低減化、可逆的な接着、基板の低摩擦化、微粒子の分散性向上など、多くの有用な特性を示し、将来、様々な場面で活用されることが期待されています。このような技術の発展や現象の理解のために、当研究室はこれからも尽力してまいります。


有機高分子化学研究室 応用化学科 工学院大学| 小林元康・後関頼太
Organic Polymer Synthesis and Chemistry Lab.| Motoyasu KOBAYASHI and Raita Goseki
Department of Applied Chemistry, Kogakuin University, Hachioji, Tokyo, Japan 192-0015

ニュース ― 受賞・投稿論文・学会発表・展示会出展

  • 2023年12月7日
    茨城県東海村の大強度陽電子加速器施設 (J-PARC) 物質・生命科学実験施設 (MLF)のソフト界面解析装置 (SOFIA)を用いて、ポリマーブラシの膨潤挙動を評価しました。
  • 2023年11月30-12月1日
    「第32回ポリマー材料フォーラム」(名古屋国際会議場)にて研究室紹介ブースに参加しました(説明員:新垣翔(B4)、齋藤洸城(B4))。非常に多くの方にお越し頂き、ポリマーブラシの魅力をお伝えすることができたと思います。ご来場くださいました方々には厚く御礼申し上げます。
  • 2023年11月29日
    竹内奏瑛(卒業生)、佐藤亮太(卒業生)らの論文がLangmuir誌にアクセプトされ、オンライン掲載されました。
    タイトルは"Measurement of the Adhesion Force of a Living Sessile Organism on Antifouling Coating Surfaces Prepared with Polysulfobetaine-Grafted Particles"です。Langmuir 39 (2023) 17984-17992, DOI:10.1021/acs.langmuir.3c02686
  • 2023年11月27-29日
    「2023年度繊維学会秋季研究発表会」(京都テルサ)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○小林元康、鈴木遥也(卒業生)
    「スルホベタイン含有ブラシ微粒子によるポリプロピレンの親水化」、口頭発表1G07
    ○太田泰忠(M2)、小林元康
    「DSCによるポリ(メタ)アクリレートの水和水の評価」、口頭発表1G08
  • 2023年11月25
    「6th G'L'owing Polymer Symposium in KANTO」(オンライン)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○Yuyu Matsushita(M2)、Motoyasu Kobayashi
    「Photo-improve Adhesion by Crosslinking of Coumarin-attached Polymer-grafted Nanoparticles」、口頭発表A13
    ○Takumi Komiya(D2)、Motoyasu Kobayashi
    「Synthesis and Characterization of Polyelectrolyte Brush Containing Arsenocholine」、口頭発表D12
  • 2023年11月4日
    「The 10th Innovation Forum of Advanced Engineering and Education (10th IFAEE、対面、主催:工学院大学先進工学部)にて1件の発表を行いました。
    ○本田琉将(M1)、小林元康
    「ポリマーブラシ表面における海洋付着生物の付着力評価」、口頭発表

    当会にて本田くんが優秀講演賞を受賞しました。おめでとうございます。
    IFAEE2023
  • 2023年10月21日
    第97回武蔵野地区高分子懇話会(会場:成蹊大学)にて3件のポスター発表を行いました。
    ○新垣翔(B4)、小林元康
    「PMTACグラフト化ポリスチレン微粒子の合成」、ポスター発表
    ○須田皓太(B4)、小林元康
    「末端アジド化PCMBブラシ微粒子によるポリオレフィン表面の親水化」、ポスター発表
    ○橋本英明(B4)、後関頼太、小林元康
    「ピリジン-ホウ素錯体からなるフルオレセイン類の合成」、ポスター発表
    武蔵野地区高分子懇話会2023 工学院大学 小林元康 ポスター発表
  • 2023年9月26-28日
    「第72回高分子学会討論会」(香川大学)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○渡辺樹(M1)、後関頼太、小林元康
    「塩水中におけるイオン性ポリマーの水和水の評価」、ポスター発表2Pa105
    ○濱島昂紀(M2)、後関頼太、小林元康
    「2-ビニルピリジン型スルホベタインモノマーの表面開始アニオン重合」、ポスター発表2Pe017
  • 2023年9月10-13日
    「14th European Adhesion Conference & 7th World Congress on Adhesion and Related Phenomena (EURADH & WCARP2023)」(@Germany)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○Yuyu Matsushita(M2)、Motoyasu Kobayashi
    「Adhesion by Photo Crosslinking of Coumarin-attached Polymer-Grafted Nanoparticles」、ポスター発表P04
    ○Motoyasu Kobayashi
    「Surface Modification and Adhesion by Sulfobetaine-containing Polymer-grafted Nanoparticles」、ポスター発表P05

    また、当会において松下さんがPoster Awardを受賞しました! おめでとうございます。
  • 2023年7月19-21日
    「SPSJ International Polymer Conference (IPC2023)」(@札幌コンベンションセンター)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○Motoyasu Kobayashi、Ryuto Honda(M1)、Yasuyuki Nogata(電中研)
    「Antifouling surface design against cypris larva by polyelectrolyte-grafted silica nanoparticles」、口頭発表19D10
    ○Takumi Komiya(D2)、Raita Goseki、Motoyasu Kobayashi
    「Synthesis of Arsenocholine-type Polyelectrolyte Brush and Hydrated Swollen Thickness」、ポスター発表20P076b
  • 2023年6月22-23日
    「2023年 日本接着学会年次大会」(@東京たま未来メッセ)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○鈴木優仁(M1)、後関頼太、小林元康
    「水素結合生ポリマーグラフト化微粒子を用いた易解体性材料」、ポスター発表P35A
    ○松下優友(M2)、小林元康
    「クマリン含有ポリマーグラフト化微粒子による光応答性接着」、ポスター発表P36B
  • 2023年6月21日
    「2023年 日本接着学会 若手交流シンポジウム2023」(@東京たま未来メッセ)の講演要旨集に1件の研究成果を投稿しました。
    ○松下優友(M2)、小林元康
    「PMMAブラシの一次構造が接着強度に与える影響」、ポスター発表P10B

    この発表で松下さんがポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。
  • 2023年6月14-16日
    「2023年繊維学会年次大会」(@タワーホール船堀)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○太田泰忠(M2)、小林元康
    「スルホベタイン型ポリアクリレートの合成とDSCによる水和構造の評価」、ポスター発表2Pa40
    ○後関頼太(前職の成果発表)
    「エキソメチレン炭素上に置換基を有するベンゾフルベン類のアニオン重合」、口頭発表3C12
  • 2023年5月24-26日
    第72回高分子学会年次大会 (会場:Gメッセ群馬)にて1件の招待講演を行いました。
    小林元康
    "生物に学ぶ水中防汚機能と表面グラフトポリマー"、招待講演3A09IL

    また、5件のポスター発表も行いました。

    井上飛翔、塩元昌平、田中賢、○小林元康、
    "示差走査熱量分析による表面グラフト化イオン性ポリマーの水和水評価"、ポスター発表2Pd110
    ○小宮拓海 (D2)、後関頼太、小林元康、
    "ヒ素カチオンを有する高分子電解質ブラシの合成と水和膨潤膜厚"、ポスター発表2Pf100
    ○青柳匠 (M2)、後関頼太、小林元康、
    "カテコール骨格を1位に有する1,3-ブタジエン誘導体のアニオン重合"、ポスター発表1Pa013
    ○濱島昂紀 (M2)、後関頼太、小林元康、
    "ビニルピリジン型スルホベタインポリマーの合成と水和構造解析"、ポスター発表2Pc109
    ○山田竜誠 (M1)、後関頼太、小林元康、
    "イオン性ポリマーグラフト化シリカナノ微粒子の架橋による親水性薄膜の調製"、ポスター発表2Pa101

  • 2023年3月28日
    日本付着生物学会総会・研究集会 (会場:東京海洋大学)にて1件の口頭発表を行いました。
    ○本田琉将 (B4)、佐藤亮太 (M2)、小林元康、頼末武史 (兵庫県立大)、野方靖之 (電中研)
    "キプリス幼生の一時付着力における海水溶存性着生誘起フェロモンの影響"、口頭発表: 1
  • 2022年12月3日
    5th G'L'owing Polymer Symposium in KANTO (GPS-K2022、会場:オンライン開催)にて1件の英語口頭発表を行いました。
    ○Takumi Komiya (D1) and Motoyasu Kobayashi,
    "Comparison of swollen brush structure having different direction of phosphobetaine"、英語口頭発表: D10
  • 2022年11月29日
    義岡勇人(卒業生)らの論文がPolymer誌にアクセプトされ、オンライン掲載されました。
    タイトルは"Effect of molecular weight distribution on the thermal adhesion of polystyrene and PMMA brushes"です。Polymer 264 (2023) 125561, DOI:10.1016/j.polymer.2022.125561
  • 2022年11月25日
    第95回武蔵野地区高分子懇話会(会場:山梨大学)にて1件のポスター発表を行いました。
    ○松下優友(M1)、小林元康
    「クマリン含有ポリマーの合成と光による可逆架橋制御」、ポスター発表
    武蔵野地区高分子懇話会2022 工学院大学 小林元康 ポリマーブラシ 微粒子 ポスター発表
  • 2022年11月15-16日
    「第31回ポリマー材料フォーラム」(船堀)の講演要旨集に1件の研究成果を投稿しました。
    ○鈴木遥也(M2)、小林元康
    「スルホベタイン型ポリマーグラフト化シリカ微粒子による表面改質と接着」、ポスター発表2PC09

    また、当会にて研究室紹介ブースにも参加しました(説明員:松下優友(M1)、濱島昂紀(M1)、渡辺樹(B4))。非常に多くの方にお越し頂き、ポリマーブラシの魅力をお伝えすることができたと思います。ご来場くださいました方々には厚く御礼申し上げます。
  • 2022年11月12日
    「The 9th Innovation Forum of Advanced Engineering and Education (9th IFAEE、オンライン、主催:工学院大学先進工学部)にて2件の発表を行いました。
    ○太田泰忠(M1)
    「示唆走査熱量分析によるスルホベタイン型ポリマーグラフト化微粒子の水和構造解析」、口頭発表
    ○濱島昂紀(M1)
    「ポリメタクリル酸ブチルグラフト化微粒子の自立膜形成におけるグラフト密度依存性」、口頭発表

    当会にて太田くんが優秀講演賞を受賞しました。おめでとうございます。
  • 2022年10月18-20日
    「第12回CSJ化学フェスタ2022」(船堀)の講演要旨集に1件の研究成果を投稿しました。
    ○濱島昂紀(M1)、小林元康
    「ポリメタクリル酸ブチルグラフト化微粒子の自立膜形成におけるグラフト密度依存性」、ポスター発表P4-074
  • 2022年10月6-7日
    「日本付着生物学会創立50周年記念シンポジウム」(東京大学)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○小林元康
    「親水性ポリマーブラシ表面におけるキプリス幼生の付着力」、 口頭発表
    ○佐藤亮太(M2)、野方靖行(電中研)、小林元康
    「走査プローブ顕微鏡を用いたキプリス幼生の凝着力測定と日齢依存性」、口頭発表
  • 2022年9月5-7日
    「第71回高分子学会討論会」(北海道大学)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○後関頼太(前職の成果発表)
    「異なる反応性ビニル基を有する二官能性モノマー類の自己交互重合」、口頭発表1E11
    ○佐藤亮太(M2)、野方靖行(電中研)、小林元康
    「ポリマーグラフト化シリカ微粒子コート膜における生体キプリスの付着力測定」、ポスター発表3Pc057
  • 2022年8月1日
    「日本ゴム協会誌」に小林元康先生の寄稿が掲載されました。
    ○小林元康
    高分子素材の開発動向「ポリマーブラシによる表面機能化の動向」
    ゴム協会誌 2022年、95巻8月号、235-240.
  • 2022年6月28-29日
    「The 39th International Conference of Photopolymer Science and Technology (ICPST-39)」(オンライン開催)にて1件の発表を行いました。
    ○Motoyasu Kobayashi、Ryota Satoh(M2)
    「Surface Characterization Tool for Marine Fouling by Cypris-immobilized Scanning Probe Microscopy」、口頭発表2A1303
  • 2022年6月15日
    塩本昌平(現 九大先導研)らの論文がBiomacromolecules誌にアクセプトされました。
    タイトルは"Characterization of Hydration Water Bound to Choline Phosphate-Containing Polymers"です。Biomacromolecules, DOI:10.1021/acs.biomac.2c00484
  • 2022年6月15日
    後関准教授が宇部興産学術振興財団第62回奨励賞を受賞しました
    研究題目は"解重合性ポリマーの学術的体系化とそれに立脚したサステイナブル材料開発"です。
  • 2022年6月8-10日
    「2022年繊維学会年次大会」(@タワーホール船堀)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○鈴木遥也(M2)、小林元康
    「スルホベタイン型ポリマーグラフト化微粒子の薄膜形成と表面改質」、口頭発表1A01
    ○後関頼太(前職の成果発表)
    「異種反応性ビニル基を有する二官能性モノマーの自己交互重合」、口頭発表2C12
  • 2022年5月25-27日
    「第71回高分子学会年次大会」(オンライン開催)の講演要旨集に4件の研究成果を投稿しました。
    ○小林元康、児玉優輝(卒業生)
    「ポリメタクリル酸ブチルグラフト化シリカ微粒子による接着と分子量依存性」、ポスター発表3P2E031
    ○井上飛翔(M2)、塩本昌平(現 九大先導研)、田中賢(九大先導研)、小林元康
    「示差走査熱量分析によるコリンホスフェート型ポリマーブラシの水和水の評価」、口頭発表2F10
    ○後関頼太(前職の成果発表)
    「異なる反応性ビニル基を有する二官能性モノマーの自己交互重合」、口頭発表1D09
    ○小宮拓海(D1)、小林元康
    「カルシウム塩がコリンホスフェート型ポリマーブラシの水和構造に与える影響」、ポスター発表1P2E042
  • 2022年4月7日
    後関准教授の研究が旭硝子財団・研究助成に採択されました。
    研究課題は"解重合性に立脚したサステナブル材料および特殊構造高分子のアトムエコノミーな合成法の開発"です。
  • 2022年4月1日
    2022年4月1日付で、東京工業大学より、後関頼太 准教授が着任されました。
  • 2022年2月13-14日
    茨城県東海村の大強度陽電子加速器施設 (J-PARC) 物質・生命科学実験施設 (MLF)のソフト界面解析装置 (SOFIA)を用いて、塩水溶液中のポリマーブラシの膨潤挙動を評価しました。
  • 2021年7月31日
    4th G'L'owing Polymer Symposium in KANTO (GPS-K2021、会場:オンライン開催)にて1件の英語口頭発表を行いました。
    ○Kaito Inoue (M1), Shohei Shiomoto (Kyushu Univ.), and Motoyasu Kobayashi,
    "Characterization of Hydration Water Bound to Poly(3-sulfopropylmethacrylate potassium salt) by Differential Scanning Calorimetry"、英語口頭発表: C14
  • 2021年5月26-28日
    「第70回高分子学会年次大会」(オンライン開催)の講演要旨集に4件の研究成果を投稿しました。
    ○児玉優輝(M2)、小林元康
    「ポリメタクリル酸ブチルグラフト化シリカ微粒子による自立薄膜の調製」、ポスター発表2Pb038
    ○塩本昌平(現 九大先導研)、久原友希(学部卒業生)、井上飛翔(M1)、上原広貴、田中賢(以上2名 九大先導研)、小林元康
    「示差走査熱量分析によるカルボキシベタイン型双性イオンポリマーの水和水の定量」、ポスター発表1Pb056
    ○井上飛翔(M1)、塩本昌平(現 九大先導研)、田中賢(九大先導研)、小林元康
    「示差走査熱量分析によるポリ(メタクリル酸スルホプロピル塩)の水和水の評価」、ポスター発表1Pa057
    ○小宮拓海(M2)、小林元康
    「コリンホスフェート型高分子電解質ブラシの水和膨潤膜厚の塩濃度依存性」、ポスター発表1Pc077
  • 2021年3月5日
    塩本昌平(D3)らの論文がLangmuir誌にアクセプトされました。
    タイトルは"Spreading Dynamics of a Precursor Film of Ionic Liquid or Water on a Micropatterned Polyelectrolyte Brush Surface"です。Langumuir, DOI:10.1021/acs.langmuir.0c03260
  • 2021年1月12日
    工学院大学工学研究科・博士論文発表会 (会場:オンライン会場) にて塩本昌平(D3)が発表しました。
    ○塩本昌平
    「イオン性ポリマーブラシの水和を伴う表面濡れ挙動解析」
  • 2020年11月26-27日
    「第29回ポリマー材料フォーラム」(会場:オンライン会場) にて1件の発表と1件の講演を行いました。
    ○竹内奏瑛(M2)、小林元康
    「表面グラフト化微粒子の架橋による機能性薄膜の調製」ポスター発表、2PC40
    ○小林元康、「表面開始重合による機能性材料表面の創出」講演、2DIL01
  • 2020年10月31日
    The 7th Innovation Forum of Advanced Engineering and Education (IFAEE-7th、会場:オンライン会場、主催:工学院大学先進工学部) て、1件の発表を行いました。
    小宮拓海(M1)、「生体膜分子を模倣した化学構造を持つブラシ状高分子の水中特性解析」
  • 2020年9月16-18日
    「第69回高分子討論会」(会場:オンライン会場) にて2件の発表を行いました。
    ○塩本昌平(D3)、山口和男、上原広貴、田中賢(以上2名 九大先導研)、小林元康
    「示差走査熱量分析による種々の高分子電解質における水和水の評価」、口頭発表1G08
    小林元康、竹内奏瑛(M2)、山口和男
    「表面グラフト化微粒子の塗工による機能性表面の設計」、口頭発表1J19
  • 2020年8月1日
    高分子学会発行の学会誌「高分子」に小林元康先生の寄稿が掲載されました。
    ○小林元康
    高分子科学最近の進歩「高分子ブラシによる表面の機能化と課題」
    高分子 2020年、69巻8月号、402-406. ISSN0454-1138
    この記事では、ポリマーブラシの特徴や機能、関連研究を俯瞰しました。当研究室の最近の研究成果として、ポリマーブラシを付与した微粒子を用いて表面をコーティングする手法もご紹介しました。このコーティング法は、耐久性のあるポリマーブラシを簡便かつ大面積に調製する手法として期待されます。今後も益々の研究進展のため、一層尽力して参ります。
  • 2020年6月18-19日
    「2020年度(第58回)日本接着学会年次大会」(開催中止)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○塩本昌平(D3)、伊藤嶺(学部卒業生)、和田健太郎(M2)、山田悟史(高エネルギー加速器研究機構)、小林元康
    「中性子反射率測定による銅/ポリマーブラシ界面の構造解析」、ポスター発表P24B
    ○小林元康、山口由佳(修士課程修了性)、野方靖行(電中研)
    「走査プローブ顕微鏡による生体キプリス幼生の一時付着力測定と飼育環境依存性」、口頭発表A-5
  • 2020年6月10-12日
    「2020年繊維学会年次大会」(開催中止)の講演要旨集に2件の研究成果を投稿しました。
    ○小林元康、伊藤大晟(M1)
    「高分子電解質グラフト化微粒子による水中摺動潤滑の検討」、口頭表2E16
    ○竹内奏瑛(M2)、小林元康
    「PS/PMMAミックスブラシ固定化微粒子の調製とその凝集構造解析」、ポスター発表1P104
  • 2020年5月27-29日
    「第69回高分子学会年次大会」(開催中止)の講演要旨集に3件の研究成果を投稿しました。
    ○竹内奏瑛(M2)、中野澪(学部卒業生)、山口和男、小林元康
    「表面グラフト化微粒子を用いたポリマーブラシ表面の構築」、ポスター発表2Pf050
    ○小宮拓海(M1)、山口和男、小林元康
    「インバースホスホリルコリン基を有するポリマーブラシの水和膨潤膜厚の塩濃度依存性」、ポスター発表1Pc091
    ○塩本昌平(D3)、山口和男、上原広貴、田中賢(以上2名 九大先導研)、高羽洋充、小林元康
    「水和状態におけるコリンホスフェート型双性イオンポリマーの示差走査熱量分析と安定立体配座の考察」、口頭発表2H15
  • 2020年3月18日
    「2020年度日本付着生物学会総会・研究集会」(開催中止)の講演要旨集に研究成果を投稿しました。
    ○山口由佳(M2)、塩本昌平(D2)、小林元康(以上 工学院大)、野方靖行(電中研)
    「キプリス幼生の一時付着力の飼育環境依存性」
    フジツボのキプリス幼生を異なる塩分濃度の海水中で保管した場合、付着力にどのような影響が現れるのかを検討しました。
  • 2020年2月8日
    国立科学博物館 主催の「2020化学実験講座」にて、「鈴木カップリングを用いた蛍光物質の合成とソルバトクロミズム~化学グランプリ2019二次選考より~」と題した実験教室を行いました。
    2019年8月開催の化学グランプリに出題された実験の一部を参加者の方々と体験しました。鈴木・宮浦カップリングを用いて蛍光分子を合成し、この分子をトルエンやクロロホルム、エタノールなど10種類の有機溶媒に溶解させました。すると、溶媒ごとに青色や、緑色、黄色、橙色と鮮やかな発光が観察されました。参加者の皆さんは心ゆくまでスマホやカメラでその様子を撮影され、ソルバトクロミズムの美しさを堪能できたことと思います。
    科博での化学実験講座の様子。鈴木カップリングを用いた蛍光物質の合成とソルバトクロミズム~化学グランプリ2019二次選考より~」講師 工学院大学 小林元康
  • 2020年1月30日
    前本梨紗さん(4年)が地域貢献事業「科学教室」(毎年8月開催)にて顕著な教育的効果を修めたとして、当大学科学教育センターから最優秀学生表彰を授与されました。
    前本さんは、当研究に所属する前から課外活動としてScience Create Projectに加わり、子供たちへ科学をわかりやすく伝える努力をしてきました。2019年度の科学教室でも、当研究室が主催する演示テーマで多くの子供たちと楽しくコミュニケーションを取り、化学や実験の面白さを伝えてくれました。
    2019年度 科学教室のアルバム
  • 2020年1月7日
    「鶴田禎二先生生誕100周年記念フォーラムThe 100th Anniversary of the Birth of Professor Teiji Tsuruta-バイオ界面における水分子の役割の解明と材料設計指針の創成・製品化へ-」(会場:九州大学伊都地区)にて、発表を行いました。
    ○塩本昌平(D2、工学院大)、上原広貴(九大先導研)、田中賢先生(九大先導研)、小林元康(工学院大)
    題目:「コリンホスフェート型ポリマーの合成とその分子間相互作用と水和構造解析」
    ホスホベタイン型ポリマーに関する研究成果といたしまして、ホスホリルコリン型単分子膜とコリンホスフェート型ポリマーブラシとの凝着力測定(Mihara, S.; Kobayashi, M.; et al. Langmuir, 2019, 35, pp 1172-1180.にて発表)、およびコリンホスフェート型ポリマーの示差走査熱量測定による水和水の定量に関してご説明いたしました。
  • 2019年12月21日
    工学院大学 化学系同窓会 主催の「化学の夕べ」(会場:八王子キャンパス)にて、NHKの番組「凄ワザ!」に出演した際の経験をお話させていただきました。
    題目: 「ポリマーブラシと汚れないまな板-NHK凄ワザ!収録奮闘記-」
    講演者:塩本昌平(D2)
    凄ワザ撮影のために調製したポリマーブラシ グラフト プラスチック試料。 工学院大学  汚れないまな板
    写真:NHK「凄ワザ!」の準備中に調製したサンプル。その数は395に上ります。
    導入としてポリマーブラシの説明を聞いていただいた後、番組収録の準備・本番の裏話をご紹介しました。今となっては笑い話ですが、まな板へのポリマーブラシ修飾という課題が如何に困難であったかをお伝えすることができたと思います。そして最後にフジツボ幼生の凝着力測定についてもお話ししました。盛り沢山の内容となりましたが、聴講してくださいました化学系同窓会の皆様、学生の方々にとって、ポリマーブラシの面白さ・将来性が感じられた機会となりましたら幸いです。
  • 2019年11月30日
    高分子学会関東支部 企画の学会 2nd G'L'owing Polymer Symposium in KANTO (GPS-K2019、会場:東京理科大学葛飾キャンパス)にて1件の英語口頭発表を行いました。
    ○Shohei Shiomoto (D2), Kazuo Yamaguchi, Hiroki Uehara (Kyushu Univ.), Masaru Tanaka (Kyushu Univ.), and Motoyasu Kobayashi,
    "DSC Characterization of Hydrated Polymer Containing Inverse Phosphorylcholine"、英語口頭発表: C03
    この研究では「インバースタイプのPoly(MPC)の水和」について熱分析(DSC)を用いて明らかにしました。九州大学 先導物質化学研究所 田中賢先生 研究室と共同で行っております。
  • 2019年11月29日
    バイオミメティクスに関する国際学会 8th Nagoya Biomimetics International Symposium (NaBIS、会場:名古屋工業大学)にて、1件の発表を行いました。
    ○Natsumi Shimobeppu (B4), Shohei Shiomoto (D2), Motoyasu Kobayashi, "Molecule Interaction between Polymers Bearing Phosphorylcholine and Cholinephosphate in Water", 英語ポスター発表.
    発表の内容は、コリンホスフェート型双性イオンポリマーブラシの合成およびMPCポリマーとの凝着力に関するものでした。
  • 2019年11月21日-23日
    本学の海外協定大学 南台湾科技術大学(台湾)での出張講座 Kogakuin Univ. Lecture Series “BiotechnologyResearch”にて小林元康教授が講義を行いました。
  • 2019年11月22日
    第91回武蔵野地区高分子懇話会(会場:首都大学東京)にて2件のポスター発表を行いました。
    ○竹内奏瑛(M1)、田中慎一郎(卒業生)、小林元康先生、「異種ポリマーグラフト化微粒子の調製とそれを用いた基板表面の被覆化」、ポスター発表
    ○小宮拓海(B4)、三原沙織(卒業生)、小林元康先生、「コリンホスフェート型双性イオンポリマーブラシの水和膨潤膜厚の塩濃度依存性」、ポスター発表
    武蔵野地区高分子懇話会2019 工学院大学 小林元康 ポリマーブラシ 微粒子 ポスター発表
    武蔵野地区高分子懇話会2019 工学院大学 小林元康 ポリマーブラシ 微粒子 ポスター発表 武蔵野地区高分子懇話会2019 工学院大学 小林元康 ポリマーブラシ 微粒子 ポスター発表
  • 2019年10月30日
    The 6th Innovation Forum of Advanced Engineering and Education (IFAEE-6、会場:工学院大学八王子校舎、主催:工学院大学先進工学部)にて、1件の発表を行いました。
    ○Taisei Ito (B4), Kazumasa Otuka (卒業生), Kazuo Yamaguchi, Motoyasu Kobayashi,
    "Novel Lubrication System Based on Ion-conteining Polymer-grafted Nano-Particle in Water", 英語ポスター発表S2-7.
    発表の内容は、ポリマーブラシを固定化した微粒子による潤滑性に関するものです。 IFAEE 2019 工学院大学 潤滑に関する研究発表
  • 2019年9月4日
    14th International Triennial Conference on the Science and Technology of Adhesion and Adhesives (Adhesion'19. 会場:イギリス、ブリストル)にてフジツボ幼生の凝着力測定に関する1件の発表を行いました。
    ○Motoyasu Kobayashi, "Adhesion Force Measurement of Live Cypris by AFM Under Wet Condition"、Oral: Session 4-Paper 3.
  • 2019年10月6日
    日本化学会秋季事業 第9回CSJ化学フェスタ2019(会場:タワーホール船堀)にて2件の発表を行いました。
    ○山口由佳(M2)、塩本昌平(D2)、小林元康先生、野方靖行(電中研)「走査プローブ顕微鏡を用いたキプリス幼生の一時的付着行動における直接凝着力測定」、ポスター発表P6-091.
    ○黒須千咲子(M2)、山口和男先生、小林元康先生、「ルイス酸存在下におけるグリシジルメチルエーテルの開環アニオン重合」、ポスター発表P6-093.
  • 2019年9月4日
    14th International Triennial Conference on the Science and Technology of Adhesion and Adhesives (Adhesion'19. 会場:イギリス、ブリストル)にてフジツボ幼生の凝着力測定に関する1件の発表を行いました。
    ○Motoyasu Kobayashi, "Adhesion Force Measurement of Live Cypris by AFM Under Wet Condition"、Oral: Session 4-Paper 3.
  • 2019年8月29日、30日
    「イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~」(8月29日、30日、東京ビッグサイト青梅展示棟Bホール)のナノテクノロジー分野に、「汚れが落ちる表面技術」と題して出展しました。イノベーション・ジャパンとは、JSTとNEDOが主催する国内最大規模の産学マッチングイベントです。
    小林元康先生、前本梨紗、菊地彩音がポリマーブラシに関する説明と演示実験を行いました。実験では、ラー油で汚れたポリマーブラシ固定化ガラス基板を水槽に沈めるだけで油滴が浮き上がり、基板から剥離する様子をご覧に入れました(本ホームページ内の動画を見る)。また、ポリマーブラシ表面には海洋付着性生物のフジツボ キプリス幼生が付着しにくい様子をビデオでご紹介しました。
    77名の方が名刺を交換してくださり、400名以上の方が資料をお持ち帰りくださいました。多くの方にポリマーブラシについて知って頂く機会となりました。ご来場くださいました方々には厚く御礼申し上げます。
    イノベーションジャパン2019 工学院大学 小林元康 ポリマーブラシによる汚れない表面技術
  • 2019年8月19日-20日
    化学グランプリ2019 二次選考(「夢・化学-21」委員会・日本化学会主催・工学院大学 共催)が工学院大学八王子キャンパスにて開催されました。化学に関してトップクラスの全国の中・高校生76名が参加し、鈴木-宮浦カップリングによる蛍光分子の合成を主題とした実技選考に臨みました。参加者にとっては、TLCなどの慣れない実験操作もありましたが、果敢に健闘する姿が見られました。2日目のエクスカーションでは、Diels-Alder反応の実験を通して、大学レベルの化学を楽しむことができました。選考の準備や監督、補助では、当 有機高分子化学研究室メンバーもお力添えいたしました。
    化学グランプリ2019 エクスカーション 工学院大学 Diels-Alder反応 鈴木-宮浦カップリングによる蛍光分子の合成
    写真:エクスカーションでのDiels-Alder反応の実験の様子
  • 2019年6月20日
    2019年度(第57回)日本接着学会年次大会(会場:北九州国際会議場)にて1件の発表を行いました。
    ○小林元康先生、三原沙織(卒業生)、「ホスホベタイン型双性イオン高分子電解質の合成と分子間相互作用」、口頭発表B-11
  • 2019年6月17日、18日
    イオン性ポリマーに関する国際学会 4th International Conference on Bioinspired and Zwitterionic Materials (ICBZM 2019. 会期 June 16-19, 2019. 会場 Rolduc Abbey, Kerkrade, The Netherlands)にて1件の発表を行いました。
    ○Shohei Shiomoto (D2), Kazuo Yamaguchi, Hiroki Uehara (Kyushu Univ.), Masaru Tanaka (Kyushu Univ.), and Motoyasu Kobayashi,
    "Thermal Analysis of Bound Water Restrained by Poly(2-methacryloyloxyethyl inverse-phosphorylcholine)"、Poster: P-22
    この研究は「インバースタイプのPoly(MPC)の水和挙動」を明らかにすることを目的としており、九州大学 先導物質化学研究所 田中賢先生 研究室と共同で行っております。
    本発表は学会にて"Elsevier 3rd Poster Prize"を受賞しました。大変栄誉に思うとともに、今後も研究の発展に尽力したいという気持ちがさらに強くなりました。
    ICBZM 2019 Poster Prize ポスター賞 塩本昌平 Shohei Shiomoto
  • 2019年6月5日
    2019年繊維学会年次大会(会場:タワーホール船堀)にて3件の発表を行いました。
    ○小林元康先生、田中慎一郎(卒業生)、「異種ポリマーグラフト化微粒子の合成と凝集構造形態」、口頭発表2E07
    ○小林元康先生、義岡勇人(卒業生)、「パラ置換スチレンのATRP におけるアセトキシスチレンの特異性」、ポスター発表1P101
    ○塩本昌平(D2)、小林元康先生、「微細親水パターン表面における先行薄膜の水平方向発展挙動」、口頭発表1B11
  • 2019年5月30日
    第68回高分子学会年次大会(会場:大阪国際会議場)にて2件の発表を行いました。
    ○小林元康先生、駒田拓哉(卒業生)、山口和男先生(工学院大)、「3-アルキルチオフェンの表面グラフト共重合とその表面形態の観察」、ポスター発表2Pa057
    ○塩本昌平(D2)、山口和男先生(工学院大)、上原広貴さん、田中賢先生(九大先導研)、小林元康先生(工学院大)、「インバースホスホリルコリン基を有する双性イオンポリマーの水和状態の示差走査熱量分析」、ポスター発表2Pf076
  • 2019年3月26日
    2019年度日本付着生物学会 研究集会(会場:東京海洋大学 品川キャンパス)にて1件の口頭発表を行いました。
    山口由佳(M1)・塩本昌平(D1)・〇小林元康先生(工学院大)・野方靖行先生(電中研)、「走査プローブ顕微鏡を用いたキプリス幼生の一時的付着行動における凝着力測定」
  • 2019年3月19日
    2018年度大学院生優秀論文として、塩本昌平(D1)投稿の以下の論文が表彰されました。(工学院大学ホームページへ)
    "Time Evolution of Precursor Thin Film of Water on Polyelectrolyte Brush"
    Langmuir, 2018, 34 (35), pp 10276–10286. DOI: 10.1021/acs.langmuir.8b02070
    IP = 3.789 (2018年8月時点)

    工学院大学2018年度大学院生優秀論文 塩本昌平 Shohei Shiomoto

  • 2019年3月8日
    平成30年度生体医歯工学共同研究拠点成果報告会(会場:東京医科歯科大学)にて1件のポスター発表を行いました。
    小林元康先生、由井伸彦先生(東京医科歯科大学)、〇和田健太郎(B4)、三原沙織(卒業生)、「双性イオン型ポリメタクリルートの上限臨界溶液温度測定」
  • 2019年3月2日
    関東高分子若手研究会2018年度 学生発表会(会場:東京工業大学)にて1件のポスター発表を行いました。
    〇 和田健太郎(B4)、三原沙織(卒業生)、山口和男先生、小林元康先生「インバースホスホリルコリン基を有するポリマーの合成とその表面特性解析」
  • 2019年2月9日
    義岡勇人さんらの論文がPolymer Journal誌にアクセプトされました。タイトルは"Deviant Polymerization Behavior of 4-Acetoxystyrene Found Through a Detailed Study on the ATRP of para-Substituted Styrenes"です。
    Polym. J., in-press.
  • ※ 所属課程・学年の表し方。D:博士後期課程、M:修士課程、B:学部生。数字は学年。
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