女子会

このページの趣旨

女性エンジニアに対する社会のニーズは非常に高まっています。しかし、全国的に工学部電気系の学科は、女子学生が少ない傾向があり、各大学でさまざまな対策が実施されています。本学科では、現役女子学生やOGの声を集めて公開することにしました。今後、内容を充実させていきます。


女子会について

学科の正式な組織ではありませんが、1年生から大学院生までの女子学生が情報交換を行う女子会があります。年に数回、集まって交流しています。ときには、OGや男子学生が参加することもあります。勉強や学生生活の不安を先輩に相談することができます。

本学科女子の声

Qなぜ本学科に入学しましたか?

・電気に関しての興味があったからです。現代社会では電気は必要不可欠なエネルギーで、将来の就職なども視野に入れてこの学科を希望しました。

・自分が興味のある研究を行っている研究室がこの学科にあったので入学しました。

・東日本大震災の際多くの家が停電したことや、発電に関するニュースをたくさん見て電気の必要性を実感し、この学科に入ろうと思いました。また、私の父も大学時代は電気系の学科だったこともあり興味を持ちました。

・理科系の教科が好きだったからです。

・もともと数学が好きで大学でも数学を勉強したいと思いました。電気なら数学が基礎になっているのと、将来就きたい職業も決まっていなかったため電気なら幅広い就職先が選べると考えたからです。

・親の影響で発電関係の仕事に就きたいという目標があったからです。

・この学科は電気について幅広く学べるし、情報系のプログラミングも学べるということで興味を持ちました。

・物理学が好きで、その中でも電気の分野に関心があったためです。

・オープンキャンパスで研究室をいくつか回ったところ、電気系の研究に興味を持ったためです。

・数学が好きなのですが、一方で理学部ではなく工学を学びたかったからです。

・就職しやすい分野に進みたいと思っており、本学科なら進路を広く考えられるからです。。

・父が電気電子を専攻していたことに影響されました。また、電気系と医学に関わる勉強をしたいと思い、この学科に入学しました。


Q当学科には女性が少ないという印象がありますが、進路を決めるときに不安はありませんでしたか?

・不安はありませんでした。確かに工学部は女性が少ないですが、女性だからといって電気を勉強することが変だとは一度も思ったことはありません。

・理系学生ということであきらめていました。高校でも物理系は女子はほとんどいなかったですし、オープンキャンパスなども一人で男子学生の多い場所に行かなければならなかったので、慣れました。

・女子校出身者なので、正直なところ不安でした。しかし、新しい環境に慣れようと前向きに考えることで男子学生と仲良く接することができるようになりました。

・高校の頃から女子が少なかったので特に不安はありませんでした。女子が少なくても、その中でしっかり人間関係を形成できるので問題ないです。

・中高一貫の女子校に通っていましたので多少の不安はありましたが、講義を受けるのにも実験を行うにも性別は関係ないので問題ありません。

・不安はありましたが、入学してしまえばどうにかなると思っていました。

・オープンキャンパスで工学院大学に来たとき、先生方やオープンキャンパスのお手伝いをしている学生の方々がとても親切だったので不安ではなかったです。私自身、マイペースな性格で一人で行動するのが楽な時もあるので大丈夫だろうと思っていました。それにやりたいことができるなら頑張れると思いました。

・高校時代から女性が少ない環境だったので、特に不安は感じていませんでした。

・自分のやりたいことはこの学科にある、この学科に入る、としか考えていなかった為、不安はありませんでした。

・両親から女子が少なくて大丈夫かと言われ、私も当然不安がありましたが、入学はじめの実習系の授業で、楽しく電気を学べたのでこの学科のことが好きになりました。

・入学するまでは不安でした。高校が女子校だったので、殆ど真逆の環境を想像することすら難しかったです。しかし、電気以外に学びたいと思う分野がなかったので、大変でも頑張るしかないと思い、そのまま入学しました。

Q入学して学科の印象はどうですか?

・とても過ごしやすい環境です。化粧室も広々としていますし、化粧台などもありとても便利です。新宿・八王子キャンパスともに女子控え室があるので、休憩時間も安心してすごせます。女子が少ないからという理由で困ったことはありません。女子が少ないので先生方に顔を覚えてもらえたり、男子たちも気を遣ってくれます。

・やはり男子学生が多いと思いました。男子学生も様々でおとなしい人もいればにぎやかな人もいるので楽しい学科だなと思いました。女子学生は、思ったよりもいたのでリケジョブームなのかなと思いました。

・女子校から男子校へ来た気分でしたので慣れるのに多少の時間はかかりましたが、特に不自由もなく楽しい大学生活を送っています。

・学科の先生方に良い印象を持ちました。就職率の良さについてなど改めて聞いて、学科選択は間違っていなかったと思っています。

・第一印象はやはり女性が少ないことでした。しかし、少ないからこそすぐに仲良くなり、今でもお互いに勉強を教えあったり、ご飯を食べに行ったりしています。

・女子が少ないと感じます。しかし、電気関係の授業は興味深いものばかりなので、やはりこの学科に入学して良かったと考えています。

・数学や物理が得意な人が多い印象です。

・先生からも周りの学生からも良い意味で男女差がなく接してもらえ、自由に勉強や研究ができる良い場だと感じました。

・女子学生は少ないですが、先生方がとても親切でした。授業でわからないことがあったとき、丁寧に教えていただけました。男女比7:3くらいになったらいいのにとは思います。

Q女子学生はもっと増えてほしいですか?どうすれば増えると思いますか?

・増えてほしいです。難しそうだなと思い避けてしまう分野かもしれませんが、苦手意識を捨てて少し学んでみると楽しくなることを知ってもらいたいです。

・女性が電気分野の社会に進出することは、とても良いことだと思いますし、将来の私と同業者となる可能性もあるので、ぜひ増えてほしいです。工学系には女性が少ないと感じますが、魅力が無いわけではありません。一度、固定概念を捨てて、電気に関する仕事に務める自分を想像してもらえればと思います。

・増えてほしいです。ホームページで女子学生に学科について知ってもらい、アピールする必要があると思います。

・増えてほしいです。数学や物理を好きになってもらうことはもちろんですが、女性でも活躍の場がきちんとあること、職種はよく想像されるような男性職場に限らず幅が広いことを知ってもらうことも大事だと思います。

・女子校にも、就職率が良い!と具体的な会社名を出しつつ、本学科を知ってもらえば受験者が増えるかもしれません。

・女子学生が多いと女子学生内で気を遣う問題もあるし、今の人数くらいが先生方にも男子学生にも気にかけてもらえやすいので、個人的には今のままで構わないです。

・数人ではなく、30人くらいに増えるとすごくうれしいです。学科についてたくさんの女子学生に知ってもらうことで興味を持ってもらえると思います。大学卒業後、どんな職場でどのように活躍できるのかは気になると思います。

・当然増えてほしいと思います。この学科は具体的にどんなことを勉強するのかをもっとアピールして、知ってほしいです。

・増えてほしいです。オープンキャンパスや大学案内で、研究や授業内容をアピールし、知ってもらいたいです。

・男女関係なく電気の道を志す人にとってとても快適な環境だと思うので、女子も増えて欲しいです。

Q女性ならではの強みと感じることは何ですか?

・先生に顔と名前を憶えていただけることです。授業後に質問をしに行くと名前を憶えていてくださって嬉しくなったり、修士のTAの方に勉強を教わったりしていました。学会でも女性が少なく目立ちますので、数をこなすうちに声をかけてくださったりアドバイスを頂いたりすることもありました。

・先生が気配りしてくれる点と、女子同士の繋がりが強いのはいいことだと思います。

・この学科では、努力したり頑張っていれば何かあったとき助けてくれる方が多いです。女性が少ないからと気を遣ってくれる男子学生や、いろいろな配慮をしてくださる先生方が多いと思います。また女性が少ないからこそ先輩方や後輩も優しいです。こんなに親切にしてもらっていいのかと思うくらいです。

・顔を覚えてもらいやすいこと。話しかけられやすいことです。この二つは特に就職活動や、インターンシップで強みになると思います。企業側も近年、女性雇用に積極的なようなので強みを生かせるかもしれません。

また、縦のつながりが強いです。年に4,5回ほど電シス女子会を開いています。そこでは1~4年女子とOGの方が参加します。そこで情報交換をしています。

・学科の先輩方と仲良くできることです。

・柔軟な発想でしょうか、男性とは違う目線で物事を見られると思います。

・ある企業の方に女性の良さを聞いて返ってきたのは「華やかになる」ということでした。捉え方は人それぞれですが、前向きに考えれば、女性であるだけでそれは他の人とは違う個性になり、注目してもらえるということだと思います。

・やはり男子学生と比べると、女性の観点というものが存在すると思います。1番に挙げられることは、会話の量が遥かに多いと思います。特に、理系の女性は自分の意思が強い傾向があるので、それを伝えようとする想いにも大変熱く強いものがあると思います。

・同学科の女の先輩との繋がりが強く、声をかけてもらえます。

Q学生生活は充実していますか?課外活動などについて教えてください。

・私はテニスのサークルに入っています。サークルは自分に余裕があるときに行けばいいので、テストやレポートが落ち着いたときに気分転換しにいきます。

・今は勉強が中心です。アルバイトはしていませんが、中高の友人との関わりが多く、母校で行っている茶道に参加したり、友人と会ってご飯を食べたり、他大学の理系女子の魅力を伝える活動に協力したりと、充実しています。

・ドーナツ屋さんでアルバイトをしています。また、数学の教員免許を取得するために母校で教育実習も行いました。研究室に配属されてからは科学教室に参加し、子供たちとの触れ合いも楽しんでいます。

・入学当初は全く検討していなかった教職課程を受けています。教育のことだけでなく、人として成長できる授業で、同学科の素敵な先輩との出会いもあって、本当に受講して良かったと思っています。

・ロボコンプロジェクトに所属し、勉強との両立をしていました。大変だった時期もありましたが、毎日がとても充実していました。大学院では研究活動の他に科学教室への出展や学会参加を積極的に行っています。

・仲の良い友達と一緒に勉強をしたり話したり充実しています。休日も仲の良い友達や家族と遊びに行ったりして楽しく過ごしています。

・勉強と部活を両立して学校生活を楽しんでいます。友達も増えて楽しいです。

・家から遠い新宿の部活に入っていてかなり忙しいですが、充実しています。

・充実しています。忙しくても理系学生の生活は楽しいです。私はボランティア活動をしていますが、ボランティア先には工学系はほとんどおらず、思考方法や発信していくものは文系的で、ギャップを感じることもあります。活動の性質上多くの時間を割きますが、理系大学にいるだけでは得られない貴重な体験ができていると感じます。その分、今私が大学で学んでいることの良さもたくさん感じることができています。

・サークルに入り、他学科の友達ができました。テスト前はサークル活動を休んだりしましたがそれ以外では勉強とサークルの両立をさせています。サークル、部活、委員会の課外活動に1つでもいいから入ることをおすすめします。

・科学教室に1年の頃から参加しています。子供達に教えたりするのも楽しかったですが、他学科の学生と話したりするのも楽しかったです。泊りで行った科学教室は本当に楽しく、いろんなことに積極的な学生ばかりだったのでとてもいい刺激になりました。

・充実していると思います。大学ではサークルに所属しており、様々な学科の人と友達になれました。サークルに入ると女子の友達はいっぱいできます。

・カフェでバイトをしています。休みの日は、学科の友達・先輩(女子・男子ともに)、バイト仲間、サークルの友達、高校の友達と楽しい時間をすごしています。

Qどんな就職先を希望しますか?

・電気機器メーカーの技術職に内定をいただきました。

・大学院進学後に研究開発職に携わりたいと思っています。

・まだはっきりと決まっていませんが、技術職を希望しています。

・進路については考えている途中ですが、発電に興味があるので、発電に関する研究開発などができればいいなと考えています。

・インフラ関係のシステムエンジニアを希望しています。

・メーカーの技術職につきたいです。

・やりたいことが決まっていないのでこれから見つけたいです。民間企業に就職したいと思っています。

・学部卒で就職したいと考えています。職種としては生産技術や品質管理に興味があります。

・システムエンジニア(SE)の仕事が決まっています。

・大手のメーカーの開発職をしたいです。

・放送通信業界への就職が決まっています。確実な情報を伝えるために日本中のどこにでも放送が届くように、放送機器のメンテナンスを行う会社です。震災が起こった時に避難所への指示、安否確認など電話やメールでの通信が難しいときにTVやラジオの放送が人々の救いになると思います。緊急事態の時にも人々の役に立つ仕事をしたいです。

Q電気系学科への進学を迷っている女子学生へアドバイス

・電気系に興味があれば進学することをお勧めします。今の社会に電気は必要不可欠ですし、機械系や情報系など他の分野にも応用できるからです。

・やりたいことが決まっているのならそのまま突き通して頑張って欲しいです。大学によって扱っていない分野もあるのでよく調べてから進学先を選んだ方が良いです。電気系で何がしたいかまだやりたいことがはっきりしていなくても、入学して勉強していけば必ず見つかります。

・学科の先輩方と仲良くなって縦のつながりができるし、特に電気は就職に有利なのでお勧めします。

・電気系学科は学べる範囲が広く、機械系も情報系もカバーすることが出来ます。電気が必要ないという会社はありません。それは電気系の就職率の良さに表れていると思います。授業のとり方次第で国家資格の筆記試験が免除になり、実技試験の練習もさせてもらえるので自分のスキルアップにつながります。それは将来の就活でも役に立ちます。男性女性関係なく、電気系学科への進学を強くお勧めします。

・興味があるのであれば、女子が多い少ないにかかわらず入学した方がいいです。私は入学してから女子だからといって嫌な思いをしたことは1度もありません。また大変だったこともありません。最初は周りとのコミュニケーションのとりかたに悩むかもしれませんが、しばらくすれば自然とわかりますし、慣れます。むしろ女子だったことで得なことはたくさんあります。

・電気系の科目に興味があるなら進学をお勧めします。

・大学生活をどうしたいか(友達を作って遊びたいのか、好きなことを勉強したいのか等)しっかり考えることをお勧めします。好きなことを学びたくて、周りを気にしないなら苦労することはないと思います。私は、この学科で電気について幅広く学ぶことができて、将来やりたいことを見つけることができました。また、高校までの友達とは違うタイプの友達や趣味の話ができる友達もできました。

・電気系は就職が強いですし、女子が少ないかわりに女子同士はすごく仲良くなれるので心配はいりません。

・純粋に興味がある分野に進学して欲しいと思います。

・好きだ、得意だと思うなら、興味が少しでもあるなら進学するべきだと思います。具体的に夢や希望があるならもちろん、それがないとしても、ここで学べることは無駄にならないし、理系科目が好きなら絶対に楽しい!と思います。特に電気系は今もこれからも必要な分野で、就職率も良い。女子が少なくて大変なことはゼロじゃないかもしれないけれど、電気系に入ってよかったと思えるはずです。

・電気系学科への進路を考えている時点で素晴らしいと思います。女性が電気分野であまり目立たないのは、活躍できないのではなく、活躍している人がそもそも少ないからです。電気技術者は貴重な人材なので、将来の就職のことを考えれば、とても有力な進路だと思います。

本学科OGの声

Qどのような就職活動をされましたか?

・自分の入りたい企業に絞って説明会に参加していました。

Q女性ならではの強みと感じることはありますか?

・説明会などで顔を覚えてもらえやすいことです。

Q本学科卒業で良かったことは何ですか?

・歴史が長いので、多くの方に知ってもらえていることです。

Q電気系学科への進学を迷っている女子学生へアドバイス

・魅力を感じていたり、やってみたいと少しでも思っていることがあったら迷わずに行動してみて欲しいです。あとは、女子の魅力を出来る限り使う!!




本学科女子学生のデータ

女子学生の進路

明電舎(電気機器メーカー)、NHKアイテック(放送・通信・情報)、日本コンピュータシステム(ソフトウェア)、マネージメントサービス(ソフトウェア)、きんでん(総合設備)、リオン(医療機器・環境機器)、大成建設(建築)、イーマックエンジニアリング(電気・通信設備工事)、大学院進学など

(過去3年間)

女子学生の就職率

本学科の女子学生の就職率は100%。社会に羽ばたき活躍しています。

(過去3年間)