このページの趣旨
オープンキャンパスやウェブページで情報は公開していますが、高校生が大学生活をイメージするのはなかなか難しいことです。このページでは、学科の学生が考えていることや、将来の目標、普段の大学生活を紹介し、皆さんに本学科について知ってもらいたいという趣旨でこのページを作成しました。随時更新し、充実させていきます。
学科学生の声
Qなぜこの学科に入学しましたか?
・目に見えない事象に興味がわいたのがきっかけで、電気は将来に多いに役立てることのできる知識だと思ったので入学しました。
・電気に対する社会のニーズは高く、就職先に困らないと考えたからです。
・最も身近なエネルギーである電気を勉強し、人の役に立ちたかったからです
・電気と機械を用いた工作が好きで、自分で設計をして最終的には動かしてみたいという願望があり、電気系か機械系のどちらの学科を選択するべきか迷っていましたが、電気を使わなければ作りたいものを作れない、動かしたくても動かせないという不可欠性と電気を自在に使いこなせれば様々なものを作り出せて動かすことができるという可能性を知り、入学を決意しました。
・もともと工学系へ進学したかったのですが、実際にオープンキャンパスでいろいろ見学した際に、一番電気の分野に興味を持ったため。
・高校の時から、イルミネーションに興味があり、イルミネーション関係の仕事につけたらいいなと思ったので、この学科に入学することを決めました。
・電気の分野に興味があり、勉強してみたいと思ったので入学しました。
・東日本大震災で電力供給の大変さや重要性に気づいたため,入学しました。
・電気そのものを直接目で見ることができないため、興味を持ち、どんなものか知るために入りました。
・興味のある研究室があったので,この学科を選びました。また,電気は様々な箇所で使われているため,就職先に困らないと思いました。
・高校生のときに見た、トランジスタ工場の映像を見て半導体技術に興味を持ったから。
・就職先の選択肢がとても広いので,在学中に将来やりたいことをたくさん考えられるため。
・高校時代に軽音楽部でギターを演奏していて、電気回路に興味を持ち、詳しく学びたいと思い入学しました。
・東日本大震災で計画停電が行われ、住んでいる地域が指定範囲の中だったことがきっかけで、電気の必要性を差認識するとともに、電気設備やインフラに興味を持ったからです。また、もともと物理学が好きだったからです。
Q入学してよかったと感じることは何ですか?
・先生が質問に丁寧に答えてくれることです。
・自分の興味の強い分野についての勉強ができることに加え、この学科では自分で学ぼうと思えば、機械工学寄りの分野も情報工学科寄りの分野も学ぶことが可能な点が良いです。
・学生実験で実践的で実務に近い知識が多く身についたことです。また、暗算がとても速くなった。
・電気工学と電子工学に分かれていないので広く学ぶことができます。また就職活動においても電気系は殆どの業種・業界で必要とされていることが良いです。
・就職先が多いことだと思います。特に文系に比べ選べると将来の幅が広ろいと思います。
・これは女子限定の話ですが、大体の人に覚えてもらえる事だと思います。電気を専攻する女子は少ない傾向にあるので同級生、先輩さらに先生とすぐに覚えてもらえ、気にかけてもらえると思います。
・施設が充実しており、様々な電気実験や珍しい装置を使って研究が行え、それにより技術的問題の発見とその解決する能力を身につけることができるところは、この学科でよかったと感じます。
・電気系の資格試験に沿った内容の講義が複数あったことです。また、講義内容を丁寧でわかりやすくしようとしている先生が多く、TAもアドバイスしてくれることが良い。
・授業内容や実験レポートを作成する際にパソコンを使用する機会が多く,ワード,エクセルやパワーポイントを扱うことが出来るようになった。授業でもパワーポイントを用い,クラス内で発表を行うことで人前で出ることへの慣れ,さらにプレゼンテーション能力が向上したと感じる。研究室配属されてからも学会に参加する機会があり在学中の経験を生かすことが出来てよかったです。
・興味のあった電気回路についてはもちろん、電気分野全体について知識を深められたことです。
・半導体について知見を得られたことと、それが使われている世の中の多くの製品に対して大まかな理解ができるようになったことです。
・身近にある電気の仕組みを理解でき、エネルギー問題や電力自由化などに対して1歩踏み込んだ視点でとらえることができることです。
・実験の器具がそろってること、先生たちが気にかけてくれることが良いと思います。
・基礎から教えてくれるので理解しやすく、実験を通して応用ができるので、楽しく学べることです。
・普段身の回りで使われている電気的な技術の説明ができるようになることです。
実験し,レポートを提出する機会が増えるため,物事をまとめる力や問題解決力が身につきました。また,研究室によっては,珍しい実験装置で研究ができます。
Q大学生活で力を入れていることは何ですか?
・資格取得に力を入れています。
・プレゼンテーション力の向上です。
・将来の目標を達成するために必要となる資格の取得やスキルを身に付けるための学習と友人や学科の先輩との交流です。
・研究と資格の取得に力を入れています。大学院に進学するため、早い段階で研究に取り組むことを意識しています。同時進行で就職活動を少しでも有利にするために電気系の資格の勉強に取り組んでいます。
・他学科の人との交流です。特にこの学科は他の分野と融合した研究が多いように感じるので重要だと感じます。
・講義の勉強に力を入れていました。電気科の講義は少し難しいので単位を取るために予習復習を行っています。
・部活動に力を入れています。
・インターンシップに参加して、コミュニケーション能力が必要になると実感したため、それからコミュニケーション能力を意識しています。
・普段の勉強だけでなく,アルバイトや教職,資格試験,趣味など様々なことに取り組んでいます。
・大学生活では特に研究に力を入れており,人前で発表する機会が増えた事や,研究室の仲間と協力した事により,コミュニケーション能力も向上しました。
・資格の習得のための勉強や科学教室などのイベントに力を入れています。勉学だけでなくプレゼンテーション能力や問題解決能力などを向上していけるよう大学生活を送っています。
Qどんな研究をしていますか?研究の面白い部分は何ですか?
・オール電化住宅にて災害による停電が発生した際に、どの程度の発電設備(太陽光発電と蓄電池)があれば平常通りに電力供給が可能なのか。また、できるだけ小さい設備でそれを実現するためにはどうしたらいいかについて研究しています。身近なものを研究の対象としているので、どの程度の消費電力なら現実的なのかなどを考えるのが面白いです。
・ワイヤレス電力伝送の新しい方法の検討と基礎実験を行っています。送電時のエネルギー効率を良くするために創意工夫し、トライアンドエラーを繰り返すという作業が面白いです。
・可視光を用いた水中の映像伝送技術の研究です。光を用いる部分が楽しみです。
・イオン照射したポリテトラルオロチレンの表面特性について研究しています。ポリテトラルオロチレンは、身近なところでは、フライパンの内側のコーテングにも使われています。
・生分解性樹脂という環境にやさしいプラスチックに酸化チタンを形成する研究を行っています。
・磁気浮上技術の応用として、磁気浮上搬送車について研究しています。小学校や中学校で学んだ磁石や電磁石,それらを用いて「物を浮かす」ことに魅かれました。装置が浮上開始する瞬間はドキドキします。何回でもそれ感じられることが楽しいと思います。
・ロボットの画像処理の研究をしています。書いたプログラムが自分の思ったように動作してくれるとうれしいし面白いと思えます。
・産業用ロボットで応答性や位置決め精度の良さから広く利用されている永久磁石型同期モータ(サーボモータ)の制御システムに関する研究をしています。研究で面白いと思う部分は、自分で作り上げるモデルによってモータを実際に動作させることが可能であるということです。
・ヒトの癌について研究を行っています。テーマだけ聞くと医学部の行う研究と思われますが、癌という病気に対して工学部の観点からアプローチを加えるという、新規性に面白みを感じています。
・真空装置により数百ナノメートルの薄い膜(薄膜)を作製し,その薄膜の諸特性を研究しています。今後の課題やその課題の解決案を考察する事が面白いです。
・風力発電の出力変動を抑制する研究です。条件を変えながら行うシミュレーションがおもしろいです。
・ロボットの制御の研究です。ロボットは様々な技術の融合であり、ロボットの機構がどうこう言っている隣で(運動学、力学)、ミカンとは何なのかについて考えている(画像認識)そんなところが面白いと思う部分です。
・高分子材料のフッ素樹脂のひとつであるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用い、表面改質を行っています。実験前に結果を予想し、実際に実験、測定をしてみて、予想通りにいくのももちろん嬉しいのですが、予想と異なった結果が出たとき、なぜそうなったのか追求していく過程が面白いと感じます。
・液晶を使って無線通信をする研究をしています。用いている液晶は電圧を加えることで透明になったり不透明になったりするもので、この強弱を用いて情報を生み出しています。この研究の面白いところは可視光によって双方向通信する際に光源が1つで済むところです。これにより消費電力の大幅な低減が望めます。
・特殊構造を有するブラシレスDCモータへのベクトル制御の適用の検討について研究しています。
Q学生生活は充実していますか?
・放課後はサークル活動でテニスをしていました。そこでは先輩や他学科、他学部の人と仲良くなりイベントや合宿などにも参加しました。勉強と運動を両立できたと思います。
・大学生の春休みは高校生に比べると長いので趣味である旅にも出かけました。東南アジアへバックパッカーをしに行きました。公共の移動手段がない時は、ヒッチハイクをして移動したりもしました。この旅を通してどこにいても倒れない体力と精神力があると自信がつきました。
・外国で日本語のネイティブスピーカーとしてボランティア活動をしました。分かりやすく日本語や日本語文化を説明するか工夫し、分かりやすいといってもらえるようになりました。
・アルバイトと趣味の筝曲に力を入れてきました。
・入学時からカフェでアルバイトと、映画製作サークルに所属していますが、1年次履修した科目の単位は全て修得できました。
・学校では研究に時間を費やし、休みの日にはアルバイトをして、たまに何もない完全な休日を作り、暇だと思う時間が今までより少ない生活を送れた。
・自然体験ボランティアが特に学生生活を充実させてくれました。
・講義や資格、スキルの取得へ向けた学習の合間に、家族の手伝いをして充実しています。
・講義や実験,レポートなどにより時間が奪われるため遊ぶ時間が少ないが,その分友人と一緒に課題やレポートをやる機会が多かったので,楽しい学生生活を過ごせています。
・部活には写真部に所属していました。イベント以外では主な活動は個人でしていたので、勉強との両立は比較的簡単でした。
・東京に来て一人暮らしをはじめてからは行動範囲が大きく広がり、色々なところへ行ったり遊んだりして楽しく過ごしています。
・平日は研究や資格の勉強を熱心に行っています。休日は音楽のライブに行きリフレッシュしています。勉学と趣味を両立することで充実した学生生活を過ごせていると思います。
・充実しています。塾講師のアルバイトと大学の勉強を両立させました。
・科学教室の活動が充実しています。子供たちが楽しい、面白いと言ってくれたのでやってよかったなと思います。
Q将来はどんな仕事に就きたいですか?
・大学院進学後、自動車会社への就職を希望しています。
・インフラ関係の研究職につきたいです。
・メーカの技術職、または照明の操作するなどの操作者になりたいです。
・医療機器メーカに就職を希望しています。
・電気機器メーカーで、システムエンジニアの中でもプロジェクトリーダーやマネージャになりたいです。
・技術職に就きたいです。
・営業、企画・マーケティング、技術営業の仕事をしたいです。
・大学院院で学んだことをいかせる研究職や研究開発職、または研究所への入所、メーカの技術職などを考えています。
・電気系の企業に就職したいです。
・大学院進学後に研究開発職に携わりたいと考えています。大学で学んだことを活かせればと思っています。
・大学院進学後に電力会社などで研究開発をやりたいです。
・大学院に進学し、研究開発職に就きたいと考えています。
Q印象に残った講義・実験は何ですか?
・電気システム実験Ⅱ?Ⅳです。レポート作成の際には細かいところまで気をつけるようになりました。
・専門の授業ではなく総合文化科目の授業は普段の自分の興味と離れた分野の授業を多くとったためどれも新鮮で面白かった。
・回路理論です。数学とパズルが合わさったみたいで面白かったです。
・2・3年次の電気システム実験です。実験がうまくいかず再実験になったり、報告書に不足があり再提出が必要になったりしましたが、1番勉強になったと思います。
・大学1年の時に受けた雷を落とす実験が強く印象に残っています。目視で間近に電気を見れたことは稀だと思うので鮮明に覚えています。
・回路理論の授業はもともと興味のあった分野なので楽しかったです。また、担当の先生の解説がわかりやすかったです。
・電気システム実験Ⅳの定電圧電源の作成が印象強く残っています。中々動作チェックが通らず配線図からやり直しと言われた時は絶望を感じました。
・電気システム実験Ⅳの回路制作が印象に残っています。自分で回路を制作するのが印象に残っています。
・回路理論、回路理論演習はとても苦しめられたので印象に残っています。
・印象に残った講義は回路理論です。計算が複雑だった印象が強いですが回路を学ぶと電気の流れが理解でき、とても面白いです。また印象に残った実験は雷と同じくらいの電圧を発生する実験で、轟音とともに放電する雷電圧には驚きと感動を覚えました。
・電気基礎実習(PBL)の「電気エネルギーの変換と電力の関係を調べる」実験と電気システム実験(強電実験)における「高電圧実験」です。どちらの実験でも高電圧をコンデンサに加えて、電気を充電して鉄球へ全て放電させるときの放電現象を目で観測することが共通の実験で、電気基礎実習では、充電する電圧を変えて観測を行い、高電圧実験では、放電部から受電部(鉄球)までの長さを変えたり、絶縁物を挟んだりして観測を行うという条件での実験でした。印象としては、もちろん、放電時における空気を切り裂く独特な音と特有の光が強く残っていますが、放電後における絶縁物の小さな焼痕なども印象に残っています。
・3年時にある電気システムセミナーが印象的です。プレゼンテーションの資料作りや発表練習など,聞き手にわかりやすいように工夫するのが大変でした。
・電力用デバイスが印象に残っています。半導体部品について仕組みから学べ、計算のノウハウを詰め込む高校の授業や、大學1年での授業と違って想像力を働かせて理解する必要がある非常に面白い講義でした。
・1年生で受けた「現代社会と法」が一番印象的です。文系の科目も選択必修科目に含まれているのですが、その中にこの講義はあります。人の生きる道について深く講義していくので、私の人生観が変わりました。少し単位をとるのが大変な科目ですが、その分の価値はある講義です。
・電気システム実験IVノ直流定電圧電源の設計が印象に残っています。放熱板を取り付けたトランジスタ以外の部品の発熱したため,測定に苦戦しました。
Q受験生に伝えたいことはありますか?
・就職先を考えて大学や学科を選ぼう。もし具体的な進路が決まっていなくても,電気工学の分野は社会に必要とされているため,電気に興味あるならおすすめします。
・失敗を恐れずにやりたいことを思い切りやっていろいろな経験をして欲しいです。
・大学に入る前に研究室のことも調べてみてください!近い将来その場にいるあなたを想像してみてください!それだけで少しでもやる気が湧いてくると思いますモチベーションを高く維持し続けてください!
・つまずいても、諦めないで頑張ってほしいです。
・よく将来を考えることが一番大切です。軽い気持ちで大学選びをすると大変なことになります。また、試験教科は少しでもいいので毎日全教科に触れた方がいいと思います。応用問題ばかり解いていると疲れてしまうので、基礎問題を挟んで休憩をすることも大事だと思います。
・今のうちに将来やりたいことを明確にすることがとても大切だと思います。
・1年次~3年次の中で、1年次は数学や物理、専門科目の基礎的な学習を行います。ここで、分からない部分が生じたり、苦手意識を感じたりした方は、講義担当の講師や学習支援センターの講師の方に聞きたい部分をしっかりと質問をして解決するよう努めた方がいいと思います。1年次に学習した内容は2年次の講義や電気実験で活用することが大いにあります。
・理系学科を受験する人は、数学、物理、化学については点数に差が出ない傾向にあります。差が出るのは英語だと思うので、英語の勉強をおろそかにしないことが大切だと思います。
・早くに受験が終わった方でも、そこで立ち止まっていては春のスタートに遅れてしまいます。努力した分だけ、後々の道の数は増えていきます。がんばってくださいね!
・数学が自分の得意科目と言えるくらいに勉強しておくとよいと思います。特に微積については復習しておくべきです。ちょっとした計算なら暗算でさくっとできるようになると何かと便利です。
・もし電気科に入るのであれば数学と物理を特に押さえてほしいと思います。電気のどの分野に進むにしてもこの2科目は重要だと思います。
・迷わないように地図を確認しておこう、新宿駅は“迷宮”である。
・自分自身でどうしたいのか、これだと思うものを1つ持ち、それだけは絶対にブレないように自分の納得出来る進路を決定してください。先生や両親に相談することはとても大事ですが、あくまで進路を決定するのは本人であることを忘れないでください。おそらく何度も聞くことだと思いますが、これが一番大事だと思います。
・自分のやりたいことをしっかり考えてから学部,学科を決めるとよいです。大学の4年間は長いようで短いので,この期間を無駄にしないように受験時にしっかり考える必要があります。
・数学は学生のうちはどこにでも出てくる。逆に言えば数学さえできれば文系の科目以外では大きな苦労をすることがないので、困ったら数学を勉強しましょう。