本文へスキップ

応用電子計測研究室

八王子キャンパス5号館6階

卒論・修論研究テーマ(一例)

超電導体の試作と評価

実験風景1

 超電導体は電気抵抗がゼロになるという素晴らしい特徴を持つが,現在のところ,応用分野が限られている。特に注目されている酸化物超電導試料に対して,未だ十分に調査がなされていない領域の物性評価をおこない,より扱い易い新材料開発の一助となるような手がかりを見つけることを目標としている。


センサ

実験風景2

 センサは身の回りの様々な機器に使用され,その進歩はとどまるところを知らない。さらなる高機能化・高性能化を目指して,生体計測を視野に入れたイオン感応センサ,環境問題を考慮した複合型センサなどの,様々なセンサについて研究をおこなう。


極低温計測

実験風景3

 超電導体を始めとして,極低温まで冷却すると魅力的な特性を示す物質は少なくない。しかし,そのような環境下で物性評価をおこなうことは容易でない。極低温環境下において,まるで「かゆい所に手が届く」ように様々な計測の実現を目指している。


生体計測

実験風景4

 生体情報を得るための計測法は,生体を傷つけることの無い「非侵襲性」が要求される場合が多い。高周波の電磁波や光パルスと信号処理を駆使して,未だ十分に調査がなされていない領域において生体計測の一助となる技術について研究をおこなう。


ペロブスカィト型酸化物の電気・磁気特性評価

実験風景5

 組成式をAB03で表すことができる,ペロブスカイト構造の酸化物は構造的な柔軟性から,組成式上のAサイト及びBサイトに選択できる構成元素が多いため,数多くの化合物を作ることができる。ランタノイドやアルカリ土類金属などの組み合わせを模索することにより,新たなセンサ材料の開発を目指している。


走査電子顕微鏡の自動制御

実験風景6

 走査電子顕微鏡はナノ情報を可視化できる計測装置として,その役割が益々期待されている。汎用計測器として,観測者が所望する像を容易に得るための自動制御と,ディジタル画像処理について研究をおこなう。


エアリークテスタの高機能化

実験風景7

 差圧式エアリークテスタは製造ラインなどで幅広く活用されているが,溶接工程や塗装乾燥工程直後のように検査対象物が高温となっている場合の適用は困難とされている。当研究室で独自に開発したセンサと温度補正システムを用いて,高温の検査対象物に対して従来よりも遙かに短時間で漏洩検査を可能とする技術の研究をおこなう。


応用電子計測研究室

八王子キャンパス5号館6階
内線3428
E-mailアドレスは「IT計測基礎」「IT計測」などのシラバスに記載されています。