ナノ領域知能画像処理研究室

工学院大学情報学部コンピュータ科学科|馬場則男研究室

English

研究室について

研究内容

電子顕微鏡のハード面(分解能や性能)は飛躍的に向上し、生物、非生物を問わず様々な材料の解析に大きく貢献している。一方こうした性能の向上は解析すべき画像データ量を増大させ複雑化させている。電子線CTやSEM連続断層法など新たな技法がさらにこの傾向に拍車をかけている。従って、今や、操作の自動化、最適化、画像解析の自動化など、コンピュータビジョンの果たす役割は大きく、本研究室ではこの課題に取り組んでいる。また、電子線CTやSEM3次元復元など3次元画像解析も重要なテーマとしている。

主な研究テーマ

  • 電子線CT(コンピュータトモグラフィー)
  • ・自動化(スポットオートフォーカス(ref 3,11)、オートトラッキング(ref 6)、ドリフト補正(ref 8))

    ・完全自動位置合わせ(3次元逆投影線像相関法(ref 6,9))

    ・傾斜軸探索法(ref 7)

    ・情報欠落'missing wedge'に影響されない再構成法(ref 1,10,15,17,18)

    ・機械学習によるセグメンテーション

  • マイクロ・ナノ形態3次元復元
  •     ・ 走査型顕微鏡(SEM,BSE)試料傾斜像からの復元新技術) (資料付)

          (ref,イノベーションジャパン2018 )

  • ロボット顕微鏡の開発
  •     ・ オートチューニング(スポットオートフォーカス、オートスティグマ、など)

        ・ 機械学習(撮影、解析・分類、視野探索、などの自律制御

  • 酵母のオートファジー