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前田研究室は光伝送技術を専門として研究しています。

〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2 工学院大学工学部電気システム工学科 新宿キャンパス2212号室

前田幹夫Profile

経歴

  • 1981年 北海道大学大学院工学研究科修士課程電子工学専攻修了
  • 1993年 北海道大学より博士(工学)を授与される。                               題目:「FM周波数多重方式によるハイビジョン信号の光伝送に関する研究」

資格

  • 1980年 第1級無線技術士取得
  • 1982年 第3種電気主任技術者取得

メッセージ

CEO 2012年に工学院大学の教授になり、4年目となる2016年に初めての大学院生を社会に送り出しました 。

 1981年に日本放送協会(NHK)に入局し、初任地の京都放送局で甲子園選抜高校野球の中継などの番組制作の仕事を経験しました。その後、1984年に放送技術研究所に移り、約20年間にわたってハイビジョン信号の光伝送やCATV伝送方式など主に有線伝送技術に関する研究開発に従事しました。1988年にはソウル五輪開閉会式のハイビジョン生中継放送において、研究開発したFM周波数多重光伝送装置が韓国国内で使われました。その光伝送装置の開発と実用化により市村賞をいただきました。
 2011年に非圧縮スーパーハイビジョン信号の伝送装置を開発して長距離伝送に世界で初めて成功し、前島賞をいただきました。というわけで専門は光伝送です。

 教員になった機会に「光・無線伝送技術の基礎と応用」という本を書き、大学院の講義で使っています。現在は映像、音声信号の水中光伝送の研究に研究室をあげて取り組んでいます。
 
 子供達に科学の面白さを知ってもらおうという趣旨の「科学教室」という学内の活動に積極的に参加しています。これまでに「赤外線電子ペンを作ってみよう」という一貫したテーマで出張を含め年4回ほど演示を行ってきました。2015年11月には中国蘇州で科学教室初となる演示に参加することができました。2016年から17年まで科学教育センターの所長を拝命し、本学の貢献度向上のために努めてまいりました。

2018年より、NHKテクノロジーズ様と「可視光伝送技術を用いる番組制作支援技術の開発」の共同研究を開始しました。ダイバー間の水中会話システムの研究をしています。

 趣味は旅行と時代小説を読むことです。また、30歳以上若い学生さんと研究に元気に励んでいます。どうぞよろしくお願いします。

 所属学会:映像情報メディア学会、電気学会


担当講義

電子回路T         (2年生後期)
アナログ電子回路(大類重範著)を教科書にして、ダイオード、トランジスタ、FETの動作など電子回路の基礎の基礎を学ぶ講義です。
電子回路U         (3年生前期)
アナログ電子回路(大類重範著)を教科書にして、負帰還増幅回路、電力増幅回路、OPアンプ、発振回路や変調・復調など電子回路の基礎を学ぶ講義です。
回路理論U(再)      (3年生前期)
電気回路論(電気学会大学講座)を教科書にして、線形回路網、一端子対回路、二端子対回路、三相交流といった交流回路の基礎学ぶ再履修の講義です。
回路理論U演習(再)    (3年生前期)
回路理論U(再)の講義を十分に理解できるようにするために行う最履修の演習の講義です。
電気システムセミナー    (3年生通年)
読解・発表能力の向上のために、技術解説記事、論文(和文、英文)を読んでパワーポイントでプレゼンをします。今年は5月に開催されたNHK技研一般公開を見学して、各自興味を持ったテーマについて取材して発表しました。
電気システム実験W     (3年生後期)
光ファイバ通信、周波数変復調、マイコン、カウンタなど弱電分野の項目を順番に実験します。その項目のひとつ「直流定電源の設計と製作」では、各自が秋葉原のパーツ屋に足を運び、電源を自在基板に半田付で試作してから実験します。
光応用システム特論     (大学院1年) 
光ファイバの導波原理、各種多重伝送方式、映像光伝送システム、コヒーレント光伝送、Radio On Fiberシステムなど光伝送システムの概要を学びます。

バナースペース

     研究室からの眺め

前田研究室

〒163-8677
東京都新宿区西新宿1-24-2
工学院大学工学部
電気システム工学科
新宿キャンパス2212号室