非同期コミュニケーションのためのアニマルライフログの可視化手法
尾野 恭優,北山 大輔
第10回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM Forum 2018),P7-5,福井県,2018年3月,査読無
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概要
ペットと飼い主のコミュニケーション支援のためにペットのライフログを用いて,その行動を可視化して表現する手法を提案する.今回は,入力として用いる動作は「歩行」に関するライフログとし,可視化手法はさまざまな色による水玉模様である.ライフログの取得はさまざまな実装形態が考えられるが,本稿ではマウスのような小動物を対象とし,インタフェースとして回し車を使い実装する.回し車から回転数,速度,方向の情報を取得し,回転数から描く点の数,速度から色,方向から点の分散を決定する.これにより,動物は自身の動作によって描かれる水玉模様を通して飼い主とのコミュニケーションが可能になり,さらに自身の活発さや体調などを暗に伝えることができるようになる.