ユーザの既訪問スポットの位置付けに基づく未訪問スポットの説明手法
潘 健太,北山 大輔
第11回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM Forum 2019),H7-2,長崎県,2019年3月,査読無
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概要
近年,ユーザはWeb上の観光情報を活用して旅行計画を立てることが多くなっている.しかし,旅行は未訪問スポットに行くことが多いため,観光情報を適切に入手することは困難である.また,ユーザの未知なスポットに対する理解を支援するために,訪問したことがある観光スポットの特徴を用いて,未訪問エリアの観光スポットを説明する方法を提案する.本研究では,まず,観光スポットのユーザレビューを用いて特徴ベクトルを作成する.次に,ユーザにとっての観光スポットの位置付けを抽出するためにあるスポットに対し,既に訪れたスポットと比較した相対的特徴ベクトルを算出する.最後に,相対的特徴ベクトル間の類似度に基づいて既訪問スポットと未訪問スポットを関連付けし,その関係性を説明するためのキーワードを抽出する.また,プロトタイプシステムを構築し,既訪問スポットと未訪問スポットとの説明情報の効果を検証する評価実験を行う.