
今後ますますニーズが高まることが期待されるデザイナー細胞をいかにして創り込むかについて、基礎と応用の両面を意識しながら探求しています。
Welcome to Designer Cell Chemistry Lab!
News
学内のセミナーハウス松風舎にて、長らく待望だったBBQをしました。松風舎は思っていたよりもずっと広くて、宿泊施設もあるなど、充実した施設でした。皆で協力して大きい鉄板で焼いた肉や野菜は、格別の美味しさでした。食べ終わったら、皆でワードウルフというゲームをしました。私は初めてでしたが、自分が村人なのか人狼なのか、なかなか見極められず、奥が深いゲームですね。皆の普段とは違う一面も見れて、今日一日でより一層親睦が深まったように思います。とても楽しかったです。写真はこちら
3年生向けの研究室見学会が開催され、多くの学生にお越しいただき嬉しかったです。主体的に研究に取り組みたい学生さんは、うちの研究室に来たら間違いなく楽しいので、ぜひ第一希望でお願いします。見学会後の学科イベントでは、昨年度学業トップの当研究室・前川君への賞状授与と、前川君から学科長へのトロフィー返還が行われました。おめでとうございます。写真はこちら
当研究室最古となる26年前に凍結した細胞を笹尾さんに解凍してもらいました。河原が学生時代に大事に凍結した細胞です。東京⇒大阪、大阪⇒東京への運搬も経験した細胞なので、大丈夫か心配したのですが、生存率7割程度でしょうか、無事に起きました。学生メンバーが生まれる前の細胞なのに元気なので、みんな驚いていました。写真はこちら
当研究室の紹介記事が生化学誌の「北から南から」のコーナーでWeb公開されました。兵庫医大・藤原先生、執筆の機会を頂き誠にありがとうございました。詳細はこちら
生命化学科のドッヂボール大会に、坂口研との合同チームで参戦しました(3年生1名も来てくれました)。結果は1~3位決定戦のじゃんけんに敗れ、3位でしたが、学科や坂口研との絆が深まった1日でした。写真はこちら
信州大学繊維学部の新井先生とM2の藤崎さんが共同研究で来訪されました。藤崎さんのサンプルを細胞に作用させ、フローサイトメーターで測定しました。フローサイトメーターは無事稼働してデータ取得できました。新井先生、藤崎さん、夜遅くまで実験お疲れさまでした。今回も荷物を運搬頂き感謝申し上げます。写真はこちら
治療用細胞の運命を制御するcfiCARの開発についての総説論文が化学工学誌でWeb公開されました。大阪工大・﨑山先生、東大・太田先生、執筆の機会を頂き誠にありがとうございました。詳細はこちら
信州大学繊維学部の新井先生とB4の村山さんが来訪されました。これまでのご研究や、最新の人工蛋白質設計に関する研究進捗もご紹介頂き、その素晴らしい内容にメンバー一同感嘆致しました。遠路はるばる私の荷物も運んで頂き、恐縮ですが誠にありがとうございました。写真はこちら
人工受容体による治療細胞の機能化についての総説論文がDrug Delivery System誌でWeb公開されました。京大・樋口先生、執筆の機会を頂き誠にありがとうございました。詳細はこちら
電気工事を行い、オートクレーブ、-80℃フリーザーが稼働できるようになりました。これで研究室設備のセットアップは完了し、研究室創設記念親睦会を行いました。今後は大腸菌を使ったプラスミド構築にもいよいよ着手していきます。写真はこちら
前週に炭酸ガスボンベ設置、液体窒素タンク充填を行い、皆で細胞解凍を行いました。細胞は無事に起眠し、週末までに継代、凍結までできました。ラボ構築を経てとうとう実験開始にこぎつけられ、感無量でした。文献紹介、コロキウムもスタートしました。活発なディスカッションが繰り広げられ、皆さんのポテンシャルの高さに今後への期待が膨らみました。これから皆で切磋琢磨しながら研究活動を頑張っていきましょう。写真はこちら
移設に引き続き、サンプル入りの発泡スチロールや小物類の入った段ボールを開梱し、実際に使う時のことを想定して便利な位置に配置しました。アズバイオ・松田さん、移設では本当に大変お世話になり、ありがとうございました。メンバーの皆さん、研究室の片付けから再配置まで、ご協力ありがとうございました&大変お疲れ様でした。写真はこちら
ポリッシャーでワックスごと汚れを落とし、そのあとワックス掛けをしました。見違えるほどきれいになり驚きました。辛研・久木田さん、丸一日ご協力いただき、ありがとうございました。写真はこちら
来週の研究設備移設に向けて、先週から片付けを頑張ってきました。多くの方々にサポートいただき、本当に感謝しております。坂口先生、安井先生をはじめ、大川さん、鈴木さんには特にお世話になりました。ありがとうございました。写真はこちら
河原が生命化学科・教授として着任しました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
Research Outline
Research
細胞は表面に受容体を発現し、リガンドを受け取って運命変換して機能を柔軟に変えられるところが、これまでの分子をベースとした医薬品とは劇的に異なります。本研究では、新しいデザイナー細胞の創製を目指して、任意の分子に応答して細胞の様々な運命を制御可能な人工受容体を開発します。対象となる細胞(血球系細胞、神経系細胞、iPS細胞など)と誘導したい運命(増殖、分化、遊走、死など)の組み合わせに応じて、それぞれ最適な人工受容体をデザインします。
受容体のシグナル伝達ドメインに任意のシグナル伝達分子結合モチーフ配列を連結して再構成することで、受容体のシグナル伝達特性自体をリプログラミングできる系を構築します。この系を用いると、人工リガンドや光刺激によって単独あるいは複数の標的シグナル伝達分子をいわばアラカルトに活性化することができます。また、細胞運命を効率的に誘導可能なモチーフ配列をスクリーニングすることも可能です。本研究のアプローチでは、天然の受容体には無いような緻密なシグナル伝達特性を実現することができることから、効果的かつ副作用の少ない細胞治療への応用が期待されます。
細胞内での蛋白質間相互作用検出系として、標的タンパク質とシグナル伝達蛋白質を融合した2種類のキメラ蛋白質を細胞に導入し、細胞増殖の有無によって簡便に相互作用を検出できるユニークな系を開発しました。この系を利用して、化合物・ペプチド・細胞内抗体・AIでデザインされた人工蛋白質のライブラリースクリーニングや親和性成熟など、蛋白質間相互作用に着目した創薬を目指して研究を進めます。
Members

Principal Investigator
デザイナー細胞を創製する草分けの研究に挑んでおり、細胞工学 x 蛋白質工学の分野でオンリーワンの研究を目指しています。
研究室教育を通して、徐々に専門分野を究めるものの、『工』の精神を持って俯瞰的に学問と社会・産業との接点を探ることのできる人材を育成していきます。
Original Articles






































































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Access
JR中央線八王子駅または京王線京王八王子駅よりバス約20分
工学院大学または工学院大学西下車 徒歩5~10分