6月9日（月）の化学応用学特論で、静岡大学の河岸洋和先生が「キノコが関わる『謎』の化学・科学−科学的に未解明な自然現象『フェアリーリング』の謎の解明と基礎的・応用的展開−」のタイトルでご講演して下さりました。河岸洋和先生は私のポスドク時代から20年近くお世話になってきた先生でしたので、今回、工学院大学に来ていただけてとても嬉しく思っております。キノコが関わる芝生がリング状に枯れる自然現象「フェアリーリング」に着目されて活性物質を特定されて、その機能解明や応用展開を行われた研究成果についてのご講演はとても聞きごたえがあり、とても面白い内容でした。同研究テーマについては黎明期から何度も先生のご講演をお伺いしたことがありましたが、その都度、新しい発見が加わり、どんどん発展的な展開を見せてくれて聴衆を魅了してくれました。今回も新たなご発見をたくさんご報告して下さり、分野外の学生もみな真剣かつ前のめりに聴講している様子がとても印象的でした。持前のユーモアも存分に盛り込まれて、90分のご講演時間があっという間に過ぎ去りました。今後もますます魅力的なご研究を展開されて、我々を魅了して下さりますことを期待しております！

ご講演前に私どもの研究室にも来ていただき、研究室メンバーと記念撮影させていただきました。

私の同門の鷲田さんも河岸先生のご講演を聴講に来られました！

大勢の聴講者に向けて天然物化学の魅力あふれるご講演をしていただけました。

会場からも当研究室のメンバーを中心に大勢の学生さんから河岸先生への質問が相次ぎました。

ご講演後には有機系研究室の学生さんとの記念写真にも応じていただけました。

ご講演終了後は学科教員との懇親会を開かせていただきました。
河岸先生、大変ありがとうございました！

（OO）