第72回トキシンシンポジウムに参加してきました!
9月2日(水)~5日(金)に開催された、第72回トキシンシンポジウムに参加してきました!
今回の開催地は京都・嵯峨嵐山。トキシンシンポジウムには、理工系だけでなく、医薬・農学系の研究者も多数参加しており、さまざまな視点から「毒」や生物活性物質について研究している研究者が集まっています。
1日目は少し早めに現地入りし、会場周辺を散策しました。今回が初めての京都だったので、伝統的な街並みや独特の空気感を楽しみながら、散策と食事を満喫しました。会場から徒歩圏内には渡月橋もあり、平日にもかかわらず、たくさんの観光客でにぎわっていました。
昼食を終え、いよいよセッションスタートです。
今回参加したのは「若手奨励演題」のセッションです。修士課程の学生から助教クラスまで、35歳以下の若手研究者が研究発表を行います。私は6番目の発表を担当しました。今回は15分間の発表に加えて5分間の質疑応答があり、普段参加している学会よりも少し長めの時間設定でした。

(↑今回、世話人を担当されていた宮下先生がデザインしたトートバッグです。かわいい!)
ガチガチに緊張していましたが、なんとか発表を乗り切ることができました。化学系の学会とは異なる切り口からの質問が相次ぎ、今後の研究に活かせそうな貴重な意見もたくさんいただきました。質疑応答の時間が長かったこともあってか、多くの方が手を挙げてくださり、「自分の研究に興味を持ってくれる人がいるのは、こんなにも嬉しいことなんだな」と実感しました。この思いを大切にして、修了までの残り半年間も頑張ります!
2日目は、一般演題や招待講演などを聴講しました。普段の学会ではなかなか出会うことのできない研究にも触れることができ、とても楽しく聴講することができました。
特に印象に残ったのが、サソリやヘビの毒に関する研究です。フィールドワークからラボでの分析へとつなげていく研究の流れ自体は、私たちの研究とも共通する部分がありました。一方で、着目するポイントや研究の切り口、仮説の立て方などは非常に斬新で、とても勉強になりました。
午後にはエクスカーションも予定されていましたが、荒天のため中止に……。残念。その代わりに、同部屋の学生たちと街を散策したり、スイーツを楽しんだりして過ごしました。
このシンポジウムでは、参加者が同じホテルに宿泊するため、セッションが終わった後にもたくさんの交流があります。同部屋だった学生の方々(修士課程の学生も博士課程の学生もいました)ともいろいろな話をすることができ、非常に有意義な時間を過ごしました。
特に、天然物化学やケミカルバイオロジーを専門とする先生や博士課程の方々とは、夜遅くまで研究について語り合うことも。以前からお話ししてみたいと思っていた先生方とも直接議論することができ、とても楽しい時間でした。研究内容についてじっくり話すだけでなく、それぞれの研究生活や今後の進路など、普段の学会ではなかなか聞けない話ができたのも、このシンポジウムならではの経験だったと思います。
3日目の昼頃までセッションを聴講し、帰路につきました。新幹線の待ち時間には京都駅周辺の観光名所を巡り、最後まで京都を満喫してから東京へ戻りました。
普段参加している学会とは分野や雰囲気が異なるシンポジウムでしたが、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。自分の専門分野とは少し離れた研究に触れることで、新しい視点を得ることができたのはもちろん、研究者同士の交流という面でも非常に刺激的な3日間でした。毒性のある化合物を扱っている後輩たちにも、ぜひ参加してほしいと思える、学びの多いシンポジウムでした!