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白色雑音 white noise 白雑音は、定義が明確で、誰が作っても同じになります。即ち、全ての周波数の音が均一に含まれる雑音です。標準雑音として、スペクトルの物理的評価に用いられます。 但し、そうは言っても、含ませる部分音の周波数を1Hzで刻むか5Hzで刻むかによって、作られた音の音色は若干の差が出てきます。含ませる部分音の周波数を細かく刻む程、綺麗な白雑音になります。 |
他の雑音 他の雑音は、定性的には決められていますが、定量的な定義は不明確と言えます。上表にリンクさせた各雑音は、白雑音からある周波数の音成分を弱めるやり方で作りました。 上表では、簡便の為に、強(弱めていない)、中強(やや弱めた)、中(半分弱めた)、弱(ほぼ消去した)でスペクトル特性を説明しています。しかし、各周波数帯内で均一の強さにしているのではなく、例えば赤雑音は、20Hzを100%とすると20000Hzが0%まで連続線形に強さを変化させています。 |
桃色雑音 pink noise これは、周波数に反比例して、その周波数の部分音の強さ(混在比率)が小さくなる様な雑音です。1/f雑音とも言えます。自然音は、これに近いスペクトルを持ちます。自然音と比べてみて下さい。 なお、桃色雑音またはそれに類似する雑音を聴いていると、疲れている時には睡眠を誘発する傾向があると言われています。 |
雑音の作り方 ここにある雑音は、全て、汎用フリーソフトウェアAudacityのノイズ作成機能とイコライズ機能を用いて、菱田が作りました:第一版:令和5年7月10日。 |