工学院大学 先進工学部 生命化学科



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研究室主任からごあいさつ

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                         Mai-2015(平成27年)


                       医薬化学研究室

                           教授 松野研司

 ようこそ、工学院大学 生命化学科 医薬化学研究室のホームページへお越しくださいました。
 平成27年4月1日付で岡山大学薬学部より赴任してまいりました松野研司と申します。研究室主任として、一言ご挨拶申し上げます。

 当研究室は、2015年4月に生命化学科に新設された研究室です。生命化学科自体も同時期に新設されましたことから、真新しい学科の一番フレッシュな研究室であります。さっそく13名の4年生が配属され、准教授の大野修博士とともに研究室を預からせていただいております。各方面の懇切なるご配慮もあり、ほぼ実験器具の整備が完了し、さっそく研究活動を開始いたしました。

 本研究室では『生命現象の解明に資する化合物を見出し、医薬品候補化合物へと磨き上げる』を室是とし、医薬品シード化合物から臨床開発化合物への進化を目的とした実践的な医薬化学研究に加えまして、生命現象解明に資する低分子化合物の探索・開発研究を推進しております。

 工学系学部になぜ医薬を研究する研究室があるのか?といぶかしく思われる方もいらっしゃるかもしれません。このことにつきましては、小職の想いもありますことから、少々説明させていただきたく存じます。
 経歴にも記載させていただいておりますように、小職は大学院修士課程を修了後、製薬企業における研究・開発に約14年間従事いたしました。その際に欧米の製薬企業がメガファーマ化していく姿を目の当たりにし、日本の製薬産業界を背負って立つ優れた人財を確保しなければならないという危機感を強く感じておりました。縁あって大学教員として勤務を始め、人材育成に携わることができる立場となったものの、薬学部の実態を目の当たりにした際に大きなショックを受けました。(折しも当時は、薬学部6年制へ移行する最中でありました。)かねてより製薬企業に多数の人財を送り出してきた薬学部が、製薬産業界への人財輩出という観点では縮退していく様を目の当たりにしたわけです。もちろん、現在の薬学部からも優秀な人財が製薬会社へと進んでいますし、今後ともその重要性が変わることはありません。しかしながら、一定数の人材が製薬産業界を目指さないと、わが国の製薬産業界は衰退するのではないでしょうか? 一方で小職が製薬企業勤務時におきましても、理工農系学部の出身者が活躍されていたことから、先進工学部においても医薬に関する素地が充分にあることを物語っています。従いまして、今まで以上に理工農学系部出身者が医薬の世界に飛び込んでいく必要がある時代を迎えているわけです。

 このような(つたない経験をもとにした)想いから、当研究室では、日本経済を支える医薬品産業界で国際的に活躍しうる人材を輩出するべく、研究と教育に邁進する所存であります。医薬品に興味をお持ちの若い学部&大学院生諸君、志高く一緒に研究に取り組みましょう。また、医薬化学は学際的研究の側面がありますことから、大学や民間企業の先生方とご一緒に研究を推進していくことが必要不可欠であります。どうか当研究室の趣旨をご理解いただき、ご一緒に研究させていただきたく、お力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。






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