~研究内容~
饋電システム
饋電システムとは電力会社から送られてくる電気を変電所で変換し,架線(電車線)を通じて電気車に供給する一連の電力システムのことである。
当研究室では,主に直流饋電システムの省エネルギー化を図る研究を行っている。
直流饋電システムの省エネルギー化を図る手法として,ハード面(システム自体を改良)とソフト面(既存のシステムで実現)があり,それぞれで研究の実績がある。
運行計画・運行管理
鉄道の運行計画とは端的にいうと列車を動かす段取りをたてることである。与えられた条件下であれば,自由に列車の運転計画(いわゆる列車ダイヤ)を策定できる。都市鉄道では特にラッシュ時の輸送力増強に力を入れているが,慢性的な混雑など課題は多い。
当研究室では,列車ダイヤの変更による旅客視点での利便性向上や列車運転用電力との相関について研究している。
一方,鉄道の運行管理とは計画通り列車を運行し,遅延時などは乱れたダイヤを回復することである。乱れたダイヤをもとの計画に戻す作業のことを「運転整理」というが,作業量が多く,かつ迅速な判断が求められる。この負担を軽減すべく,当研究室では運転整理問題を解くツールの研究を行っている。
そのほかの研究
- 超高度化鉄道システム(UCRT)
- 磁気浮上式鉄道における車上分岐の検討
- 純電気ブレーキの最適システムの提案
- 簡易型自動運転の提案
- 開かずの踏み切り対策
- LRT用優先信号
- 高速電気車の評価論