「グライダーについて」メイン画像
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−グライダーとは?−

簡単に言えばエンジンがない飛行機のことです。
グライダーと言えばパラグライダーやハンググライダーなどを想像する人も少なくないと思います。
おおまかな飛ぶ原理はこれらと同じで、ゆっくり落ちているだけと思っていただければわかりやすいでしょう。

各種グライダー

しかし私たちが活動で使用するグライダーの性能は飛行機に近いものと言えます。
飛行速度は100km/hを超え、最大飛行高度は450m以上です。
東京タワーを軽く超え、スカイツリーの展望台と同じ高さを飛べますね。
"落ちているだけ"とは言え、軽く10分以上は飛行できます。

離陸 余白

−グライダーの面白さは?−

まずなんと言っても空を飛ぶことでしょう!
車の運転やボートの操縦では体験できない"前後","左右"に"上下"を加えた動きができます。
もちろん外の景色も格別!普段は見ることのない空の世界が目の前に広がります!

飛行画像

もう一つはグライダーならではの楽しみ方で、グライダーがスポーツと言われる最大の理由でもあります。
先ほど述べたように通常グライダーは空を飛びながらゆっくりと落ちている状態です。
しかし、気象条件によっては上昇気流という上向きの風に乗って高度をどんどん上げることもできます。
つまりこの上昇気流があり続ける限りグライダーは無限に飛んでいられるというわけです。
先ほどの450mというのは最低でもこの高さまでは上がれるという意味です。

飛行画像2

上昇気流自体は珍しいものではありませんが、捉え続けることが難しく経験と技術が必要になってきます。
いかに上昇気流を捉え長く飛んでいられるがグライダーの面白さなのです。

※補足:450m(1500ft)は関宿滑空場における飛行機曳航時の通常の最低離脱高度を意味します。

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−安全性について−

グライダーは航空法で定められた立派な航空機で、大型旅客機や戦闘機と同じ分類になります。
航空法で定められた航空機は、国の基準に準じた整備点検を行い、定められた性能を満たしていないといけません。
我々航空部の機体も定期的に法令に基づく整備や検査を行い、機体は常に安全な状態であるように保たれています。

機体記号

また操縦に関しても教官が許可するまでは教官と2人で搭乗しますので、経験が無いことに関しては問題ありません。
訓練生は最初のうちは上空で基本的な動作のみを行い、離着陸などは教官が行います。
教官は訓練生の技量を見定めながら徐々に操縦させる時間を増やしていき、
最終的には離着陸も含めた全ての操作を訓練生に行わせます。

訓練風景

また教官は操縦教育証明という航空法で定められた資格を持つ者のみとされています。
人の命が関わることなので正確な操縦技術と豊富な飛行経験が求められるのです。

長々とした紹介になってしまいましたが、まだまだ説明できてない部分はたっくさんあります。
百聞は一見に如かず。なにはともあれ一度体験搭乗会に参加することをお勧めします!

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