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研究概要: 本研究では、上記により環境に配慮したケイ酸カルシウム 系廃棄微粉末を使用した乾式漆喰パネルの開発を目指す。 まずその性能を確認するため、研究1 で乾式パネルの中塗 り仕上げの手塗り、こて仕上げの比較をするために引掻き試 験を行い、表面の傷のつきやすさを測定する。次に、引張強 度試験機を用いて強度試験を行う。また製造手順を、コンプ レッサーによる吹き付けやコテによる手塗りを組み合わせ、 それと同時に同色、別色の漆喰の塗り重ねによって変化する 色彩を確認する。 研究2 では、長期使用に向けてプライマーごとの表面付着 性と含水変形抵抗性を比較し、降水等による吸水により歪み が生じないかどうかを確認する。次に プライマー効果を考 慮して、引掻き試験と引張強度試験を研究1 と同様に行い、 表面強度に違いが出るかどうかを確認する。 研究3 では、これの中塗り仕上げにおける空気質改善性を 評価するための揮発性有機化合物(VOC)の除去性能比較を行 う。また、アンモニアを利用し、室内環境の中でも重要度の 高い消臭性能比較を行う。次に調湿試験を行い、湿度の高い 空間での除湿性能と湿度の低い空間での加湿性能を検証する。 研究4では、磨き仕上げを施した上塗り仕上げ部のみの乾 式漆喰パネルの性能確認を行う。試験体自体が既調合漆喰の ため、温度変化を与えてVOC が出ないことを確認した後、研 究3と同じようにVOC吸収試験、消臭試験、調湿試験を行う。 2.研究の方法 3.1引掻き試験(研究1) 図2 a)に引っ掻き試験の結果を示す。吹き付けよりもコテ 仕上げの方がデータにバラツキが見られ、手作業による製品 のデメリットが分かる。吹き付けの方はあまり数値にばらつ きが見られず安定した製品の提供ができることがわかった。 3.2 漆喰上塗り部の付着試験(研究1) 図3 の乾式漆喰パネルの上塗り部分については,プライマ ーの有無,仕上げ厚さの違いなどにより,その付着強度は大 きく変化するといえる。本実験では,日本建築仕上学会方式 の付着試験器を用いて,荷重付着変形長さを測定する。これ により,最大強度と引きはがしまでの変形量を把握した。 3.3 色彩確認試験(研究1) 写真1に色彩確認試験の一部の写真を示す。色の種類は全 て合わせて40色ほどあり、その中から使用頻度の高いと考え られる色を4 色実験に使用した。中塗りの一度目の色が白の 場合は,他のものに比べて比較的数多くの種類も組み合わせ やすく,色の重なりを見ても良いように思える。全ての作業 をコンプレッサーのみで終わらせることができれば作業とし ては容易であるがこてを手作業で使用した際のデザイン性に は優れたものがあるため,それら二つのせめぎ合いを考える 必要がある。 3.想定される結論とその研究が果たす社会的貢献度 本研究により、以下の知見が得られた。 5.研究成果 その1 仕上げ状態の違いによる 強度・変形抵抗性、建築学会関東支部、2024 2) 江野畑藍希、田村雅紀、石澤玲美、草柳隼斗、繊維強化セ メント系パネル廃棄微粉末と天然鉱石粉末を含有した乾 式漆喰パネルの開発 その2 仕上げ状態の違いによる 空気質改善性、建築学会関東支部、2024 5)江野畑藍希、繊維強化セ
メント系パネル廃棄微粉末と天然鉱石粉末を含有した乾 式漆喰パネルの開発 工学院大学卒業論文,CD-ROM |
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