研究分野

暗号理論/Cryptgraphy
ネットワーク上には、不正に情報を得ようとする悪意あるユーザがいることがあります。暗号を用いることで、悪意あるユーザからの攻撃を防御しつつ、行いたい処理を実行することができます。それそれのアプリケーションに合わせた暗号プロトコルを設計することによって、安全かつ効率的な処理を行うことが可能となります。
ゲーム理論/Game Theory
インターネット上にはさまざまな好みを持ったユーザがいます。それらのユーザは自分の効用(うれしさ)を最大にするように行動するため、その行動結果の集まりは各個人として、および社会全体として望ましいものでないことが往々にして起こります。このような問題を解決するために、各ユーザが実行するプロトコルを設計します。プロトコルに従って動作することが各ユーザにとって効用を最大化させることにつながれば、全てのユーザはプロトコルを正しく実行し、よりよい結果を得ることができます。このようなプロトコルの考案を行っています。
分散アルゴリズム/Distributed Algorithm
大規模ネットワークでは常にどこかで故障が発生しています。故障のあるネットワークで正しい処理を行うためには故障の影響を自動的に排除するアルゴリズムが必要です。ネットワークにおいて耐故障を達成し、かつ効率的なアルゴリズムの考案を行っています。
卒業論文テーマ
2013年度
名前 | テーマ |
井口 亮 | ネットワーク符号化に適したMACの高速化 |
漆原 雄太 | ε-ファジーマッチングセキュアプロトコル |
大塚 理紗子 | ケーキ分割プロトコルの社会的効用比較 |
小松原 豪 | コミットメントプロトコルのコストを考慮した暗号理論的安全性とゲーム理論的安全性 |
崎山 忍 | 耐SPAによる楕円曲線スカラー倍算の一手法 |
長野 宏明 | 2種類の学生がいる場合の研究室配属問題 |
藤本 啓佑 | 秘密分散方式を用いたスマートグリッドにおけるプライバシ保護方式の問題点について |
横山 健太 | 複数人同時待機によるオンラインケーキ分割問題 |
渡辺 駿 | 広告掲載順位ごとに入札するセキュアキーワード広告オークションプロトコルの提案 |
2014年度
名前 | テーマ |
安藤 大地 | 複数の研究室への同時配属問題 |
稲永 隆大 | ブロックごとに分かれた利用時間の希望割り当て問題 |
川邊 茂和 | ネットワーク符号の盗聴耐性について |
小嶋 健太 | プライバシーを考慮した安定ルームメイト問題 |
佐藤 寛悟 | オニオンルーティングの一方式における通信文非結合性問題について |
佐藤 直弥 | MANETにおけるフラッディングを抑制するルーティングプロトコル |
清水 航平 | 分割不可能な財に対する配分方式 |
長田 裕介 | 準同型共通鍵暗号を用いた相関ルールの秘匿抽出手法 |
吉町 優 | MANETにおける電力指向による負荷分散ルーティングプロトコル |
2015年度
名前 | テーマ |
朝比奈 佑馬 | 秘匿回路計算のゲーム理論的安全性 |
茨木 拓也 | カードを用いた効率の良い不動点のないランダム置換の生成 |
奥村 亮介 | フォワードセキュリティを満足するオニオンルーティングの返信経路情報 |
久保 光毅 | 途中退出を許容したオンラインケーキ分割プロトコル |
倉野 颯太 | 人気コースが存在する場合のコースへの割り当て問題 |
中村 諒 | ビットスライス回路による第M+1価格セキュアオークションにおけるタイブレーク方式 |
山本 雅晴 | 仲介人を用いた仮想通貨のための宝くじプロトコル |
渡邊 恭平 | ビットコインの匿名化プロトコルについて |
修士 | |
望月 宥志 | プライバシ保護協調計算に関する研究 |
2016年度
名前 | テーマ |
岩田 ありさ | ハイブリッドクラウド上におけるSEMRODを用いたMapReduceフレームワークの機密情報漏えい防止策 |
小川 翔平 | 並列マッチングにおける効率的なブロッキングペアの解消法 |
田中 龍之介 | フォワードセキュリティを満足するオニオンルーティングに基づく匿名通信 |
並木 勇人 | 平均学力の均一化を行う研究室配属アルゴリズム |
安井 賢也 | 合理的な複数の敵に対し、信頼性・機密性を満たす秘密分散通信 |
山崎 芳樹 | メタ羨望のない、一部分を捨てるケーキ分割 |
村山 和也 | 結託攻撃に対する耐性を有する秘匿マッチングプロトコル |
山川 凌平 | ブロックチェーンと秘密分散を使用した電子投票 |
修士 | |
川邊 茂和 | 繁殖戦略に関する計算 |
清水 航平 | 分割不可能な財に対する配分方式 |
吉町 優 | MANETにおける公平性を考慮したルーティングプロトコル |
2017年度
名前 | テーマ |
糸数 晴輝 | カーシェアリングのためのブロックチェーン |
小神野 優樹 | 好きなものと嫌いなものが混ざった財の公平分割 |
小野 響 | 背面処理を用いたカードベース秘密計算プロトコル |
佐々木 舞琴 | スケジュールマッチング |
鮫島 裕也 | 希望優先と成績優先を組み合わせた研究室配属 |
一杉 幸紀 | 制限付きリストを持つ場合の安定結婚問題 |
古田 創大 | 分割不可能な財の割り当て近似アルゴリズム |
鈴木 雄也 | メッセージの伝達方式における複数の敵による攻撃戦略の解析 |
修士 | |
茨木 拓也 | グループにおける秘匿マッチングプロトコル |
2018年度
名前 | テーマ |
王 宏偉 | グラフの暗号化 |
菅原 由騎 | 交換に基づく公平な割り当て |
田中 文崇 | オンラインルームメイト問題 |
福本 怜 | マッチングアルゴリズムの変更 |
松下 耕大 | 情報漏えいのゲーム理論 |
柳野 将人 | セキュアオークションプロトコル |
修士 | |
安井 賢也 | 分散通信における機密性向上について |
2019年度
名前 | テーマ |
伊藤 悠斗 | Ethereum 2.0 におけるフルノードのワールドステートの信頼性向上手法 |
石毛 優紀 | テーマパークの優先権パスのデジタル化によるプレイヤー行動の検証 |
浦郷 遼太郎 | 通勤電車の混雑緩和のための経路選択方法 |
大谷 淳稀 | 旅行旅程作成アルゴリズム |
小山 栞太 | 荷物潰れがない,積載量の最大化アルゴリズム |
中村 颯篤 | ダブルイリミネーショントーナメントにおける戦略について |
2020年度
名前 | テーマ |
久田 海里 | 指定時間内に最小燃料で航行するウェザールーティングアルゴリズム |
青木 大輔 | 錦織選手のテニスサーブに関するゲーム理論解析 |
佐々木 輝 | ホテルの利益を最大化する部屋の割り当て戦略 |
鈴木 颯馬 | Jリーグにおけるダイナミックプライシングによる効用の検証 |
名前 | テーマ |
深澤 拓朗 | 灯台と ABC プレースの物理的ゼロ知識証明 |
青木 祐磨 | コロナワクチン接種予約のマッチング |
高根澤 武蔵 | 多対二の研究室配属問題 |
日高 悠河 | 災害時の避難者配給物資受け取り問題 |
南澤 直希 | SEIR モデルを適用した誤情報拡散モデルの構築 |
宮崎 勇斗 | ビルディングパズルに対するゼロ知識証明 |
師岡 智也 | トランプカードを用いた背面処理によるカードベース暗号プロトコルに対する3者間での相互監視による不正防止 |
修士 | |
伊藤 悠斗 | RFC 8030を用いた高信頼なpub/sub型サーバプッシュの実現 |
名前 | テーマ |
青木 瞭磨 | 数独における数字ごとのヒント数が与える問題生成への影響 |
西永 智貴 | デリバリー配達員の割り当て問題 |
波多江 武明 | ナンバーチェーンパズルに対するゼロ知識証明 |
宮澤 樹 | 採用1次選考のアルゴリズム |
渡部 佑哉 | ヘルゴルフに対するゼロ知識証明 |
名前 | テーマ |
小林 直紀 | トランプカードによる背面処理を用いていくつかの関数を計算するカードベース秘密計算プロトコル |
大森 琉司 | 二種類の学生が存在する場合の研究室配属問題 |
小林 廉太郎 | 目的に合わせた移動経路設定 |
坂倉 碧斗 | Jリーグにおけるダイナミックプライシング導入の検証 |
反町 駿也 | 津波避難行動におけるリーダーの必要性の検証 |
中西 響希 | 決勝戦でマッチングするためのトーナメントの不正 |
名前 | テーマ |
阪本 宗亮 | 不戦勝が発生するスイス式ト-ナメントにおける組み合わせの決定 |
佐山 良博 | ドッスンフワリに対する物理的カードを用いたゼロ知識証明プロトコル |
原 舞子 | チケット抽選販売における価格設定方法の提案 |
木村 崚雅 | 最大距離と生徒数を考慮した小学校配置 |
原 剛斗 | カードゲーム「ニムト」の5人プレイの戦略と手札の強さ |
浅井 未崎 | ペアによる配属を許す場合の研究室配属問題 |