フレンドシップ制度で長野県立飯田工業高校。50人の高校2年生の前で話す。相手が若すぎで緊張したかも知れない。本当はそうではないのかも知れないが、何もかもが素直に受け取られそうな恐さを感じた。
JR飯田線の乗客は高齢者と18歳未満が多い。要するに車に乗れる人は電車を使わないということだろう。天竜川沿いに細長く集落が続くこの地域において、あらゆる住民に移動の自由を保障する重要な手段だ。
あまりにも安かったのでネコ用にと近所の日用品店で購入した敷物と同じもの(ただしサイズは違う)を、新宿の浮浪者がかぶって寝ているところを発見した。ちょっと驚いた。複雑な気分だ。人がネコ並なのか、ネコが人並みなのか、よくわからなくなった。
PHSに何度も知らない番号から着信があるので無視していたら、とうとう留守電が入っていた。「ナオミですう」という鼻声の伝言だった。全然知らない人だとすぐにわかったので消した。しかし、私には何度も連絡が入っているが、本当に連絡を取りたい相手には一度も連絡が取れていないに違いないナオミさんがちょっとかわいそうになった。
八王子で授業の後、新宿へ。論文フロッピー+原稿作成郵送。学会誌入稿原稿作成郵送。非常勤講師関係書類作成手伝い。組合関係書類捜索整理。予算関係書類書き。他。
出産が事実上公務であるとは大変なことだ。初授乳まで記事になる。天皇家の人権を考えるという主張が出てきてもおかしくはない。天皇家を思うがゆえの天皇制廃止論もありうる。皇室典範改正によって皇太子妃を義務から解放するのが最初の課題か?
昨年の卒業生が就職の報告に来た。タイミングというか運というか出会いというのが結構大きく人生を左右するものだとあらためて思う。
竿竹売りとまったく同じ車と声色で餃子を売って回る商売があるようだ。「カレー餃子」というフレーズが聞こえた。
本を読んでもなかなか感想が書けない。責任ある感想が書けるほどしっかりと読んでいないということだろうと思う。書評を頼まれるか、よほど重要な本についてしか、言及することはできない。これのようなものが書けるのはすごいと思う。
ウィルス付きと思われるメールがけっこう来ている。エレベータの中でも学生が、メールソフトのアドレス帳に載っている全員にウイルスをばらまいてしまったという話をしていた。
イギリスでは、いきなりクローン人間づくりを禁止する法律だ。クローン人間さえ誕生させなければクローン胚を作ってもかまわない、という方向に向かっているような気がする。日本も同じでは。
事情があって税務署に。書類の閲覧と証明書の発行。左隣の相談者は外国人で、納税証明書がないとビザが発行されないと言っていた。右隣は労働基準法違反を起こした会社に勤めている(いた)男性で、未払い分の賃金が入ったときの納税について聞いていた。つまらない書類を取りに来ただけの自分が失礼な存在のように思えてきた。左の外国人は若い女性であった。税務署職員の説明によれば、納税証明の発行には申告が必要で、申告のためには勤務先の源泉徴収票が必要だということだ。しかし、その女性が昨年働いていた店舗の一つは既につぶれていると言う。外国人向けに職員がはっきりした口調でゆっくり話すので、とてもよく内容が理解できた。プライバシーが全然守られていない。
日頃お世話になっている動物病院がホームページを作ったというので閲覧してみた。スタッフ紹介というページで輸血用の動物が紹介されていたが、障害があって普通の家では飼えないので持ち込まれたとか、病院の前に捨ててあったとか、とんでもない飼い主から引き受けさせられたとか、それぞれ相当な過去がある「流れ者」ばかりだ。かわいい写真もあるが、リンクする気にはなれない。同様の持ち込みを増やすのに貢献したくないからだ。ホームページ公開によって持ち込みが誘発されなければ良いのだが。
『生物学史研究』の著者校正を送るため、8通の郵便物を郵便局に持っていった。全部80円だろうと思っていたが、ちゃんと計ると25gを越える郵便物があることがわかった。油断ならない。
破綻したゼネコンの東京渋谷のビルは静かだった。そういえば、約十年前に大学時代の知り合いであったとある建築家から、取引先にあぶない会社があると聞かされていたのを思い出した。工学部の教員としては、どこに就職しても安心できないという事例として学生に伝えていくべきだろうか。来年4月から勤めることになっていた大学生が日本全国にたくさんいるはずだと思うのだが、どうなるのだろう。
結局新しい定期もSuicaではなくて普通の磁気定期券にした。その理由は窓口に並ぶのが面倒だったからだ。継続の定期券なら自販機で買える。
餃子で驚いていたら、マグロもあるそうだ。販売車が停まる予定の場所と思われるあたりの電柱に「マグロ船直送」と書いた札がぶら下がっている。
JRだけの定期なら自販機を使って、磁気定期券の継続分をSuicaで買うことができると印刷会社M氏からアドバイス。私鉄との乗り継ぎ分はどうなんだろう。しかも私鉄の方の窓口で買ったものだ。
「ぜつはん」って何ですかと学生にきかれた。「絶版(ぜっぱん)」と変換するまでに2秒かかった。正確にはどういうことを言うのかよくわからないが、本屋さんで売ってない可能性が高いと言っておいた。
500円玉が嫌いだ。たった1枚で大きなスペースをとるから嫌いだ。自動販売機で使えないこともあるので嫌いだ。500円玉をできるだけ手にしなくて済むようにするためには、まず第一に下三桁が500をちょっと越える中途半端な金額の支払い(例えば9501円など)で、気を利かせて半端を支払ってはならない。さらに、100円玉が少ないときには、百の位が0〜4で始まる合計金額の物品を買わないようにしなければならない。(合計金額の算出には消費税を忘れないように。)また、100円玉をたくさんもっていて、5〜9枚を使って支払えるときでも、1000円札で100円玉のおつりをもらうようにするくらいの慎重さは必要である。(次回の支払いで100円玉が足りなくなるかも知れない。)どうしても手に入れてしまったときは、すぐに使いたい気持ちを抑えて、ATMで銀行に預金すべきである。その方が、長期的に見て500円玉の流通量を減らすことに貢献できると思われる。
練馬のブックオフのアルバイトたちは、仕事が終わったら皆で飲みに行ったりしてるんだろうか。仕事中から妙に和気あいあいとしている。
大学2年生のときに授業に出たことのある、中山茂氏のホームページを発見。もう70歳近いはずだ。著名な科学史家である中山氏の授業は、半年間月曜と火曜の5限(週2回)というなかなか出にくい変則的な時間帯に配置されており、2年生後期の教養科目の単位数合わせのためにあるとしか学生に理解されおらず、教える方からすれば力が入らないに違いない授業だったことを覚えている。
午前中は教室に、午後は会議室に長時間いる一日。
学内にありながら事情があってLANに入っておらず、いまだにモデムを通して電話回線で通信をしているパソコンが通信できないというので、呼ばれて見に行く。 インターネットへの接続」というのが、いかにまどろっこしい作業であったかを思い出す。
申し訳ありませんが、こちら(「偽プロジェクトX」のページは著作権上問題が多いのでリンクを切りました。2001/12/12)でお楽しみ下さい。NHKと「プロジェクトX」の大好きな人がもしいたら、きっと面白いはずです。リンクはすぐに切れる恐れがあります。ダウンロードには少し時間がかかります。(ロシア語で現地スタッフと話しているのが、「呪文」と書かれています。)
BSE(狂牛病)の出た国に半年以上滞在した人からの輸血や臓器移植を見合わせるという、もともと欧州滞在者を対象に考えられてきた決まりがある。(この原則に則れば、今や日本自体がその対象になるというおかしなことになって、問題になっている。)しかし、輸血ならわかるが、延命と目的とした臓器移植において潜伏期間の長い病気の感染を恐れるという理屈があまりよくわからない。ウイルス性の肝炎を初めとして、そもそも臓器移植は提供者からの感染可能性がある。そのことを目立たせたくないのだろうか。リスクに注目しているようで、リスクから目をそらしているような・・・。
A4の紙を1枚入れ忘れた封筒(閉封済)を多数の同じ封筒の中から探し出すには、郵便物用の簡単な秤で計測すれば十分であることがわかった。
遺伝子組み換えの「蛾」の実験的な使用が始まるそうだ。繁殖能力のない蛾を増やして、次世代の蛾の数を減らそうというものらしい。生態学的に適正な個体数というのは決まっているだろうから、すぐにもとの数に戻ってしまうだろうし、本当に意味があるのかどうか? X線照射で繁殖能力を失わせたハエを用いるという方法は以前から存在したはずだが、あの技術はどうなったのだろう。
日本育英会も「改革」でなくなるらしい。借金もなくならないかなあ。
そろそろ最後の授業。レポートの返却準備など。どうやったら効率的に添削できるか考えるのであるがうまくいかない。整理しやすいようにと用紙の大きさを指定する。同じ単位取得をあきらめたと思われる学生のレポートを後回しにする。集め方を工夫して、出席簿の順に並べ易くするなど。百人を超えると並べるだけで結構時間がかかる。並べないと点数を表に転記するのが面倒だ。
今年の研究室の忘年会は21日(金)に決まりました。参加希望者はメールで連絡を取ってください。
いくらVTRを見せられたって、池袋あたりでスカウトした外国人に大泉の撮影所で演技をつけて日本的特撮技術でそれらしく見せたのでは、と疑ってしまう人は出てくるだろう。
豊胸手術でX線に写らないのが売りというのが、理解できない。参考。そんなに短い波長の可視領域を持つ生き物はいないはずだ。最初は肺の検診の障害になるからかなどとちょっと考えたが、どうも意見を聞いてみるとそういうことばかりでもないらしい。年に1度の定期検診で、本人をアイデンティファイする記号・番号付きの写真を取られる(本人はめったに見ない)ということが、もう我慢のならないことのようだ。灰になったとき一緒に燃えてお骨の中にのこらない埋め込み物とかも、出るのかも知れない。いや、ひょっとするともうあるかも。