研究
「専門は何ですか」という質問に対しては、いろいろな答え方ができますし、相手に応じて使い分けることもあります。しかし、特に自分の専門が何かということは意識していません。私としては、自分が疑問に思ったことを考えて、それを言葉にしているに過ぎません。それにどのような名前がつくかというのは、二次的な問題のように思っています。同じような意味で、大学の先生になりたいと思ってきたわけでもないし、「研究者」になりたいと希望し続けてきたということも、基本的にはありません。
林真理の研究テーマ(2011)
- 現在進行中または関心のあるテーマを分類すると次の通り。
- (1)「生命論」。生命科学技術の発展がもたらす問題を、生命尊重の意味を捉え直すことから考えてみたいと思っています。単著執筆中。
- (2)現代の生命科学技術をテーマにしたSTS的研究。2003年に日本の遺伝子治療の始まりに関する簡単な研究を発表しましたが、今後はヒトゲノム計画(などの基礎研究)と遺伝子治療(などの臨床応用研究)がどのような関係を形成しつつ相互に進行していくのかという生命科学技術進展のあり方について考え、その是非を考えるような文章をまとめてみたいと計画しています。2010年に論文にまとめました。
- (3)「不妊」は病気なのか。生殖技術を巡るテクノロジーの発達史。『新通史 日本の科学技術 第4巻:世紀転換期の社会史/1995年~2011年』第4巻(原書房 2011年)で簡単にまとめました。
- (4)「遺伝子組み換え農作物の社会的受容」。いくつかの方向で少しずつ続けます。
- (5)地味なのでじんわりと続けていきたい「明治時代の日本動物学」。現在は科学言説研究プロジェクトも中断中?
- (6)どのようにしたら(障害)当事者にとって良い科学技術の研究開発ができるようになるのか。2011年度は日本感性工学会でセッションを組みました。
- (休)科学技術倫理学と技術者の倫理。特にその教育に関して。2003年度は集中的にやりましたが、しばらく停止します。2006年に、大学の業務の一環として、共著『技術者の倫理』(コロナ社)を出版しました。
- (休)出会いを大切にしたいので「動物実験の倫理」。現在おやすみ中。
- (休)後進に対する義務としての生物学史の教科書(共同作業)『生命科学の近現代史』。2002年10月で一応終了。一旦お休み。
- (休)Rudolf Virchowの思想。超長期計画。
研究室
人員
林真理は工学院大学において、「基礎・教養教育部門」所属のため、主として一般教育を担当しています。ただし、一部の学科で卒論を担当する可能性があります。2012年度の卒業論文担当はありません。
施設
パソコン数台と関連機器。本たくさん。
場所
163-8677東京都新宿区西新宿1-24-2工学院大学基礎・教養教育部門
新宿校舎2774室(03-3340-2498) E-mail:ft12153@ns.kogakuin.ac.jp
「操作される生命」:訂正などの追加情報を載せています。こことは別のページになります。