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プロフィール


高見 知秀 教授(Takami Tomohide)

常駐場所 八王子キャンパス4号館04-308号室(居室), 4号館04-356号室(院生共通実験室)  新宿キャンパス27階A-2762号室(自然科学系研究室)

内線 3251

趣味 装置作り、食べ歩き

モットー 0.99^{365} = 0.03, 1^{365} = 1, 1.01^{365} = 37.8


Profile:


Tomohide Takami, Professor

Address: 2665-1 Nakanomachi, Hachioji, Tokyo 192-0015, Japan

Room: Hachioji Campus 04-308 (office), 04-356 (Laboratory), Shinjuku Campus 27F A-2762 (branch office)

Hobby: Making apparatus and visiting restaurants

Motto: 0.99^{365} = 0.03, 1^{365} = 1, 1.01^{365} = 37.8


研究室の概要

研究室の説明スライドはこちら

このナノ化学研究室は、ナノの世界での化学を探求する研究室です。


皆さんは「ナノ」という言葉を聞いたことはありますか。

ナノというのはギリシャ語で「9」を意味する「ノナ」の逆、つまり10のマイナス9乗(十億分の一)というとても小さな数字で、1ナノメートルというと分子レベルの大きさになります。
どのぐらい小さいかというと、1ナノメートルをビー玉の大きさに拡大すると、ビー玉は地球の大きさになります。 人間の目で見える大きさに拡大するには、ここまで拡大する必要があります。 この大きさになると人間の目では見えません。光学顕微鏡を使っても見えません。そんな見えない大きさのものをどうやって観察して操作するのか。

そこで登場するのが走査プローブ顕微鏡という装置です。

この「プローブ」というのは、先端がとても小さな針やピペットで、このプローブを使えば分子一個を観るだけでなく、操ることもできます。

当研究室では、ナノスケールのプローブ、つまり「ナノプローブ」を使って、様々な物を見て操る研究をします。
液体中のイオン濃度をナノスケールで観察したり、固体の表面に分子を並べて操作したり、ナノの世界での化学を研究します。
最近では、細胞1個にナノプローブを刺して、細胞内の特定場所の特定イオンを検出したり、逆に細胞に物質を注入することも行っています。


ナノプローブで何ができるか?それは想像力次第でいくらでも広がっていきます。

この研究室は、様々な装置を自分で作ります。何を創っていくのか、とてもワクワクしながら様々な構想を練っています。
でも一人で出来ることには限りがあります。
そこで当研究室では、様々な研究室とのコラボレーションを行うことで、構想を現実に変えていきます。

この研究室では、自由な発想で研究を展開していきます。
走査トンネル顕微鏡に用いる探針作製のために白金線の交流電解研磨を行う研究をきっかけに、研磨後に電解液に残った黒い白金塩化物微粒子から 白金微粒子を作る研究をしました。そして白金を金に替えると、王水のような酸を使わなくても金を溶かすことができることがわかりました。
さらに、ギターアンプを使って海水に金を溶かす実験も構想中です。こういう思いがけない方向に進むのも自由な研究環境があってのことです。

Outline of our laboratory:

This laboratory was established on April 2015.

From the establisher of the laboratory:

We have been interested in the chemistry at nanoscale.

We have manipulated single molecules on surfaces with scanning probe microscope.

[For details, see our review paper: e-J. Surf. Sci. Nanotech. vol.12, pp.157–164 (2014). ]

Recently, we are interested in the manipulation using nanopipettes, which enable us to inject/extract molecules to/from living cells.

[For details, see our review paper: Nano Convergence, vol.1, p.17 (2014). ]

We are also interested in making novel nanoscale experiments possible.

So we sometimes make apparatus by ourselves.

We are waiting for newcomers to realize novel experiments and enjoy playing nanoscale chemistry with us.

We also have many collaborators not just in Japan but also in abroad.

So we are waiting for newcomers who like to speak nanoscale chemistry in English.

Please join us and enjoy nanochemistry.



ナノピペットを操るロボット「ナノモスキート」の開発

Development of "nano mosquito" to manipulate nanopipette


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私たちは、これまでに開発してきた走査型プローブ顕微鏡の製作で培ってきた技術を応用して、ナノピペットの位置や液体注入を制御するロボット「ナノモスキート」を開発しています。

この「ナノモスキート」を開発することによりナノスケールでの工作加工や細胞工学への応用だけでなくこれまでに実現出来なかった基礎研究の可能性を考えています。

We have been developing a fantastic robotic tool "nano mosquito".

For the development of "nano mosquito", we apply our own techniques on the development of scanning probe microscope we constructed by ourselves including the scanning head and the controller.

The development of "nano mosquito" will bring the application to the nanoscale fabrication and cell engineering as well as to the research on basic science we could not conduct so far.




研究成果


卒業論文

2016年度 青山宜樹 「白金イリジウム線の交流電解研磨における周波数依存性」

2016年度 西山北斗 「ガラスナノピペット内に作製したセシウムイオン選択膜」

2017年度 喜多村陸斗 「交流電解研磨による白金イリジウム探針作製法の検討」

2017年度 渡辺 悠  「アルカリ金属を標的としたイオン選択性ナノピペットの作製と検証」

2017年度 平本尚弘 「交流電解研磨で作製した白金微粒子の周波数依存性」

2017年度 天沼伸之 「走査型マイクロインジェクション顕微鏡装置の要素技術開発」

2018年度 大見春奈 「イオン選択性ガラスナノピペットの調製に関する研究」

2018年度 太田望月 「ガラスナノピペットによる窒素及びアルゴンガスの真空コンダクタンス」

2018年度 沖 翔平 「交流電解研磨による白金イリジウム探針作製装置の開発」

2018年度 𠮷岡君太 「交流電解研磨による白金ナノ微粒子の調製に関する検討」

2019年度 小野茉奈美 「ナノピペットの先端観察方法の確立」

2019年度 渡部みなみ 「塩化物イオン選択性ガラスナノピペットの作製」

2019年度 宮下一帆 「プラーで作製したガラスナノピペットの真空コンダクタンス計測による先端内径評価」

2019年度 青鹿 渓 「交流電解研磨による塩化金酸の生成と金ナノ粒子の作製」

2019年度 角間遥来 「交流電解研磨による白金イリジウム探針作製装置の改良と探針評価」

2020年度 服部光佑 「細胞機能性分子を固定化するためのパルスインジェクション装置の開発」

2020年度 三井大虎 「フィラメント加熱式プラーによるナノピペット作製の加熱温度依存性」

2020年度 米田里緒 「電気刺激付与による細胞を注入した脱細胞化組織の再組織化促進」

2020年度 上田大貴 「交流電気分解を用いた金塩化物生成報の開発」

2020年度 澁谷 興 「ガラスピペットの先端内径を非破壊的に測定する装置の検討」

2021年度 阿久津祐介「シータ管ピペットを用いた異種イオン同時計測プローブの開発」

2021年度 金子直暉 「シータマイクロピペット作製における最適条件およびテーパー長と内径制御方法の探索」

2021年度 有山りさ 「パルスインジェクション法でゼラチンをコートしたガラス表面の硬組織化適合性評価」

2021年度 森 唯華 「海水を用いた交流電気分解による塩化金酸の作製と金ナノ粒子の生成」

2021年度 渡邉 優 「脱細胞化組織の再組織化促進における電気刺激の有効性」


発表した論文(工学院大学着任以降):

高見知秀, 細胞への自動インジェクション装置の開発と展望: 表面科学, Vol.36, No.12, 637-643 (2015).

Tomohide Takami, Kiwamu Nishimoto, Tadahiko Goto, Shuichi Ogawa, Futoshi Iwata, and Yuji Takakuwa, "Argon gas flow through glass nanopipette", Jpn J. Appl. Phys. 55, 125202 (2016).

青山宜樹, 高見知秀, "白金イリジウム線の交流電解研磨における周波数依存性", 工学院大学研究報告, 123, 53-58 (2017). [in English]

西山北斗, 高見知秀"ガラスナノピペット内に作製したセシウムイオン選択膜", 工学院大学研究報告, 123, 59-64 (2017). [in English]

Tomohide Takami, Rikuto Kitamura, Takahiro Hiramoto, Shohei Oki, Kunta Yoshioka, and Yoshiki Aoyama, "Automatic shutdown system of alternating current electrochemical etching for the preparation of a platinum/iridium tip for scanning tunneling microscopy and the investigation of the byproduct of platinum chloride particles", Jpn J. Appl. Phys. 58, SIIC05 (2019).

高見知秀, "ランベルト・ベールの法則、質量作用の法則、およびヘンリーの法則に原子分子論を適用する方法", 工学院大学研究報告, 127, 1-6 (2020). [in English]

Kei Oya, Kei Aoshika, Masaki Ageishi, Hideyuki Magara, Shuichi Ogawa, Yuji Takakuwa, and Tomohide Takami, "Synthesis of Chloroauric Acid from Gold Electrodes in Alkali Halide Salt Solution by AC Electrolysis and the Sequential Formation of Gold Nanoparticles by Turkevich Method", Chemistry Letters, 50, 191-194 (2021).

高見知秀, "表計算ソフトを用いた初等函数の有限区間定積分の求め方 ─正規分布・マックスウェル-ボルツマン分布・─異なる径のクロス管の体積─", 工学院大学研究論叢, 59, 23-30 (2021).

三井大虎, 高見知秀, "フィラメント加熱式プラーによるガラスピペット作製パラメータの探索", 工学院大学研究報告, 130, 1-11 (2021).

Rio Yoneda, Masaki Ageishi, Shuichi Ogawa, Tadashi Abukawa, and Tomohide Takami, "Multilayer Deposition of Octakis(octyloxy) Phthalocyanine Observed by Scanning Tunneling Microscopy, Scanning Electron Microscopy, Transmission Electron Microscopy, and X-ray Diffraction", e-Journal of Surface Science and Nanotechnology, 20, 023 (2022).



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