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[資料] Visual Studio

Visual Studio のインストール

    (個人所有のWindows PCにインストールする場合)
  1. 下記Webページへアクセスする
  2. Microsoft Visual Studio
  3. Visual Studio IDEのWindows用ダウンロードのメニューから無償版であるCommunity 2022を選択してインストラーをダウンロードする。
  4. ダウンロードしたインストーラーを起動してインストールを始めます。
  5. ワークロードの選択画面が表示されたら、「C++によるデスクトップ開発」にチェック入れ、[インストール]をクリックします。
  6. ダイアログ「再起動が必要です」が表示されたら、再起動します。
  7. Visual Studio 2022を起動します。
  8. 30日を超えて継続して利用するためにはMicrosoftアカウントを用意して、ユーザ登録する必要があります。

※ MacOS環境の場合
MacOS環境においては、Appストアから開発ツールXcodeをインストールすることでC言語のコンパイラなどが利用できるようになります。詳細は各自で調べてみましょう。
注意:MS Visual Studio 2022 for MacではC言語は利用できません。

Visual Stduio 2022の起動

Visual Studio 2022 を起動する

  1. スタートから>[Visual Studio 2022]を選択します。見つからないときには、下図のように検索ボックスを利用します。
  2. vs-menu

    ※「スタートにピン留めする」を選択して、スタートメニューに追加しておくと次回からすぐに起動することができます。

  3. Visual Studio 2022のが表示されます。
  4. vs1

Visual Studioを利用する前に設定しておきたいこと

 Visula Studioにを快適で効率よく利用するための様々なオプションが用意されています。

エディタの行番号表示

 メニューの「ツール」から「オプション」を選択します。左側一覧から「テキストエディター」→「C/C++」を選択します。表示の「行番号」にチェックを入れて[OK]をクリックする。

空白(スペース)、タブの識別記号を表示する

 メニューの「編集」から「詳細」→「スペースの表示」を選択します。
 

「デバッグなしで実行」時にデバッグコンソールで実行されないようにする

 メニューの「ツール」から「オプション」を選択します。左側一覧から「デバッグ」→「全般」→「デバッグの停止時には自動的にコンソールを閉じる」にチェックを入れて[OK]をクリックする。
debug_set1

プロジェクトの作成

新規プロジェクトの作成

 Visual Studioではソースコードファイル以外の開発作業に必要なファイルをまとめてプロジェクトと呼び、管理しています。また、関連するプロジェクトをグループとしてまとめたものをソリューションと呼び、管理しています。
  1. プロジェクトの作成
  2.  Visual Studioが起動したら、[新しいプロジェクト・・・]を選択します。

    vs22-1

  3. 新しいプロジェクト
  4.  「新しいプロジェクトの作成」が表示されたら、「Windowsデスクトップウィザード」を選択して、[次へ]ボタンを押します。

    vs22-2

  5. 新しいプロジェクトの構成
  6.  下記のように「新しいプロジェクトを構成します」が表示されたら、プロジェクト名を入力します。場所は自身の環境に合わせて適当な保存場所を設定します。[作成]ボタンを押します。
    vs22-3

  7. Windowsデスクトッププロジェクト
  8.  下記のように「Windowsデスクトッププロジェクト」が表示されたら、アプリケーションの種類:には[コンソールアプリケーション(.exe)]を選択し、追加オプション: の「空のプロジェクト」のみにチェックを入れます。[OK]ボタンを押します。
    vs22-4

プロジェクトの追加(必要に応じて)

 一つのソリューションで複数のプロジェクトを管理することができます。
  1. ソリューションエクスプローラ内で、マウス右ボタンクリックでプルダウンメニューを表示します。
  2. 「追加」-> 「新しいプロジェクト」を選択します。
  3. 前節のアプリケーションの設定と同じ手順でプロジェクトを作成します。
  4. このプロジェクトをビルド、デバッグの対象にするためには、ソリューションエクスプローラのプロジェクトを選択した状態で、マウス右ボタンをクリックして「スタートアッププロジェクトに設定」を選択します。

コーディング:プログラムの入力

ソースコードファイルの追加

  1. ソリューションエクスプローラーで、「ソースファイル」を選択し、右ボタンをクリックしてメニューを表示します。「追加」→「新しい項目」を選択します。
    vs3-1

  2. ダイアログ「新しい項目」が表示されたら、左側からインストール済「Visual C++」を選択し、次に中央から「C++ファイル(.cpp)」を選択します。下段の名前欄にはファイル名を入力します。この際、拡張子を.cppではなく.cとすることに注意が必要です。拡張子が.cの場合はc言語のプログラムとしてコンパイルされ、拡張子が.cppの場合にはC++言語としてコンパイルされてしまうからです。
    vs3-2

プログラムの入力(コーディング)

 中央に配置された一番広い領域がプログラムを入力・編集するエディタです。この例では画面にHello World!と表示されるプログラムを入力しています。
vs4

ビルドと実行

 ソースコードを入力し終わったら、ビルドします。ソースコードのコンパイル、リンクといった一連の作業をビルドと言います。

ビルドと実行

 メニューの「デバッグ」から「デバッグなしで開始」を選択します。
vs5

ビルドのみ行う場合は、メニューの「ビルド」から「"プロジェクト名"のビルド」を選択します。
 ビルド結果は下段の出力欄に表示されます。ビルドが成功すると、以下の例のようにコマンドプロンプト画面が起動し、その中でプログラムが実行されます。
vs6

デバッグ作業

ビルドが正常終了した場合(デバッグ不要)

 入力し終わったプログラムをビルドした結果、何も間違いがなく実行可能な状態であれば、以下のような結果が出力(表示)されます。
vs_output

ビルドエラーが発生した場合

 ビルドエラーが発生した場合は、下図のようなダイアログメッセージが表示されます。[いいえ]を選択して、デバッグ作業に移ります。
vs_bulid_error

エラー一覧

 下図のような発生したエラー一覧が表示されます。この例では3つのファイルに間違い(バグ)があり、一番上のファイルmain.cに「警告」が、それ以外のファイルにそれぞれ1つの「エラー」があることがわかります。
vs_error_list1

デバッグ対象の変更

 そもそも作成したプログラムファイルはmain.cだけなのにもかかわらず、3つのファイルに警告やエラーがあるとはどういうことでしょうか。それは、エラー一覧の表示対象が「ソリューション全体」となっているためです。元のプログラムファイルにあるバグによってもたらされた問題が他のファイルにも影響を及ぼしているため、複数のファイルのエラーを指摘しているのです。
 そこで、元のプログラムファイルにのみ対象を絞るために、以下のようにメニューから「現在のドキュメント」を選択します。 vs_debug_target

 そうすると、以下のように元のファイルmain.cのバグのみが表示されます。
vs_error_list2

 さて、そのバグはプログラムのどこにあるのでしょうか。上記の表示結果から、ファイルmain.cの5行目に「関数'print'は定義されていません。int型の値を返す外部関数とみなします。」という内容の問題があることがわかります。エラーをダブルクリックしてエラー箇所(5行目)に移動します。そこで、printに注目すると、printではなくprintfの記述間違いであることに気がつくことになります。修正をしたらもう一度ビルドし直してみましょう。

intelliSenseの活用

入力補完

 エディタでキーワードや型、関数、変数名などを入力する際に入力候補を提供してくれます。矢印キーを使って選択した後、TABキーで確定します。Ctrl+jキーを押すことでも入力候補を表示させることができます。

intellisence1

ヒントの表示

 変数の上にマウスカーソルを添えると型情報が、関数名にマウスカーソルを添えると戻り値の型や引数列の情報が表示されます。

エラーを示す波線

 コンパイル  緑の波線: 実装する必要のある関数のプロトタイプ宣言があることを示します。
 赤の波線: コンパイルエラーまたは、警告があることを示します。
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