DIARY 2002年8月前半



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8月16日(金)

退去届を提出するという手続き。もう保証人の名前なんて要らないのではないかと思うのだが、ここは退去届にも書かせることになっているようだ。誰が保証人だったか忘れていたが契約書を見つけて義父だと思い出す。契約書も提出ということなので、ひょっとすると契約書を探させるためにこの欄を設けているのかも知れない。

同時多発テロの被害者がオサマ・ビンラディン氏の家族の経営する会社に賠償金を請求したというニュースには驚かされた。家族に責任があるとも思えないし、オサマ・ビンラディンが犯人である十分な証拠があるとも思えない。ついでだが、円に換算した金額とはいえ「京」なんていう単位も初めて見た。さらについでだが、ビンラディン氏の略称「ビ氏」にも、大リーグのチーム「ロサンゼルス・ドジャース」が昔新聞のスポーツ面で「ド軍」と略記されていたのを見たときと同様の違和感を感じた。

明日は一日遅れでこれに行っています。日記の更新はありません。左のページを見つけようと思ってURLを直接打ち込んだら、間違ってここを開いてしまった。胸部外科医師協会(Society of Thoraic Surgeons)をSTSと呼ぶらしい。


8月15日(木)

ここのところ、「食べたことのない野菜を食べる」ことに決めている。まずあまりにも有名なのに食べたことのなかったゴーヤーを。そして、おかひじきに続いて食べたのはツルムラサキだ。ツルムラサキは臭いがきつい。刈り取られたばかりの雑草を思い出させる。よく洗って、煮て、炒めて、何とか食べた。これでも食用に改良された品種だろうと思うが、苦労して野草を食べた昔の人になった気がした。

商店街の店が次々に閉店していくのを見てきたが、まさかと思っていた100円ショップまで閉店することになったようだ。いつも慣れないアルバイトが一人か二人いるだけだし、高価な商品は置いていないし、赤字が膨らむほど経費がかかっているとは思えないのだが。「駅前銀座通」とは名ばかりで人通りが少ないのが原因か?

八王子のサーバがダウンしているようなので、この日記は後日アップとなりました。


8月14日(水)

昨日渋谷駅で「みどりの窓口」に行ったら、受付カウンターが銀行や郵便局のように番号札を取って並ぶ形式になっていて驚いたが、さらに在来線の切符も買える自動販売機がたくさんあってもっと驚いた。いつのまにこんなふうになったのだろう。さざなみ号の指定席がちゃんと買えた。新幹線以外のJRの指定席特急券を自販機で買ったのは初めてだ。早く池袋や新宿にも導入して欲しいものだ。

住基ネット関連で情報もれが問題になっているのだが、こういうページを見つけた。特にここが面白い。しかし私は、これらの人気のある名簿リストのいずれにも入っていない。良い商売相手ではないということになる。ただし、引越し先を見つける前にあちこちの会社に資料を請求したからだと思うが、いまだにときどきマンション関係の勧誘の電話がある。特に元気がいいのが明○地所だ。

テレビアニメ「テニスの王子様」は、ちらっと見ただけで何となく美少年が主人公の少女向け漫画だろうと思っていたのだが、ここで『少年ジャンプ』に連載されており、ファン層は小中学生の(たぶん)男の子であると知って驚いた。しかし、私の想定するところでは、もっと年上の女性ファンもいるはずだ。ちょうど「モーニング娘。」のファンが幼い女の子と「大きいお兄さん」たちであるのを裏返した形になっているということだろうか。


8月13日(火)

久しぶりに昔勤めていた大学に行く。よく知っている研究室は新しい校舎に移っている。そういえば最上階を確保したと喜んでいる人もいた。広々としたロビーに吹き抜けもある。余裕のあるつくり。うらやましい。新宿校舎なんて限りなく直方体に近いんだもん。

工学院にも自慢の建物がある。これである。ただし、体積あたりの表面積が大きいので冷暖房効率の悪い建物であり、凝った作りのせいでスカートの中が見えそうになるスポットがあるという苦情も出ていたりするなど、実際使っている人の評判は必ずしも良くないのにデザイン的には優れていると言われるあたりが面白い。一般的に言って、機能性が美の犠牲になることは必ずしも悪いことではないと思うのだが、この「素敵」な建物に「おしゃれ」な女子学生を置いてみる想像力は欲しかった。たしかにちょっと前まで、大学の工学部というところはスカートをはいた学生の数が無視できる程度に少なかったのかも知れないのではあるが。

研究室の移動は一度には行われない。他の研究室が新しい棟に移ってしまったのに建物の一番奥にぽつんととり残されて、その研究室に行くためには廃墟のようになって人のいなくなってしまった他の研究室を両側に見ながら廊下を数十m(非常に細長い建物だった)まっすぐ歩いていかなければならないという、洞窟の奥の盗賊の住処のような研究室というのを訪れたことがあった。ちょっと怖かった。

大学のサーバは、つながったりつながらなかったり。これからも今週中はまだ工事のある日があるようなので、ページが読めなかったり、あるいは読めても更新できなかったりすることがあります。

午前中TVをつけると「総理!」「総理!」という声が飛び込んできたので何かと思ったら、昔の青春ドラマの再放送だった。といっても昔見ていたわけではない。その直前の時間帯にやっていた「ナッキーはつむじ風」は欠かさなかったのだが。


8月12日(月)

新宿のサーバが停止しているので、学校でメールが読めない。週末に来ているはずのメールの添付ファイルを、学校でダウンロードしてプリントアウトしようと思って登校したのに、サーバにつながらずまったくメールをダウンロードできなかった。普段当たり前に使っているものが使えなくなると非常に不便に感じる。こういう日もあるものだ。出版社とのやりとりもFAX。FAXは事務室にあるが、事務の人をはじめとして他に人がほとんどいない(だからそういう日にサーバの工事をしているのだ)ので今日に限っては誰かに間違って届いたFAXをもっていかれたりする心配もなくてよい。

決しておいしそうというのではないけれど好奇心にかられてついつい買って、作って、食べてしまった加工食品がある。「ひつまぶし」と「さぬきうどん」が一つのパックに入ったセットだ。たしか日本ハムの製品だと思って調べてみようとしたのだが、現在例の事件のためホームページは一部閉鎖中のようで、それが理由かどうかわからないがこの製品の情報は見つからなかった。無国籍料理というのもあるくらいだから、名古屋と香川の名物がならんだって不思議なことではないのだが、発案者はどうしてこんなものを作ろうと思ったのか気にならないではない。

『生物学史研究』の発送作業を4人で行う。途中でガムテープがなくなったりするも、無事に終了。またこちらも書き換える。


8月11日(日)

書評と校正を一つ、ほぼ終わらせる。締め切りが他の大学と比べて非常に遅い非常勤先の試験の採点がまだ終わっていないのだが、9月から初めて担当する授業の内容についても考えている。

温かいものを食べる気にならない、東京で本年の最高気温記録が更新された日の晩ご飯は、ライスペーパーを巻いて生春巻。具は、キャベツ、キュウリ、ビーフン、赤ピーマン、ブロッコリースプラウト(初めて食べたがアルファルファみたいな食感だった)、鶏ささみ、えび。ニラ・ネギ・香草の類がないのは、具を切りそろえて用意したY氏の好み。ライスペーパーにはどうして網目があるのか疑問に思っていたが、ここを見る限り、乾燥させるときに風通しをよくした網の台の上に敷くからのようだ。

JRとJRAの好きな工学院大学卒業生A氏から、電車を乗り継いで日本一小さい益田競馬場に行くと聞かされたが、「日本一小さい」というのはいったい何を基準に言っているのだろうかとふと疑問に思って調べてみた。同競馬場を紹介したウェブページにはたいてい「日本一小さい」と書いてあり、どうやらとりたててこれが「日本最小」というものがあるわけではなく、だいたい何をとっても文句なしに「日本最小」であるらしいことがわかった。なお馬だけでなく蛇も名産であることが、益田市のトップページからわかる。


8月10日(土)

引越しというか引渡しを控えて再内覧会。授業が始まる前に引っ越せるだろうか。再来週は再々内覧会だ。

再内覧会の後で久しぶりに渋谷。ここでやっているマグリット展へ。土曜の夜の渋谷はだいたいどこに行っても混雑しているに違いないのだが、文化村も例外ではなかった。もう少し空いていればベンチに腰掛けて一息入れたりできるのだが、そういう余裕もない。8ミリフィルムっぽい映像の上映会もあったが、観賞用の座席は埋まっているし、74分かかるというので見ないで出てきた。楽しみにしてやってきたY氏も、再内覧会で集中力をほぼ使い果たしたらしく疲れてきたので、まっすぐ帰る。

近頃は「文化村通り」と呼ぶらしいのだが(こちら)、どうしても「東急本店通り」と言ってしまう。

そう言えば西池袋に住んでいたときマグリットという名前の喫茶店によく行ったことを思い出す。もう存在していないことは何年か前に実地に確認済みだったが、同じような思い出を共有できる人がいないかとネット上で探したところこれを見つけた。消防関連の仕事または趣味をもっている人のようで、それにちなんだページのようであるが、池袋西口すぐのところにあってマグリットの絵を壁にいくつも飾っていたあの小さな喫茶店に郷愁を覚えている人によって書かれたものであることは確かだ。


8月9日(金)

本を買うときに「あとがき」を見て買うのを決意する場合があるように思う。カバーの絵とか有名人の推薦文よりも、時には「あとがき」が影響力を持つ場合があるものだ。そのわりには、「あとがき」はけっこう軽んじられているのではないだろうか。そんなことを思いながら「あとがき」を書いている。

あとがきが評判になった作家の「あとがき集」を出版して欲しいという企画はこちら。ちなみにこの作家は、「あとがきが一番面白かったです」という読者からの感想を受け取ったことがあるそうだ。

明日からおよそ一週間のあいだ、工学院大学は「一斉休暇」に入ることになっている。といっても、夏季特別授業など開講している授業もあるし、そのための事務も機能している。では、どうして「一斉休暇」と呼ばれているのか、実はよく知らない。ただし、一昨年(?)この時期に学校に行ったら、27Fのエレベータを降りたとたんに真っ暗で、まずフロアの電気をつけなければならないということがあったため、「一斉休暇」のときには電気が点いていないことがあると理解しているくらいだ。

近頃の資格試験は、コンピュータを使って受けるというニュース。確かにコンピュータ関連技術の試験なら大きな意味があるだろうが、効率ということなら現在のマークシート式の試験だってそれほど捨てたものではないはず。モニターの前でキーボードをたたくというのは、どうにも試験を受けるという感じがしないのだが、それは単に慣れの問題なのだろうか。こういうのが試験の普通の形体だと思えるような世代が出てきたら大きな断絶を感じることになるだろう。


8月8日(木)

夕刻新宿伊勢丹の古本市に行く。関連の学会に入っていたり、大学に所属していたりすると、古書店の目録というのがたくさん送られてくるものなので、ずっと探している古書はそういう目録から手に入れるのが確実なのだが、こういう古本市に行っていろいろと自分の目で見るのもけっこうためになるものだ。『日本清涼飲料水史』(←ちょと正式名称に自信なし)といった本を立ち読みして、「脱フロギストン空気」(後の言葉で「酸素」)の発見でよく知られているジョセフ・プリーストリが「清涼飲料水の父」と崇め奉られており「二酸化炭素」の方でも名前を残しているなんてことは初めて知った。

昨日の「ジャイ子問題」についてBBSに某大学助手N氏からコメントがあった。ジャイアンの名前は「剛田武」が正しいらしい。また、ドラえもん同好会なるページのQ&Aコーナーでは、第1番目の質問が「ジャイ子の本名は?」となっており、どうやらよくある疑問らしい。このサイトによれば、「ジャイ子」というニックネームと「クリスチーネ剛田」というペンネーム以外の名前は出てこないそうだ。

最終的にN出版の編集者さんに原稿を渡しました。もうそろそろ勘弁して欲しいということで取り上げられました。9月には(願望)出版されるはずです。


8月7日(水)

「残暑お見舞い」と書いてから、あれまだだっけと考えて出すのをストップして3日間留め置いたハガキがある。どうやら明日からなら出しても大丈夫なようだ。でも、年賀状だって年末に「謹賀新年」と書いている。届くのは明日以降になるのだから今日出してしまっても良いということになるのかも知れない。

たまたま時期が重なっただけと言えばそれだけなのだが、今手元に4種類の原稿の校正がある。ページ数で言えば、1桁のものが2つ、2桁のものが1つ、3桁のものが1つと全然違う。それぞれ書いた時期も、2年前の春、昨秋〜冬、今年の春、この6月とバラバラだ。

「ドラえもん」に登場するジャイアンの本名は郷田剛だったはずだが、その妹の呼称は「ジャイ子」以外に思い出せない。「ジャイ子」は本名なのだろうか。もし、そうだとすれば、兄に将来ジャイアンというあだ名がつくことを予測して命名されたものなのか、あるいは剛少年は赤ん坊のときから他の子供より大きくてすでにジャイアンと呼ばれていたのでそれにあやかって名づけられたか、ジャイ子の兄だから剛のあだ名がジャイアンになっただけなのか(このときジャイアンが同年代の子供に比べて大きいのは偶然に過ぎないことになる)、ジャイ子の「ジャイ」はgiantとは一切関係なくたまたま兄のあだ名と妹の本名が似た発音になったにすぎない(「慈愛子」なんて近頃の親なら付けかねないぞ)のか、ジャイ子には秘された本名があるのだがそれは発音してはならない言葉であり仕方なく皆が通称の「ジャイ子」を用いているのか、のいずれかということになろう。(2002/08/08:左記の文章には間違いがありました。翌日の日記に訂正および関連情報があります。)


8月6日(火)

今日も学校は静かだ。気持ち良いくらい静かだ。

ウェブ上に掲載している論文のコピーが欲しいというメールが見知らぬアメリカの大学の人から届いたので、別刷りを探し出して送付。工学院の封筒でローマ字住所のものがないかと事務室の封筒棚を探して見つけた。ついでにもう一つ日本語の論文も入れておいた。読めるかどうか怪しいものだが、昔の日本人生物学者が書いた欧語論文リスト付きなので役に立つ可能性がないとは限らない。一つ気になったのは、封筒の電話番号が03で始まるスタイルで書いてあることだった。

メモをこっそり見ながら電車のシートに座って新しいPHSに電話番号を記憶させている。そういう自分が「電車の中でよく見かける人」の仕草をしていることに、ふと気づかされた。多くはメールを書いているのだと思われるが、中には携帯電話を使って通学の電車で小説を書き上げたという人もいるらしい。

昨年の学内共同研究の報告書が仕上がらなくて困っている。原因は連絡の不徹底だ。よし自分の分は書いたぞ、と思ったら、現在フランスで研修中の相方はしばらくイタリアに旅に出ていることがわかった。うらやましい。しかし、最終的にできあがるのはいつになることやら。

『生物学史研究』に投稿された文章を読んでいるとややこしくてちょっと頭が混乱した。書評も3日前から進んでいない。K書房の校正もだ。


8月5日(月)

4年前から身につけているPHSの機種変更をした。初めてのことなので、ドッキドキだ。どうやら、携帯電話やPHSの機種変更というのは一般にはもっと頻繁にするものらしい。すでに2年以上前、私の持っているPHSを見た学生が「黒電話の趣がある」と形容してくれたこともあって、そのことはわかっていた。また4年前に買ったときに売値は「1円」だったという事実(ホントに1円払ったよ! びっくりだね)は、私の持っているモデルがいっそう古いタイプであることを示している。でも、まだ使えているのだから機種変更ができないことはないはず。ビックカメラの店員さんは、何も文句を言わずに型通りの作業をしてくれ、これで機種変更はうまくいったと思った(つづく)

結局機種が古過ぎても何も心配はいらないのだなあと思いかけたところで、電話番号データの移し替えができないと宣告された。パソコンに移してデータの管理ができる(と聞いている)昨今、この互換性はあると信じて疑っていなかったので虚をつかれた。ということで、私のPHS番号を知っている方はぜひ「電話のベルを一回だけ鳴らして切ることいわゆるワン切り」(NHKニュース風の表現)をお願いします。

DDIに店員さんがかけた確認の電話で、所有者の名前が一致しないと言われたようだったので「漢字と読みを両方確認してください」とお願いした。大丈夫だった。

さらにPHSをもう一台購入した。まずISDNをやめ、次に脱NTT化する計画を視野に入れた、引越し後の電話計画が着々と進んでいる。

商品のライフサイクルが短いことを前提にして作っているのなら、いつバッテリーが使用不能になってもおかしくないと思っていたのだが、結局4年間最初のバッテリーを維持できた。これは不思議なことだ。

日本人は代替医療が好きという調査結果が出たとのニュース。そもそも生活習慣行為と医療行為、食事と薬の境目が曖昧なのが東洋「医学」的な発想なので、生活の中に代替「医療」の諸要素が簡単に浸透してもおかしくはないのだが、ハーブとか指圧とか健康ドリンクなどが日本において代替「医療」と捉えられているかどうか、そして捉えるべきかどうかは疑問だ。この基準で調査すれば、皆「薬膳」を食べているので代替医療使用率100%なんていう地域だって出てくるだろう。欧米基準で異文化を判断しちゃダメという典型的な事例ではないのだろうか。

どうも大学に人が少ないと思ったら、そういえば昨日から2泊3日で釜山への「社員旅行」の日だと気づく。


8月4日(日)

三省堂の新しい支店が比較的近所にできたというので初めて出かけた。これこれを買う。鉱物で変種とか亜種とかいうのがよくわからない。

三省堂の地図はここ。 ちなみに地図中の「プレステ」はビルの名前。その由来は知らないが、駅の反対側には「プレステ2」というビルがある。

古本屋のバーゲンに行くも、引越しを控えているためあまり買う気にならない。本来は学校に置いているはずなのに、学校から持ち帰って家に置いてある本や資料が本棚一つ分くらいある。これを学校に戻すために引越しと平行して荷造りをしなければならない。

戸籍というあらゆる国民を一元的に管理する便利なものをすでに持っているのだらから、わざわざ11ケタの番号なんか作らないで「本籍氏名生年月日」をIDにしちゃうこともできるんだろうな、と考えてみる。それはそれで問題もあるだろうが、できないわけではない。ちゃんと戸籍を整備してきた日本は、国民データベース化の先進国だったんだということになる。


8月3日(土)

石が欲しいとY氏が言うので科学博物館のミュージアムショップ。私は「日本の海草」シリーズの絵葉書を購入。博物館の紀要(みたいなものだと思う)の特集「皇居の生物相」全3冊はちょっと高いので買わなかった。博物マニアおよび皇室マニアには必須か? 論文の1つによれば、皇居に落ちていた糞の調査からハクビシンまたはタヌキの生息が推測されるそうだ。

もちろん博物館にも入った。この前来たのはここによれば3年前の6月26日だ。その前はよく覚えていない。生きていないのは残念だが、海産無脊椎動物がいい。ヒラムシとかナメクジウオとか生物学史上の一次文献に出てくるのだが、こういうところじゃなければ実物を目にする機会はない。勉強になっていると言えないこともない。

科学のイメージが「生き物と石」で作られるのも偏っていると思う。初めて見た新館の展示物は、音や光を扱ったり、製作的要素を取り入れたりと、ちょっと物理・化学系を重視していると見えるが、それでもまだ「科学博物館」というよりは「自然史博物館」という印象が強いのではないかと感じた。


8月2日(金)

さりげなく2周年。この日記を書きつづけて2年がたった。読み返してみると、日記の性質が徐々に変わってきているような気がする。そもそも日記のindexを見るとわかるように、お仕事記録の続きのつもりだった。ところが、「先生の授業は雑談の方が面白い」と言われて雑談ばっかりするようになる先生のように、仕事とは関係ないことばかり書くようになってきた。ということもあって、たぶん日記だけは遠からず別サイトに引っ越しするでしょう。

いきなり駅前に不動産屋さんが3軒できた。それまで昔から近所のアパートを扱っているような古い店しかなかったので、確かに穴場だったのかも知れない。もうちょっと周りを見て出店を考えろよと言いたくなるが、ほぼ一斉にできちゃったのだから仕方がない。後はどこが生き残っていくか見守りたいが、引っ越すのでそうもいかなくて残念だ。ちなみに駅のすぐそばの1箇所は、私の知っている範囲内でも「コンビニ」→「古本屋」→「別の古本屋」→「不動産屋」と店を替えている。出せばつぶれる店になる縁起の悪い場所だ。

水族館の影響で何か簡単に飼えるものはないかと考えていたが、そういえば学研のカブトエビ飼育セットを先日池袋リブロで見かけたことを思い出した。この思い出を語る人は多いのだが、少なくとも私の通っていた小学校ではちっともはやっていなかった。卵が手に入るかどうかはわからないが、カブトエビなど田んぼに掃いて捨てるほどいたことが理由だと思われる。カブトエビについてはここが詳しい。(翌日追記:私が小学校低学年だった頃、カブトエビはまだ「発売」前と判明。その頃人気だったのは「シーモンキー」らしい。思い起こしてみると確かにそんな名前だったような。ちょっと混乱してます。)

書評の原稿など「夏休みの宿題」を片付けている。メールも書いてます。


8月1日(木)

暑いので今日は一日家にいる。N出版の索引作り。T新聞書評。少し涼しくなってから外に出て、アイスを買ってビデオじゃなかったDVDを借りる。

いろんな「しろくま」が売られているのに気づいた。しろくまのバリエーションについてはここが最も充実している。ここを見ると、私などまだ「しろくま道」の入門者に過ぎないことがわかる。昨年あたりに見かけたのは、280円の大きなやつ(丸永製菓)だったがあれは半分食べて飽きた。単純な食べものなんだからちょっとで十分。今年は100円でバータイプ(丸永製菓)とカップ(弘乳舎)と両方見かける。バータイプのものはクリームが濃い。どうして九州名物なのか、黒蜜の「くろくま」は本当にあるのかどうか、は謎だ。

DVDを借りてきたのは初めてだ。再生はもちろんプレイステーション2。こうやって好きな場面を選んで見られるようになると映画の見方も変わってくるのかも知れない。おもしろいからいろいろ試してしまった。ただ、ゲーム用のコントローラを使って早送りなどの操作をするというのはちょっと違和感がある。車のハンドルで自転車を運転しているような違和感とでも言うのだろうか、本来の姿じゃないような気がしてしまう。画面に近づかなければいけないのも一因だろう。PS2は値下げしてからの購入なのでリモコンがついていないのだ。



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