流行語大賞の一つは「おっはー」だそうだが、そういえば学内報で「学びの場にふさわしからぬ朝の挨拶が横行しているが、親しい友人同士と言えどもどうかと思う」といったたぐいの苦言を呈していた先生がいた。大学教員たるものこうでなければならないと襟を正した(嘘)。
再び神経ブロック。前回ほど効果なし。むしろ寒空で悪化。自宅に帰りついてから今日もらった鎮痛剤を飲む。これの方が効くようだ。一昨日もらえなかったのは、担当の先生が出し忘れていたからだ。気をつけてね。でも正直に忘れたと言うだけいいかも。
エイズの「ヴァーチャル」抗体検査というのが、ここにある。いろいろな答え方を試してみたが、7つある質問のうち最後の3つのどれか1つにYesと答えれば「可能性あり」になる(残りの4つは診断に影響なし)。アンケートというより、知識提供が目的のようだ。最後まで読まないと「ゲイ」であることが「エイズ」と関係あるのかと思ってしまう。
パスネットで乗車し、私鉄3線を乗り継いで、最後の線は定期も併用して下車する、ということをやろうとしたら自動清算機が使えない。結局駅員さんに頼んで、パスネットから所定額を引いてもらう(そのための駅員用万能清算機が中にある)。便利になるんじゃなかったのか。あるいは駅員の知識が追い付いていないのか。
2年近く前に作ったリンク集がもうずいぶん古くなっている。デッドリンクだらけだ。消してしまおうかな。
都知事の「パチンコ台課税」案に「三国人」嫌いの影を見るのは邪推だろうか。
同僚の一人から、病気のことを聞き付けたようで心配のメールが来た。しかし、どうも行間から察するに、自分に感染していたりしないかどうかという心配の方が大きいようだ。心配はないという返信をすぐに送り返した。
八王子で非常勤の先生たちと会議。そのあと懇親会。会場の飲み屋では、清算の後で「年末ジャンボ宝くじ」数枚をオミヤゲにくれる。律儀な法学者が全員の前で番号を読み上げてからしまった。誰もおぼえてないって!
非常勤講師1年目の某氏の話。授業に何度も欠席してしまったという学生に、クラスメートにノートを借りてでも授業内容を勉強しなさいと言ったら、借りる友だちがいないと返され、さらには先生のノートを貸してくださいと言われ、それはできないと断ると不本意そうな顔をしていたということだ。先生にノートを借りるなんてなかなか思いつかないぞ。
将棋ファンじゃないんだから、倉敷といえば大山名人ですねと言われても困る。地元が同じだからといって、誰でも知ってるものではない。
今学期しばらく教室のプロジェクターなどの機器が使えなかったが、これは落雷による被害という噂だ。八王子校舎では落雷はよくあるらしく、大切な研究用計算機を動かしている研究室では対策が施されているということだ。
パソコン関係ではいつも利用しているソフマップが、とうとう有楽町にも進出するらしい。秋葉原のしがない中古ソフト屋にすぎなかったソフマップのここ10年の成長を見てきた者としては、新宿などという普通の人が買い物にいく街に出てきただけで驚いたくらいで、さらにコンピュータとは無縁な年配層が多そうな有楽町となるといっそう心配だ。
よく似た名前の薬を投与してしまったことが問題になっている医療事故のニュースがあった。病院のコンピュータでは、医師が薬の最初の2文字を入力すると、その2文字で始まる薬の候補がずらっと出てきて、その中からマウスでクリックして選択できるという処方せんの自動作成ソフトがある。ひょっとするとそういうので、隣をクリックしてしまったのではないかとも想像してしまった。本当のところはわからないけれど。ワープロの変換ミスと同じで、「文脈」で間違っていることに気づいて欲しいものだ。
TBSの「ニュース23」で今年亡くなった高木仁三郎氏の特集をやっていた。最後の本の出版社ということで工作舎の名前が連呼されたが、そんなことはテレビでは初めてではないだろうか。
凶器準備集合罪って、今は少年犯罪に適用されるんですね。たしか、いわゆる「過激派」対策で用意された「罪」だったのでは?
神経痛は、痛いときとそうでもないときの波が大きくなった。薬と注射のおかげで、一時期よりは楽になってきました。
授業の後で話しかけてくるO君の話の内容は、「学校のトイレのトイレットペーパーのはずし方」を知っているかというものだった。知らないというと、考えてみてくださいと言う。物理学者で理事の某先生はしばらく考えたがわからず、同じく物理学者K氏は5分であきらめたそうだ。哲学者K氏はやってみようともせず、結局機械工学のI氏が初めて解いたという。O君本人はというと「掃除のおばさんに頼んで教えてもらった」と反則を認めた。結局2人でトイレに行き、O君が横でニヤニヤしながら見守る中、5分ほど考えてみたがよくわからなかった。確かにどうなっているのだろうと気にはなる。しかし、実際にトイレに入っているときを除いて、もう考えることはあるまい。
組合の委員会で「会議室フロア」にいってドアを開けて入ろうとしたらそこは懇親会場だった。ある研究室のOB会らしい。食堂がないわけではないのだが、「会議室」は学会発表から多人数の事務作業まで、いろいろな目的のために使われる。推薦入試で教室が会場に使用されたときには、「教室変更」によって会議室で授業をやることになった先生もいたようだ。
リンクをはってくれている方2人に対して、こちらからもリンクをはりました。 京都女子大学の平川秀幸さんとハーヴァード大学留学中の伊藤憲二さんです。平川さんは学校でコンピュータの使い方も教えているらしいし、伊藤さんはまだ腕が痛くなるほど重かった時代からノートパソコンを持ち歩いていた人だ。どちらのページも私のものよりずっと充実しています。
会議室での授業は、学生に好評だったらしい。理由は一つ、「良い椅子に座れる」から。確かに大学の教室のイス(特に大教室のイス)は、座っていると疲れるようなものばかりだ。居眠り防止にはなるかも知れないが。
ファンに投資を求めてゲームを製作する初の試み「ゲームファンド ときめきメモリアル」には資金が集まっているのだろうか。マネックス証券のホームページによれば、今のところ目標の12億円は集まっていない。しかし、問い合わせは殺到しているようで、あわてて作ったようなFAQが載っている。でも、投信初心者、未成年者からの問い合わせや、20口(20万円)以上申込むともらえる限定版の中身など、実際の購入には程遠いものも多そうだ。詩織ちゃんと光ちゃんが表紙のパンフレットを見る限り、普通の投資家ねらいとはとても思えない。「ときメモ」(コナミの公式略称は「ときめき」)ファンが、捨て身の投資をして自ら販売促進に動くに違いない。そう考えれば、なかなか賢い商法と言えよう。
jaccs.co.jpというドメイン名を使ってはならないという判決はちょっと納得いかないところもある。先着順で維持費用もさほど高くないというのは、かなり徹底して「機会の平等」が貫かれていることをを意味する。判決はこの平等原則を否定して有名企業を優先しようというのだから、おかしいぞ。それに、http://www.matsuya.co.jpのように、私たちの想像を裏切る会社が現れてくるのも楽しい。
河合塾に入試問題作成を頼んだ大学が20校あるという。発注された科目は数学や理科が多いらしい。私立大学で数学や理科を入試に課しているのは理科系の大学だろうが、理科の入試問題も作れない理科系の大学なんて本当に入学しても良いものかどうか不安ではないのか。それとも、入試問題作成を外注して教員の負担を減らしてくれる、とても教員思いの理事会をかかえたすばらしい大学なのだろうか。
第一勧銀には「西新宿支店」と「新宿西口支店」がある。「新宿西口支店」の住所は「西新宿」、「西新宿支店」の住所も「西新宿」。「新宿西口支店」も「西新宿支店」も新宿西口にあるには違いないが、新宿西口により近いのは「西新宿支店」の方だ。
どうしてそんなことを知っているかというと、ここが「新宿西口支店」に違いあるまいと確信して(だってほとんど駅の中だよ)、間違えて「西新宿」支店で口座を作ってしまったからさ。結局両方もっている。悔しいので通帳のデザインは別のを選んだ。
図書新聞2514号が出ました。病気のせいでずいぶん遅れてしまった「科学時評」が載っています。
厚生省の厚生科学審議会の専門委員会が 生殖技術に関する報告書を出したようです(朝日新聞による)。これまで産科婦人科学会が禁じてきた(けれど実施する医師もいた)第3者からの精子(卵子)提供による体外受精も法的に認められることになりそうですね。法律でちゃんと決めて生まれてくる子供の権利の保護というのは、たしかに必要かもしれない。でも、卵子提供者の女性は「子供のいる人」じゃなきゃダメというのがよくわからない(精子提供者は子供不問)。もっと詳しく報告書を見てみないとね。
喪中ですので、年末年始のご挨拶はひかえさせていただきます。日記を読んでそうな人以外には、ちゃんとハガキを出しました。いろいろな方から喪中ハガキが連日届くので、ちょっと焦ってこちらからも書きました。今日くれた人は、(私の記憶が確かならば)3年連続で喪中のはずです。
夜間の授業終了後エレベータに乗り合わせた年輩の男性は、明らかに学外者だった。もう出口が開いていない1Fのボタンだけが押してあったので、B1のボタンもつけた。機械工学科のOBの集まりに来たというこの男性は、アルコールが入ったせいもあってか不用心になったようで、2人だけのエレベータ内で声をかけてきたうえ、私を学生と間違え、それでも時折母校に戻ってくる喜びを語った。駅までいっしょだったので、そのあいだに自己紹介と名刺交換をすませてしまった。ほんの数分の嵐のようなできごとだった。
ダーウィンの著作「種の起源」が中学校の歴史の教科書に出ているが、読み方が書いていないので、「しゅのきげん」ではなく「たねのきげん」と読んで通過してしまう学生がいるというメーリングリストで仕入れたばかりの笑い話をしたら、授業後のアンケートで「私も今日までタネだと思っていた」という告白をした学生が一人だけいた。
日記内での引用(10月31日分)のページ数に間違いがあると被引用者本人から指摘があったが、ちゃんと調べてみるとp.71で間違いないかった。
植物で初めての全ゲノム解読が話題になっていますね。シロイヌナズナの第1染色体解析に関するNature誌上の論文(要約)はこちら。それにしても、共著者が多い。誰か暇な人は、著者の数を数えてみてください。要約の文章より著者名リストの方が長い。
小学生であることで有名な日本人女子卓球プレイヤーの話を聞くたびに、同じ名前のチンパンジーのことが頭をよぎる。「人間の大人に操られて芸をする姿」がまったく同じだと思うのだがどうだろう。
「心理学」の授業で1年かけて「血液型と性格が関連しているとは言えない」と習ったがそれでも関係あるとしか思えない、という学生に対していったい何を、どう教えるべきだろうか。先生の無力を考えてしまう。
「営団地下鉄渋谷駅から代々木上原駅経由で小田急線下北沢駅以西の定期券を持っている利用客が、東急田園都市線の駅から乗車し、井の頭線下北沢駅の窓口で東急線の不足分を精算した場合」に清算ミスがあるらしい。申し出れば返金に応じるらしいが、本当にこういう人がいたらそれはそれですごいぞ。 まず、下北沢から渋谷まで直通の「井の頭線」をあえて避けて地下鉄まわりの定期を買っている人でなければならない。それに、小田急線で下北沢についたのに、わざわざ井の頭線のホームを端から端まで歩いて京王線の改札から降りなければならない。溝の口から登戸まで南武線を使ってもならない。